東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

女子高生達の畦塗り初体験

2007年05月27日 | 農業体験

 26日瑞穂農芸高校の女子生徒3人が田んぼの畦塗りの体験にやってきました。最初に、昔ながらのお米作りの紹介をしました。山から流れてくる水の管理方法や、苗代、手植えによる田植えなどについて話をしました。畦の役割なども講義しました。そして、田んぼに出没するカエル、昆虫や小鳥などの小動物と、自然との関わりなども教えました。
 一通りの講義を終了すると、素足になって畦塗りを実践します。畦をきれいに塗るためには、最初は土手を築くように湿った土を平らに盛ります。昨日大雨だったせいか適度に田んぼの土が湿っています。

            クワを使って田んぼの土を平らに盛る


 畦を塗るには平クワを使いますが、平クワにはいろいろな種類があります。平クワの違いを知ってもらうため3種類の平クワと、三本クワを交互に使ってもらいました。土を盛ると今度は、小川を堰き止めて水を田んぼ引き込みます。引き込んだ水と土とをクワで混ぜて、やわらかい漆くい状の土を作ります。平らに盛った土の上にその土をたたきつけます。そして平クワでなでるように伸ばします。

                水でこねた土をきれいに塗っていく


 畦塗りをしていると汗ばんできます。途中休憩をとって昼食をとりました。今日は日差しが強いため、田んぼ脇の大木の木陰に置いたピクニックテーブルで休憩です。休憩をとりながら彼女達と楽しく談笑しました。二人は畜産科で担当動物は羊と鶏です。もう一人は園芸科です。将来の夢は、自然の中で羊を飼ったり地鶏を飼うことだそうです。

              将来が楽しみな、満面笑みの女子高生達


 午後からは私が仕事のため居なくなります。ある程度畦の形ができたところで、今日の作業は終了です。上から畦を見下ろすと、少し曲がったり塗り方が足りないところが目立ちます。6月に仕上げ塗りをするので今日はこの辺で良しとしました。

         少し曲がり塗り不足の畦、来月仕上げ塗り予定

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする