映画制作裏話ブログ

映画制作裏話をかき集め作品ごとに整理したブログです。mixi「独身社会人映画ファンコミニティ」のログ集!

メイキング「007 カジノ・ロワイヤル」

2012年11月28日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人

『007/カジノ・ロワイヤル』は、67年に一度映画化されていますが、
引退したボンド卿が現役復帰するという、
原作の正反対の設定でピーター・セラーズ、デヴィット・ニーブン
ウディー・アレン、オーソン・ウエルズら出演しています。
…豪華キャストですけど、パロディ映画だそうですね、こちらは。

1967年に公開された「第1作目」の『カジノ・ロワイヤル』はコロンビア映画作品。
1990年代に入りソニーは007の番外編『ネバーセイ・ネバーアゲイン』
(これも「007/サンダーボール作戦」のリメイクといういわく付)
のプロデューサーと組んで、
本家とは別のソニー版007シリーズを開始しようとしたため、
本家のシリーズを配給してきたMGM、版権元のイオン・プロダクションとの
法廷闘争に発展しました。
しかし、その後にソニーがMGMを買収したことから、
シリーズ続編製作の権利を得ています。
そのため本作で使用されるパソコンや携帯電話はすべてソニー製(!)です。

で、ボンド俳優を誰にするかで、スーパーマンの時同様、
いろんな俳優達の名が…

以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#dvd
にて「007/カジノ・ロワイヤル」の頁をご覧下さい。

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メイキング『009 RE:CYBORG』(サイボーグ009)

2012年11月26日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
【本予告編】 映画『009 RE:CYBORG』(サイボーグ009)


神山監督インタビュー(公開後のインタビュー)


――1968年、1979年、2001年と3度テレビアニメ化されている『サイボーグ009』ですが、原作やアニメを見たことがない人への説明をあえてカットしている気がします。

神山監督:『攻殻機動隊』のときもわりとそういう乱暴なつくり方でした。最近の若い人たちは知っているものを好んでみる傾向が強いので、そこは冒険な部分ではあるんですが、オリジナルの映画って基本的には知らないキャラクターと2時間対峙して、その中でキャラクターの本質を知り、その後を想像して終わるというのが好ましい姿だと思うので。今回の物語の中で誰にどういった形で感情移入して見れば楽しめるかということでいえば、原作を知らない人にも充分見てもらえるのではないかと思います。


――キャラクターデザインを現代的にかなり変更されました。

神山監督:あえて誤解を承知で言うと、ハリウッドが『009』を実写映画化したらどういう風になるかというイメージであのキャラクターはつくりました。等身も実際の人間に近い形にしました。昨今、コミックを実写映画化すると、髪の色や髪型まで原作に合わせるじゃないですか。実写でそこまでやる必要はないと僕は考えていて、「ちょっとそこまで」って半笑いになっちゃう部分が、アニメだとこのぐらいかなという落としどころが見つかる。リアルとマンガの間ぐらいです。原作のキャラクターのイメージをなるべく逸脱しないように、イメージは残しつつ、実写化したら役者さんはこんな感じになるんじゃないかなと、そういったイメージでのキャラクターデザインです。

 原作どおりにやれば、「原作どおりだね」とは言ってもらえると思うんですけど、「今の時代には合わない」部分も出てくると思います。等身などをリアルに変えてしまったとしても原作のイメージを踏襲していれば、最終的には好きになってくれるんじゃないかなと思っています。


以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#day
にて「009 Re: Cyborg」の頁をご覧下さい。

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メイキング「レッドクリフ Part2」

2012年11月18日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
レッドクリフ Part2(予告編5分)



トニー・レオンのインタビューです。(part2公開時のもの)


──今作では、曹操や劉備、孫権などさまざまなタイプのリーダーが出てきますが、
トニーさんが思う「理想的なリーダー」像をおしえてください

やはり民主的で、国民の気持ちをよく理解し、そしてくみ上げてくれるひとですね。

──それは演じられた周瑜のタイプということですか?

