里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

オオカワヂシャ 沢辺の帰化植物

2019-06-29 | 日記
南三陸町戸倉地区の、沢沿いの農道をゆるやかに上がって行きます。以前この農道を歩いた際に、道下の沢に見慣れない植物を見つけていて、素性は不明ながらひょっとして花が咲いているかと、再訪してみました。雨上がりの沢は少し増水していますが、沢辺なら遡れそうです。下り口を見つけて、沢をジャブジャブ遡っていくと、狙いの植物が流れに浸かって繁茂しています。川原には生えていないので、抽水植物かも知れません。ちょうど . . . 本文を読む

エゾタツナミソウ 米川の林道

2019-06-27 | 日記
登米市東和町米川地区北東部、林道を上がって行くと、山の中腹あたりから杉林の中を水平 に北へ向かうようになります。杉林の薄暗さがないのは、適宜間伐されているからでしょう。 林道端の草むらに注目して歩いていると、青紫色の花らしきものが草間にチラチラ見えます。 しゃがみ込んで観察すると、昨年観察したヤマタツナミソウのようにも見えますが、茎頂の 花穂が短いように思われます。それに葉の先端や鋸歯があまり尖 . . . 本文を読む

ヤブヘビイチゴの赤い実

2019-06-25 | 日記
登米市東和町米川地区北東部、林道を上がって行くと先が二股に分かれています。 その分岐点近くに小広い平坦地があるので、何か咲いていないかと縁を周っていると、草間 に赤い実が幾つか見えます。ヘビイチゴかヤブヘビイツゴでしょうね。 両者を比較すると、葉も実もヤブヘビイチゴの方が大きめです。 小葉の形を見ると、ヘビイチゴの葉は丸みを帯びていて、縁に切れ込みが入ったりして鋸歯 の並びが不規則です。ヤブヘビ . . . 本文を読む

マツブサの小さなツボミ

2019-06-23 | 日記
登米市東和町米川地区北東部、山間の集落道から分かれて林道を歩き始めると、少し上った 林道端のコナラの木につるが絡んでいて、梢から何本ものつるが垂れ下がっています。 よく見かけるマタタビやサルナシではないし、何のつるでしょう ? 低い位置の葉に触ってみると、厚くなめらかで皮のような感触です。 これはマツブサの葉かも・・果実は見たことがありますが、その時は既に晩秋で落葉してい ましたから、葉は見たこ . . . 本文を読む

スイカズラ 白花と黄花 

2019-06-21 | 日記
登米市東和町米川地区北東部、山間の集落道を歩いていると、何か花の香りが漂ってきま した。甘い中にも清涼感のある香りです。ノイバラとは違いますし、何の花でしょうね。 ゆるやかなカーブを回りこむと、山側の木から白い花が垂れ下がっているのが見えます。 芳香の元はこれですね、たくさんのスイカズラの花が咲いています。 よく見ると白い花と黄白色の花が混在していますが、これは咲き始めの花は白く、2~3日 経つ . . . 本文を読む