東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

困った!耕耘機のタイヤパンク修理

2007年12月12日 | 農機具,工具

 先日ディーゼル耕耘機のタイヤを交換しましたが、実は交換したタイヤがパンクしていることが分かりました。このため、そのパンクしたタイヤを修理することにしました。まず最初に、パンクしたタイヤを耕耘機からはずす作業から開始しました。

    パンクしたタイヤの取り外し        予備タイヤの取り付け
 

 パンクしたタイヤを耕耘機から取り外すと、さっそく修理の開始です。自転車のパンク修理と手順は同じです。まず、外側のタイヤをリムの片側からはずします。

               タイヤをリムからこじ開けるように取り外し


 外側のタイヤをはずすと、内側にあるゴムを取り出します。自転車のものよりだいぶ大きいため取り外すには力と根気が必要です。

                タイヤとリムの間から内側のゴムの取り外し


 内側のゴムをタイヤから完全に分離すると、空気が漏れている箇所を特定します。そのために、ゴムに空気を充満させます。すると、かすかに空気が漏れる音が聞こえますがなかなかその箇所が分かりません。その箇所を探すために水を入れたバケツにゴムを沈めます。すると、パンクした箇所から気泡が出てくるのが分かります。

  はずした内側ゴムとタイヤ            内側ゴムから出る気泡
 

 水に濡れたタイヤをタオルで拭いて乾燥させます。そして、パンクした箇所を良く見るとヒビ割れた箇所から空気が漏れていることが分かりました。このタイヤは40年以上前の製造ものですので、おそらく経年変化でヒビ割れたのでしょう。直したとしても、じきにほかの箇所から空気が漏れてくると思われます。

                ヒビ割れて空気が漏れていた箇所


 次に、空気が漏れていた箇所をふさぐ作業をしました。この作業のため、ひび割れた箇所を削りだす溶岩石、ゴム糊、バッチゴム、そして糊付けしたバッチをたたくハンマーを用意しました。自転車のパンク修理とほとんど同じ用具です。

 左上:修理するゴム,下:ハンマー,中左:溶岩,中中:ゴム糊,左:パッチ


  溶岩石でヒビ割れ箇所をひっかく       ゴム糊を薄く塗る
 

     ゴム糊が乾くのを待つ         パッチを当てハンマーでたたく
 

 これでパンク修理の完了です。空気を入れて空気が漏れていないことを確認します。後はタイヤの内側に修理したゴムを入れるだけです。

           パッチを当てて修理が完了したゴム


     ゴムをタイヤに収める             薄く空気を入れる
 

 軽く空気を入れるとタイヤをリムの間に入れ込む作業をしました。しかしながら、これがなかなか大変な作業でした。一番困ったのはタイヤの内側が経年変化でぼろぼろとヒビが入ることでした。そのうちにワイヤーが露出してきました。このようにタイヤからワイヤーが出てくることは初めての経験です。あまりにゴムが裂けてくるため作業を中止しました。
 やはり40年以上前の耕耘機のタイヤですから、それなりにタイヤのゴムが傷んでいました。この先何十年もこの耕耘機を使うつもりですので、タイヤを交換することに決めました。自家用車のタイヤはよく交換しますが耕耘機のタイヤ交換は初めてのことになりそうです。まず、タイヤのカタログを取り寄せることからはじめます。
 やれやれ、パン修理で骨折り損の一日でした。

           ぼろぼろと裂けてきた耕耘機のタイヤ

コメント (2)
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