映画『のぼうの城』 予告篇(HD)
映画も原作小説も映画天正十年(1582年)
備中高松、羽柴秀吉(市村正親)が、高松城を攻めるところから始まります。
小説では石田三成(上地雄輔)、大谷刑部(山田孝之)と長束(なつか)正家(平岳大)の人物紹介から入りますが、映画では三人が息を切らして急斜面を登るとこから。
この斜面がつまり、水攻めの堤防です。
水をせき止め、一挙に高松城を沈めるのか水攻め。堤を決壊させ、怒涛の如く、水が流れ始めます。
映画では、秀吉の高笑いに三成はただ驚くばかりですが、
小説では、殿のような戦(いくさ)がしたいものよ、と三成の想いがつづられています。
八年後の天正十八年(1590年)
豊臣秀吉の天下統一は関東を除き、ほぼ達成されようとしています。
残る北条一族は、小田原城を本拠とし、二十数箇所に及ぶ支城を有する勢力を誇ります。
京都の聚楽第で、秀吉は諸将を集め大軍勢をもって関東を攻める号令を発します。
軍議では諸将の配置が発表されます。
小説では軍議の後、三成をこっそり別室に大谷吉継らと共に呼び、忍城攻略を命じますが、映画では軍議の最中に、「石田殿は、今度も後詰か?」と言い出すものがいて異なります。
秀吉は「佐吉(三成の幼名)は、理財の才は明るいが、武将としては功績がない。あやつに軍功を立てさせたい」と考えていました、
そして三成に二万の軍勢を託します。
参謀に、大谷刑部(山田孝之さん)と長束(なつか)正家(平岳大)を命じます。
一同は、忍城の図面を覗き込みます。
忍城は湖に本丸、二ノ丸、三ノ丸の各曲輪(くるわ)が橋で連結された不思議な構造の城です。
「浮き城とも言うそうだ」
秀吉の言葉とともに、図面にメインタイトル「のぼうの城」が被ります。
映画では、人物が出てくる度に字幕が被り、同じ人物でも繰り返し字幕が入って、いちいち地図などが出てナレーションで解説されており、危うくドラマのテンポを落としそうです。
樋口真嗣監督は黒澤明の「隠し砦の三悪人」をリメイクして以来、二度目の時代劇ですが、「隠し砦」で時代劇のままならなさ加減に手こずらされたとテレビのインタビューで答えていました。
「のぼうの城」は映画冒頭で「四百年前の史実に基づく」と字幕が出ており、実話がベースである事が強調されています。
その事を意識し、周到に説明して一歩一歩進めています。
場面は馬でのほう様、こと成田長親を探す正木丹波(佐藤浩市)が清善寺の住職、明嶺とやりあうところへ飛びます。
ふたりの会話から"のぼう"とは"でくのぼう"の事であると分かります。
以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#k
にて映画VS原作「のぼうの城」の頁をご覧下さい。
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映画も原作小説も映画天正十年(1582年)
備中高松、羽柴秀吉(市村正親)が、高松城を攻めるところから始まります。
小説では石田三成(上地雄輔)、大谷刑部(山田孝之)と長束(なつか)正家(平岳大)の人物紹介から入りますが、映画では三人が息を切らして急斜面を登るとこから。
この斜面がつまり、水攻めの堤防です。
水をせき止め、一挙に高松城を沈めるのか水攻め。堤を決壊させ、怒涛の如く、水が流れ始めます。
映画では、秀吉の高笑いに三成はただ驚くばかりですが、
小説では、殿のような戦(いくさ)がしたいものよ、と三成の想いがつづられています。
八年後の天正十八年(1590年)
豊臣秀吉の天下統一は関東を除き、ほぼ達成されようとしています。
残る北条一族は、小田原城を本拠とし、二十数箇所に及ぶ支城を有する勢力を誇ります。
京都の聚楽第で、秀吉は諸将を集め大軍勢をもって関東を攻める号令を発します。
軍議では諸将の配置が発表されます。
小説では軍議の後、三成をこっそり別室に大谷吉継らと共に呼び、忍城攻略を命じますが、映画では軍議の最中に、「石田殿は、今度も後詰か?」と言い出すものがいて異なります。
秀吉は「佐吉(三成の幼名)は、理財の才は明るいが、武将としては功績がない。あやつに軍功を立てさせたい」と考えていました、
そして三成に二万の軍勢を託します。
参謀に、大谷刑部(山田孝之さん)と長束(なつか)正家(平岳大)を命じます。
一同は、忍城の図面を覗き込みます。
忍城は湖に本丸、二ノ丸、三ノ丸の各曲輪(くるわ)が橋で連結された不思議な構造の城です。
「浮き城とも言うそうだ」
秀吉の言葉とともに、図面にメインタイトル「のぼうの城」が被ります。
映画では、人物が出てくる度に字幕が被り、同じ人物でも繰り返し字幕が入って、いちいち地図などが出てナレーションで解説されており、危うくドラマのテンポを落としそうです。
樋口真嗣監督は黒澤明の「隠し砦の三悪人」をリメイクして以来、二度目の時代劇ですが、「隠し砦」で時代劇のままならなさ加減に手こずらされたとテレビのインタビューで答えていました。
「のぼうの城」は映画冒頭で「四百年前の史実に基づく」と字幕が出ており、実話がベースである事が強調されています。
その事を意識し、周到に説明して一歩一歩進めています。
場面は馬でのほう様、こと成田長親を探す正木丹波(佐藤浩市)が清善寺の住職、明嶺とやりあうところへ飛びます。
ふたりの会話から"のぼう"とは"でくのぼう"の事であると分かります。
以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#k
にて映画VS原作「のぼうの城」の頁をご覧下さい。
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