そうですね。
周瑜は、自分のまわりの人間をすごく愛しているんです。
そういったひとにリーダーになってほしいですよね。

──この映画の周瑜には、まったく欠点がないように感じますが……

もちろん欠点はあると思うのですが、
ジョン・ウー監督はその部分を撮っていないんだと思います。
じつは、どうしようもない男で、
家では片づけもしないようなひとだったのかもしれないですけれどね(笑)。
周瑜とウー監督はとても似ています。
国も守りたいし、最愛の妻も守りたい。両立させたいんです。
ウー監督も仕事は一生懸命ですが、奥さんも大事にしている。
仕事のために家庭をあきらめない。まったく同じ人物像です。


以下はネタバレとなるので

http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#korea

にて脚本レビュー「レッドクリフ part2」の頁をご覧下さい。



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脚本レビュー「レッドクリフ part1」

2012年11月18日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
レッドクリフ - RED CLIFF 「予告編」

実は本作には当初、チョウ・ユンファがキャスティングされていたそうです。
孔明役で登場の筈が、金城武がキャスティングされて一度消え、
今度は周瑜役で再度、配役。
これをユンファが自分で断っていますね。
当人のわががま、とも報じられましたが、
脚本の完成が遅れ、北京語で書かれた脚本での役作りには時間不足と
自ら降板を申し出たと言うのが真相です。
トニー・レオンはジョン・ウー作品には過去2作出演しており、
今度が3度目。ですので代役と言う感じはないのですがね。

知と徳で人心を束ねた名将・周瑜を演じるトニー・レオンは本作の見所について
次のように語っています。

Q : 三国志との出会いを教えてください。

「中国人ならみんなこの物語知ってると思うけど、
僕は子供の頃見たことなかったんだ。
僕はこの仕事を引き受けてから三国志の資料を見ました。
もちろん面白いと思ったし登場人物も多いし、
乱世において英雄が一同に会している。
みんなそれぞれの目的がありそれぞれの生きる空間を見つけている。」

Q : 撮影がいかがでしたか?

「プレッシャーが大きかったね。
この映画には多くの人間や物資が絡んでいるから撮影中は緊張したよ。
たとえばどのカットも多くの人が絡んでいる。
画面には常に多くの人が写るから彼らを呼び戻して並ばせて衣装も直させると
1時間はかかるとなると僕ら主演はプレッシャーが大きくなる。
すごく慎重になるよね。
NGになったら1時間後に…

以下はネダバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#korea
にて「レッドクリフ Part1」の頁をご覧下さい。



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脚本レビュー「エヴァンゲリオン新劇場版破」

2012年11月16日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
EVANGERION [HA] エヴァンゲリオン新劇場版破予告



新たな未来を新たなビジョンで語る、
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作。
2007年9月に公開された第1部「序」は、
リビルド(再構築)という手法で大きくスケールアップされ公開されました。
次のステップを目ざして第2部「破」が始動する。
あえてTVシリーズと同じ出発点からスタートしてみせた新EVA伝説。
この第2ステージからは、大きくポイントが切りかわっていく。
そこから見えてくる全4部作の真の姿とは、はたして何なのだろうか?

新キャラ・新エヴァなどの斬新な要素だけではなく、
未知の展開に対応したデジタル時代のエヴァ映像も「破」の大きなみどころである。
第2部「破」では実証済みの「エヴァ独特のデジタル映像使用法」をより発展させるべく、大きく方針を変更。
原画など既存素材の流用にこだわらず、完全新作をベースに制作が進められている。
大量に描き起こされたデザインと設定。
洗練されたCG技術も増量され、新たなイメージを具現化している。
物語・映像の両面から、「序」で再構築されたはずの
あらゆる事象は土台を失っていったん倒壊し、
新劇場版は混沌の中から《未来》に向けて刷新されていく。

以下はネタバレとなるので

http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#comlc

にて脚本レビュー「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」の頁をご覧下さい。



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メイキング「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序」

2012年11月09日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
庵野秀明総監督とスタッフは、「REBUILD」(再構築)という映像技法を提示しています。
これはつまり、
劇場の大きなワイドスクリーンに適合させ、最適な画面クオリティに調整するために、
「解体と再構築」に取り組んだということです。
「解体」とは、旧作を素片に還すこと。
脚本的にもあらゆるテレビの要素が解体されているが、
映像もまた素材にいったん還元されました。
10年以上も保存されていた貴重な原画、動画、レイアウト(画面の設計図)、背景をスタジオに結集し、
検分した上で改めて「どう料理するか」の決定がくだされる。
ビスタサイズに合わせて再フレーミングが行われ、
画面構成のクオリティをアップすべくレイアウトの多くは描き直されています。
原画も作画監督が現在の目で見直し、細かな手が加えられました。
キャラクターのフォルムや影のニュアンス、演技を必要に応じて修正、
メカの描き込みも格段にレベルが上がっています。
背景に関しても密度感、色彩、光と影の表現がより美麗になっています。

