SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

ニヤの好きな公園

2021-04-30 22:53:00 | ニコとニヤの日常
最近のニヤのお気に入りの公園は住宅地の真ん中にある芝生の公園。
「これくらいの規模がちょうどいいのよ」

ブログにあげてる写真だと、どれもこれも同じような感じの
広い芝生の広場に見えると思うのですが
日常的にブログに登場している公園は4箇所くらいあります。



ここは以前、毎日通っていた超定番コースだった公園

芝生の広場もあるんですが、こういう自然がいっぱいのトレイルが
とんでもない面積で広がっていて、のんびり散歩にピッタリなんですよ。

でもニヤはトレイルを歩こうよと誘っても「絶対イヤ!」と主張します。
多分だけど、コヨーテの匂いが嫌なんだと思います。

ニコがいるとコヨーテが襲ってくる心配はまずなかったのですが
ニヤだけだと格好の標的になりますからね。

ニコがコヨーテをやっつけられるほど強いわけではないんですが
うっかり喧嘩にでもなったらコヨーテも怪我をする恐れはあります。
脚なんかに傷を作ると軽いものでも走るのに支障が出るし
そうなると狩りができないので、たちどころに彼らの命に関わります。
だから野生の肉食獣は余計なリスクは冒しません。

それが私とニヤだけだと、コヨーテが後ろから近づいて
ニヤをガッと咥えて走り去ればゲームオーバーです😱 
(実際こういうことは時々起こっています。)

だからトレイルのある広大な公園は最近は敬遠気味。


「こういう歩きやすい道のある公園が一番よ」

変化に富んでいて坂道やら草むらがあるコースの散歩の方が
犬は喜ぶだろうと思いがちですが、そう決めつけないで
犬に行きたい場所を選んでもらうのも良いもんです。

コメント (2)
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指摘

2021-04-28 23:59:22 | ニコとニヤの日常
今日は室内で日向ぼっこ。

「おかーさん......」

はい、何ですかニヤ様。


「窓がきたないわ」

あっ、ホントですね。あははあはは😅 😅 😅 

掃除しますわね。



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犬のおなかの話2

2021-04-27 23:57:42 | 食餌・健康
おなかの話の続きです。


「おなかおなか〜」

前回はプロバイオティクスとプレバイオティクス の
説明をしたところまででした。

今回はまるで私に助けの手を差し伸べるように
ブログThe Science Dogで腸内細菌叢のお話でしたので
そちらの内容も参考にさせて頂きました。

さて、腸内に住んでいる微生物たちのお話です。
腸内の微生物は何万種類もあるのですが
〇〇門〇〇属という風にそれぞれグループがあります。
ものすごく大雑把に言うと、肉食系グループ、草食系グループ
雑食性グループという感じで、その中で種別に分かれています。

このグループの勢力は宿主であるヒトや犬が食べたものによって日々変化します。

「毎日変わるの!?」

そうだよ。
まあ犬の皆さんは毎日の食事にそれほど大きな変化はないから
毎日ガラッと微生物グループの勢力地図が変わるわけではないけど。

ここでは微生物グループの中の大勢力である2つの属
フィルミクテス属とフソバクテリア属の微生物を取り上げます。

フィルミクテス属
食事から摂る炭水化物や食物繊維の量が増えると
このフィルミクテス属の微生物たちが増えます。
炭水化物は胃で消化して小腸から吸収されますが
一部は消化吸収されずに大腸までやって来ます。
この難消化性デンプンは食物繊維と同じような位置付けになります。

フィルミクテスたちが食物繊維や難消化性デンプンを
分解発酵させて酪酸をはじめとする化合物を産生します。
これら化合物は犬の腸細胞の良いエネルギー源となり、
腸環境のpHを低下させ、抗炎症作用を発揮します。
また腸の粘液層を厚くし、微絨毛の成長を促し
病原性細菌の付着を防止する働きがあります。
プレバイオティクス を摂って期待される効果はこれです。
なかなか素晴らしいですね。

ただしプレバイオティクスの犬への効果は
単純にそこに含まれているものだけでなく
食事の炭水化物とタンパク質の量、元々の腸内細菌叢の分布
などの要素で変わって来ます。
その点はプロバイオティクスも同じです。

