映画制作裏話ブログ

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メイキング「ボーン・スプレマシー」

2012年09月30日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
映画『 ボーン・スプレマシー (2004)』は、
『ボーン・アイデンティティー (2002)』の続編。
ロバート・ラドラム著のボーン三部作
「暗殺者 The Bourne Identity」(新潮文庫)
「殺戮のオデッセイ The Bourne Supremacy 」(角川文庫)
「最後の暗殺者 The Bourne Ultimatum 」(角川文庫)のうち、
2作目の映画化となります。
『ボーン・スプレマシー』の原題の THE BOURNE SUPREMACY
を直訳すると〔ボーンの主権(至高;覇権)〕になるのだけど、原作タイトルよりも
より映画のテーマに直結する意味深タイトルであります。

第一作「ボーン・アイデンティティー」のキャストに当時ユニバーサルは
ブラット・ピットを予定していたそうですね。(私が知らなかっただけか?)
ブラピがケガで降板してしまい、デイモンくんに話が振られたのですが、
シリーズ第2作も堂々主演し、いまや彼の代表作となりました。

原作「殺戮のオデッセイ」のあらすじは以下のとおりだそうです。

香港は九龍のキャバレーで、中国副首相が無残な姿で発見される。
その床に殴り書きされた血文字は、暗殺者が“ジェイソン・ボーン”であることを
示していた。
各国の指導者達は同じ質問をする。
なぜジェイソン・ボーンが戻ってきた?
誰が奴を雇っている? 次に死ぬのは誰だ?
CIAは動揺する。
なぜなら“ジェイソン・ボーン”は、
CIAエージェントのデイヴィッド・ウェブの偽名だからだ。
誰かがアメリカと中国の外交危機を招くために、
ボーンの名を騙(かた)っているようだ。
もしその人物を止められなければ、
世界は破壊的な損失を被(こうむ)ることになるだろう。
この事件の背後にいる者を突き止めることができるのは、
本物の“ジェイソン・ボーン”。

もう一度、ウェブはその鍛え上げられた技で人を殺さなければならない。
事件に巻き込まれ最愛のアリーは姿を消す。
彼女を見つけ出し、ボーンを名乗る暗殺者を捕らえ、
副主席暗殺の謀略の謎を暴くためウェブは事件の渦中へ。

 というわけで、原作は中国からはじまり、
マリーは殺されるのでなく、拉致されるようですね。
 副首相暗殺という国家の一大事から比べると映画の発端ははるかに地味です。
これは話が小さくなったというより、冷戦時代のような2極、
あるいは中国も交えた3極対立といった単純な構図で国際問題を語りきれなくなった、
という現代世相の反映ではないでしょうか。
どこに敵が潜んでいるか分からない。
スパイといえども国家の大義名分で動くとは限らない。
味方も信用できない。

漠たる不安感の渦中にあって、
人間としてどうけじめをつけるか、を問うテーマです。
本来、だまし騙されるのがスパイというものです。
不思議なことに、ボーンは超人的な身体能力を発揮しつつ
様々なハイテクに通じる知識もあり
どのような状況からも反撃できる力を持ちながら、
普通の青年として、いかに生きるべきか悩み苦しむことになります。
その…

以下はネタバレになるので、この続きはhttp://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#dvdにて脚本レビューの頁をご覧下さい。

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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
thank you♪ (shimo)
2005-03-02 11:57:38
TBありがとうございます。



私は、以前ロバート・ラドラムの原作を読んでおり、“なんか、原作のボーンのイメージが違うなぁ…”という印象をもっていました。と言ってもはっきりと内容を覚えているわけではないのですが…(-_-;)

たしかに、原作が発表された当時は東西“冷戦時代”真っ只中でしたから、そのまま“現在”を舞台に映画化するのは無理ですよね(^_^;)
TBありがとうございます。 (K eyes)
2005-03-02 15:00:28
私はこの映画をみて、スパイへの憧れが強まってしまい。

帰りにちょっとスパイぽい動きをしてしまいました。(周りから見ればタダの不審者かも。)
時代とあこがれ (管理人・新宿です。)
2005-03-02 15:47:33
shimoさん、K eyesさん、コメントありがとうございます。

おふたりの書き込みを見て、原作の時代を舞台に映画を作ったらどうなっただろうかとふと思いました。

まだエージェントがヒーローだった時代ですので、

レトロ・フューチャーっぽいボーンになったかも。

上手く作ってくれれば、それはそれでデイモンくんが素敵に見えたかもしれないです。そんな風に夢を膨らませるのもファンの特権ですね。
TBありがとうございます。 (ブライス)
2005-03-02 19:48:35
「アレキサンダー」に続いて2度目で嬉しいです。

少しずつブログに慣れて来たようです。 感謝♪
へ~。 (わっきぃ)
2005-03-02 22:05:26
TBどもです。

原作はかなりテイストが違うんですね。

確かに時代背景が違いすぎてますから、

今回のアレンジは吉だと思います。

となると、3作目、どうなるんでしょうね?

ちょっと楽しみが増えました(^^)
TBありがとうございました (プチネコ)
2005-03-02 23:31:40
私もTBさせて頂きます。

よろしくお願い致します。



3作目は2年後でしょうか。

ボーンが、自分の運命とどう向き合うのか、

楽しみです。待ち遠しいです。
ブラピ (chishi)
2005-03-03 00:26:40
が候補にあがっていたのですか。

私は全然知りませんでしたーお恥ずかしい。

でもブラピよりもマット・デイモンのほうが似合っている気がします。

映画が成功しているからというわけではなくて、あの天才肌っぽいカンジが(笑)
パート3 (管理人・新宿です。)
2005-03-03 10:30:49
ブライスさん、わっきいさん、プチネコさん、chishiさん、コメントと逆トラバありがとうございます。

原作の三作目はまだ読んでませんが、やっぱり出生の秘密ものという風に聞いてますけど、ボーンよ、やっぱりお前もかって。

デイモンくんだから絵になりますが、ブラピに苦悩されてもこちらが困ってしまいそうですね。
はじめまして。 (キョヌ&バムセ)
2005-03-03 20:54:54
TBありがとうございました。

こちらからもTBさせて頂きました。



感動したとは言えないけれど、楽しめた映画でした。

しかし、最初はブラピの予定だったのですか…私も知りませんでした。

でも、マットでよかったです。

どうも、私はブラピ出演作と相性が悪いようなので…。



では、またお伺いします。
Unknown (にゃん)
2005-03-03 21:43:58
TBありがとうございます。

「人間としてどうけじめをつけるか…」出来る力がある人はいいですね~。にゃんには在りません。

3作目はあるのでしょうか?

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