里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ムラサキケマンの越冬葉

2018-12-29 | 日記
一関市藤沢町黄海地区の南部、深い峡谷を刻んで流れる小河川沿いの荒れた林道を遡って いくと、竹林や耕作放棄地を抜けて、目指した新しい林道に出ました。 こちらは砂利が敷かれ、定期的に整備されているようで、真新しい車の轍も残されています。 林道を上流方向へ上がって行くと、山裾の路肩に何かの新葉が芽生え始めています。 しゃがみこんで観察すると、濃緑色~緑褐色の切れ込んだ葉ですから、ムラサキケマンの 越冬 . . . 本文を読む

ネコノメソウの越冬葉

2018-12-27 | 日記
一関市藤沢町黄海地区の南部、深い峡谷を刻んで流れる小河川沿いの荒れた林道を遡って いくと、蛇行した川に侵食されて道形が失われています。川向こうを見ると、先の方は道形 が続いていますから、川を渉るしかないようです。川の上手を見ると、川幅が狭くなった ところでカモシカが渉ったような足跡が残されています。 カモシカに倣ってその箇所を渉ると、浅い流れで石もありますから、登山靴を少し濡らす 程度で済みました . . . 本文を読む

ワサビの群生地 藤沢町黄海

2018-12-25 | 日記
一関市藤沢町黄海地区の南部、台地状の山地の間を小河川が流れていて、深い峡谷を刻んで 北上川に注いでいます。峡谷ながら流れはゆるやかで、川沿いに古い林道の道形が残されて います。夏場はつる草や丈のある草に覆われるため、道形を通り抜けることができません。 それらが枯れ果てた冬場なら通れるかもしれないと、下流側から遡ってみました。 道形の入り口あたりは草が刈り払われていて、100mほどは楽に辿れました . . . 本文を読む

ヒメスイバの根生葉 本吉町山田

2018-12-24 | 日記
気仙沼市本吉町山田地区、川沿いの集落道から分かれて山間集落への道を上がって行くと、 集落道脇の牧草地の法面に、緑色の小さな葉がビッシリと生えています。 中腰で観察すると、葉が鉾形ですからヒメスイバですね。明治初期に渡来したユーラシア原産 の帰化植物ですが、山間集落の道路脇でも繁殖していますから、ほぼ全国に広がっているもの と思われます。種子で増えますし、地下茎を横走させて群生しますから、一度入り込 . . . 本文を読む

セイヨウノコギリソウの根生葉

2018-12-23 | 日記
気仙沼市本吉町山田地区、川沿いの集落道を歩いていると、側溝脇に細かく切れ込んだ 葉が地際に茂っています。一見するとノコギリソウのように見えますが、よく見ると レース編みのような繊細な葉ですから、セイヨウノコギリソウでしょうね。 冬のうちから、このように根生葉を茂らせているんですね。 民家からさほど離れていませんから、植えられたものか、逸出したものかは判りません。               . . . 本文を読む