フソバクテリア属
上記とは反対に犬の食事が高タンパク、低炭水化物になると
フィルミクテス属は減りフソバクテリア属(他にもありますが)が増えます。
フソバクテリアはタンパク質を発酵分解して別の化合物を産生します。
(このタンパク質が動物性であっても植物性であっても
 フソバクテリアは同じように増えます。)
ヒトの場合はタンパク質を発酵分解してできる化合物は
健康のためにはあまり良いものではないのですが
犬の場合にはこの化合物は体に利益があるのでは?という
研究結果がいくつか示されています。

このフソバクテリアは犬の年齢とともに減少して行くことも
最近の研究で明らかになりました。
シニアになった犬の食事は消化の良さがより重要になる理由の1つです。
消化が良いというのはアミノ酸が効率良く吸収されるということで
動物性のタンパク質が重視されます。

●生食を与えた時の腸内細菌叢
一時に比べると生食ブームは少し落ち着いた感がありますが
ブームではなく生の肉を中心とした食事が定着したとも言えます。
12ヶ月間生肉を与えた犬とドッグフードを与えた犬の腸内細菌を
比較調査した研究では、生食の犬の腸内細菌叢は総数も多様性も
高かったということです。
ただし、これは必ずしも良いこととは限りません。
生食の犬は病原性細菌のレベルが高く、排泄物から他の動物に
感染させるリスクもあります。



食事によって腸内の微生物の勢力図が変わることを
大変かいつまんで書きました。

食べるものの変化は腸内細菌叢の変化にダイレクトにつながるので
フードを変える時には少しずつ混ぜながらというのはそういうこと。
また長年加熱した食事(フードも含めて)を食べて来た犬は
生肉の食事にするのはリスクが高いことも知っておきたい点です。

手作り食の場合、野菜が多すぎるとお腹を下すことがあるのも
フィルミクテス属の子たちを働かせ過ぎたんだなと考えると
納得がいくかと思います。

次回はその「お腹を下しやすくなるのはなぜ?(特に老犬)」について
傾向と対策を書きたいと思います。

コメント (3)
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脱力中

2021-04-25 23:55:00 | 飼い主の日常
自分的にはちょっと多めの文章を書いてホッと一息ついたところで
アカデミー賞も終わってしまったので只今脱力中。


「なんでアカデミー賞が終わるとおかーさんが脱力するの?」

うん、確かに関係ないな😛  
でもとりあえず今季の映画賞シーズンが終わったなという
一区切り感があるんだよ。

ベスト作品賞のノマドランドはすごくいいです。
あと超オススメはベストドキュメンタリーを獲った
『マイ・オクトパス・ティーチャー』心が洗われます。
タコ可愛いよタコ。
Netflix入ってる人はぜひ。

ミナリをまだ観れてないので、観なくっちゃ〜





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アメリカの犬の話のブログ更新と愚痴グチ

2021-04-21 23:31:00 | まじめな話
先日Yahooニュースで、沖縄県の那覇市が犬の殺処分ゼロを達成したという報告を読みました。

見出しを見ただけで「ああ...」と暗い気持ちがよぎったのですが
記事を読んだら予想通りでガックリしました。

「引っ越しで飼えないなどの理由では引き取りを拒否して
 終生飼育や引き取り手を探すよう説得した」と
まるで良いことのように書かれていましたが
飼えない言うてる人に終生飼育しなさいって
ものすっごい無意味ですよね😩 
こんな決定をする行政って動物のネグレクトや
不法な遺棄があっても数字のゼロしか追求してない。

こんな指示を受ける職員さんも気の毒だし。

コメントつけてる人も「素晴らしい」とか褒めちゃってるし
いやいやそこは褒めるとこじゃないよと😣 

そのニュースのことがあったのと、
ちょうど先月ロサンゼルス市がNO KILLシティになったという
ニュースのことを書こうと思っていたので
「Dogs in the U.S アメリカの犬たち」のブログをアップしました。



「あいかわらず前振りが長いわ
 ところでリンク先のおもしろ顔のニコちゃんみたいな子って
 あたしのシェルターメイトじゃなかったっけ?」


Yahooニュースの記事を読んだ人のコメントで
「でも犬を連れて来た人の説得ってどうすればいいんだろう」
というのを見かけたので、関連の過去記事もアップしました。


「あたしもシェルターに連れていかれたわ〜」

でもそのおかげで、おかーさんはニヤに会えたから結果オーライだよ。


決して楽しい話題じゃないし、役に立つ情報でもないんですが
多くの人に考えていただけたら嬉しいです。
コメント (3)
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