里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アメリカアサガオ 花泉の草地

2022-09-02 | 日記

一関市花泉町、川沿いの車道を上流側へ歩いて行くと、道にはみ出したつる植物に淡青色
の花が咲いています。道路脇の耕作放棄地が荒れた草地になっていて、そこからつるが長
く伸び出しており、花はロート形をしていますからアサガオでしょうか。
ただ、ふつうのアサガオより花が小さめですし、葉の切れ込みが深いようにも見えます。
園芸植物なのか、私の知らない帰化植物なのか、帰ってから調べてみましょう。

                              二枚とも2022.8.29撮影

「アサガオ 帰化植物」でネット検索し、主に花と葉の写真を見比べていると、アメリカ
アサガオという種が載っていて、花も葉も私の写真の植物によく似ています。
「熱帯アメリカ原産のつる性一年草で、現在では日本全土に分布」とあります。
日当たりのよい草地や河川敷、道端などに生えるとあるので、アメリカアサガオで間違い
ないでしょう。なお、撮影時刻は午前11時頃でしたので、花は少し萎れ気味です。

                              二枚とも2022.8.29撮影

ヒルガオ科サツマイモ属のつる性1年草で、熱帯アメリカ原産の帰化植物。
江戸時代末期に観賞用に移入された。また戦後の輸入穀物や飼料に混じって侵入、現在全
国各地で繁殖している株はこの経路によるもの。
全体に短毛があってざらつく。
つるは成長方向に右巻きでよく分岐し、他物に絡んで長さ数mになる。
葉は互生し、葉身は広卵形で深く3~5裂し、長さ3~8cm、裂片の先は尖る。
葉質は薄く、葉縁は全縁。葉の両面には疎らに毛がはえる。葉柄は長い。
花期は8~11月、葉腋から短い柄のある花序を出し、直径3cmほどのロート形の花をつける。
花色はおもに青紫色だが、淡紅色~紅紫色など多様。
萼は肉厚で裂片の基部は広いが、先は急に尾状になって反り返る。
花柄の途中に1対のやや多肉の苞葉がある。
果実は直径10mmほどの扁球形の蒴果で、上向きに実る。
種子は半月形で長さ5mmほど。



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1 コメント

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Unknown (hanano55rengesou)
2022-09-06 15:15:34
こんにちわ。
イネ科、難しいです。
そのうちに、学んでみたいと思っています。まだ、雑草みたいな、小さな花が好きです。(^o^)🌷

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