里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オオアマナ 園芸種の逸出

2017-05-15 | 日記
一関市藤沢町の、大籠地区東部の沢沿いの車道を集落へと下っていると、三叉路が
あって林道が東へ伸びています。その三叉路脇の牧草地跡に、白い花がたくさん咲いています。
花は直径3cmほどもあって、よく見るとホソバノアマナの花に似ています。
大きな花ですから園芸種と思われ、アマナ似ということはユリ科の植物でしょうね。
また、牧草地跡に移植することはないでしょうから、花壇などから逸出したものと思われます。




                            二枚とも2017.5.12撮影

グーグルで「アマナ ユリ科 園芸植物」とキーワードを入力して検索すると、オオアマナという
植物の名が載っています。これかも知れないねと、クリックすると写真が載っていて、私の写真の
植物にそっくりです。
今度は「オオアマナ 園芸植物」で検索すると、たくさんの記事がヒットしました。
繫殖力旺盛で野生化しているとの記述もありますから「オオアマナ」で間違いないでしょう。
ヨーロッパ原産の帰化植物のようです。


                                2017.5.12撮影

ユリ科オオアマナ属の多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。
品種が多く、30種ほどが知られている。
我国へは明治時代の末期に渡来し、観賞用に栽培されていたものが逸出し、各地で野生化している。
直径3cmほどの鱗茎から高さ40cmほどの花茎と、長さ25cmほど、幅5mmほどの線形の葉を
6~8枚地を這うようにのばす。
花期は4~5月で、茎先に集散花序を出し、花径2~3cmの白花を6~20個つける。
外花被3枚(萼の変化したもの)と内花被3枚からなり、花被片の外側は淡緑色。
花は日が射すと開き、陰ると閉じる。
花後の果実は蒴果で、深く6つに分裂している。
花の後に葉は枯れる。




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