現在のアニメ制作はペイント、撮影以後の工程を「フルデジタル化」し、
「2D=手描き」に加えて「3D=コンピュータ・グラフィックス」が導入されて映像が高度化しています。
テレビシリーズの頃には存在した“セル画”は物体としては、今日のアニメ製作では存在しません。
ハードディスクに取り込まれた原画動画は、コンピューター上で彩色撮影編集されています。
概念としては、複数のセル画を重ね合わせてひとつの画面を作る演出方法は踏襲されているので、
ひとつひとつのマスク(フォトシップ等の画像ソフトでいう各レイアーに相当)を
現場では“セル”と呼称…

以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#comic
にてメイキング「ヱヴァンゲリヲン:序」の頁をご覧下さい。

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メイキング『アルゴ』

2012年11月04日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
『アルゴ』予告編


まず監督のアフレックについて、「彼はまだ数本の監督経験しかないのに、すでに何十年も監督してきたような安定感があって、信頼のおける人で、自信がある人なんだよね」と語るアーキン。クランストンも「俳優 が良い演技をするための、最高の環境を作ってくれたんだよね。それに、僕らが自由に様々な演技に挑戦できる雰囲気にもしてくれたし」と絶賛する。

撮影現場で即興などはあったのか? との問いには、「そもそもこれだけ良く書かれた脚本があったら、俳優にとってはこれほど簡単な仕事もないんだ」と言うクランストンは、「クリス・テリオの脚本は本当に素晴らしかったから、僕は彼が掲げてくれた看板に従うだけで良かったんだ」と、脚本家をベタ褒め。

完成した作品を見た感想に ついて、「僕は自分の演技しているところを見るのが嫌いなんだけど、この映画の場合は、他の部分であまりに夢中になってしまったから、自分が出ているとこ ろはあまり気にならなかった」と語るグッドマンと同様、クランストンも「物語がここまで素晴らしく語られていると、自分の演技をすごく客観的な観点から見 ることができる」とのことで、いち観客にさせられてしまうほど魅力的な物語であることを強調した。



以下はネタバレとなるので
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にて「アルゴ」の頁をご覧下さい。

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メイキング「交渉人・真下正義」

2012年11月03日 | 映画原作 映画製作裏話 独身社会人
「踊る大捜査線 THE MOVIE2」を企画・製作する過程で、
亀山プロデューサーは、「踊る」シリーズのキャラクター、
一人一人に焦点をあてた “スピンオフ・ムービー”があっても良いと考え、
これに本広監督、脚本の君塚良一氏も賛同し、
そこで白羽の矢がたったのが、ユースケ・サンタマリア扮する“真下正義”でした。
2004年7月に公開された「踊る大捜査線 THE MOVIE2」は、
興収173.5億、動員1260万人という、
邦画実写歴代1位に輝くヒットを記録したため、
その姉妹編であるスピン・オフ企画も一気に実現の運びとなり、
「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」の2作品が相次いで制作公開されした。

本作品「交渉人 真下正義」は地下鉄各線、各駅、各施設での
全編ロケーションがあって初めて成立する映画ですが、
実際には東京メトロの協力が得られなかった為に神戸、
札幌、横浜の地下鉄、JR西日本ほかで撮影されています。
(構外出入り口部分などは東京メトロのものようです。)
予告編でも見られる重装備の狙撃隊が駅のホームから線路へ
なだれを打って飛び降りていく戦闘場面や、路線内でのガンファイト
客車内で乗客が将棋倒しになるパニックシーン、
ダイヤが乱れて超混雑状況に陥る駅構内の群集シーンなど、
おおよそこれまでの邦画では見たことも無ければ想像も出来なかったような
場面が次々登場します。

撮影は04年の11月、
都内のクリスマス風景のロケーションを経て、
新宿コンサートホールから人物の撮影が開始されています。
つまりクライマックスからですね。
警視庁の大階段などでの細かな撮影を経て
東宝の撮影所内第七ステージに美術スタッフが1カ月かけて建設した
広大な地下鉄総合司令室のセットで、
本格的なドラマ部の撮影に入っています。

総合司令室の主、片岡総合指令長役の
國村隼は管理職のはずですが、
映画では現場職です。
実験車両に運行システムがダウンしかけて、
各路線上の運行車両がとうとうATO(自動列車運転装置Automatic Train Operation)
を切って手動運転で事態を乗り切らざるを得なくなると、
引退した“線引き屋”を呼んで、最敬礼して助けを請うています。
現場に敬意を払うというのは、
「踊る」の従来路線です。
“事件は会議室で起きるんぢゃない”のです。

真下正義本人の交渉術に…

以下はネタバレになるので、この続きは
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#japan
にて脚本レビューの頁をご覧下さい。

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