修理を頼まれていた耕耘機の交換部品(CDI)が届きました。昔のエンジンは発火のコントロールをポイントでしていました。しかし、今はすべて電子化していますので素人が修理できるものではありません。故障箇所を交換するだけですので少々つまらないです。
農機具店に届いた電子部品(CDI)
届いたCDIのプラグ取り付けコード先端には何も付いていませんでした。このため、故障したCDIからプラグ接続部品を抜いて、新しいCDIに取り付けました。ぜんまい構造のその部品をペンチで刺すようにして取り付けました。このようなプラグ接続器の取り付け方法は初めてのことです。ネジ巻き式が多いと思ったのですが、最近はこの方式が多いのでしょうか。続いてプラグキャップをはめました。
下が届いたCDI ぜんまい構造のプラグ接続器
続いて新しいCDIを耕耘機に取り付けました。あらかじめカバーを外しておきましたのでスムーズに取り付けることができました。昔の機械はこの発火装置はフライホイールを外さないと取り付けできない構造のものが多かったのですが、最近のものはメンテナンスが容易にできるので修理が簡単です。
新しいCDIをフライホイールの傍に取り付ける
CDIを取り付けた後、カバー類を取り付けます。そして、エンジンの始動装置をその上に取り付けます。これで、本体の主要な機器修理は完了です。次に、新しいCDIがちゃんと働くかどうか確認しました。
カバーを取り付け エンジン始動装置の取り付け
主要な修理を終わると、プラグに火花が飛ぶか確認しました。プラグをエンジン本体から外してCDIからつながるプラグキャップにはめます。そして、プラグをアースしながら手持ちして、始動ロープを引っ張ります。すると、ピカピカと火花が飛びました。CDI交換は正解でした。
プラグをアースしながら始動ロープを引っ張り、火花発生を確認
これで耕耘機は生き返るはずです。すぐにガソリンタンクを耕耘機本体に取り付けました。そして、ガソリン缶に入ったガソリンをタンクに必要分注ぎ込みました。
ガソリンタンクの取り付け この状態で始動テスト
ガソリンコックをひねってしばらくしてから、キャブレターにガソリンが行き渡った頃を見計らって始動ロープを引っ張りました。すると心地よい音でエンジンがかかりました。ためしに近くの畑を耕してみました。快調に耕すことができました。最後に衣装カバーを取り付けて修理完了です。
最後に衣装カバーを取り付けて、修理が完了した耕耘機