銀色徒然草

つれづれなるまゝに ただつれづれと

こんなこともある

2022-04-17 23:56:30 | 医療ネタ

大正生まれのツカちゃんは
コロナのためもう2年以上出社していないんだけれど

ツカちゃんが入院したと聞いて激しく動揺

年齢からしてもう退院できないんじゃない?
ツカちゃんでも100までは無理だったか

いてもたってもいられなくて

このご時世だからお見舞いはできないのはわかっていたけれど

せめてもの慰めにと

お花を届けに行ったのよね

入院歴がある私として
香りの強い花は避けてアレンジメントしてもらって

それからナースステーションに差し入れのお菓子(個別包装)
正直賄賂です

ところが

お花はナマ物のだからダメと言われ
な・・ナマ物ですか?切り花が?
でも優しいナースさんで
ツカちゃんの携帯を預かってきて
私が持って行った花の写メを撮って伝えてくれた

さてこの花をどうしよう
ナースステーションにでも置いてくれませんか?

生物禁止なので無理です

ですよね
あ、差し入れ持ってきているんですけど

ごめんさいね~受け取れません

ああああ!そうだった
都立病院だものね
公務員だものね

ぷしゅんとなりながら新宿G街Eに
お花を引き受けてもらったのでした

その後
もうツカちゃんはダメなんだと思っていたけれど
難なく復活!流石です
ツカちゃんはそうでなくっちゃね

相変わらず腰が痛いの
減塩食がまずいけれど完食してるの
ブーブー言っているのが嬉しい

目指せ!100!

それにしても
切り花をナマ物という認識がショックだったな


怖かった話

2022-04-11 23:09:37 | 医療ネタ

先日
大腸の内視鏡検査を受けた時のお話

前回受けたのはもう何年も前
その時地獄の苦しみからドクターに蹴りを入れそうになった私
今まで色んな検査を体験したけれど
これが一番つらい検査だった

そのトラウマから今回は薬を使った苦痛のない検査を選んだのよ

準備完了後点滴
看護師さんの「お薬入れますねー」の合図
注射器で点滴に薬を注入

すぐさま効いてくる

「お?もう効いてきたです」
「でしょ?」

次の記憶は
「終わりましたよー」だった

楽勝
私はトラウマに勝ったのだ

まだボーっとしているので覚醒まで簡易ベッドで休む
カーテンで仕切られた簡易ベッドで横になっていると・・・・

カーテン越しにお隣から・・・・

「殺してやる 殺してやる 絶対に許さない 殺してやる」

おじさんが低い声で何度も繰り返している

怖い~~~
多分薬によるせん妄状態か夢をみているかだろうけれど
おじさんの深層心理にそういう怨念があるのかと・・・

看護師さんに時間ですよと起こされ
紳士的対応で出て行った「殺してやるおじさん」

こえ~よお

その後私のところに来た看護師さんに
隣の人がずっと殺してやるって言っていたんです
て言っても相手にしてくれませんでした とさ

よくあることなのかもね

医療現場はネタの宝庫


健診に行ってきた

2019-11-12 22:38:14 | 医療ネタ

健保組合の健診に行ってきた

今年は無料のバリウム検査を
有料(6,600円)の胃カメラに変更
胃カメラだと食道も分かるし
怪しい物があれば採取して生検できるし

昔々初めての胃カメラが辛かったので
回避していたのだけれど
意を決して胃カメラに再チャレンジ

問題は口からにするか鼻からにするか

以前口からで大変だったので
鼻からにしたいのだけれど
手術前に鼻にチューブを入れるのが
とても難儀したと事前準備の看護婦さんに伝えたら

どうやら私の鼻は狭いらしく
ドクターならなんとか通せるかもしれない
だめなら口からに変更すると言われた


ドクターが無理矢理鼻から通す

誰よ
最近の胃カメラは楽とか言ったのは
十分苦しかったわよ


内視鏡でわかった事実

軽い逆流性食道炎があるそうだ
まったく自覚症状無しだったのに

暴飲暴食や
食べてすぐに横になると逆流性食道炎になるそうだ

心当たりあり過ぎ


大人の事情

2019-07-27 23:11:33 | 医療ネタ

前回の続き
これはかなり前の話なので
現在とは状況がかなり違っていると思うけれど

拡大手術の前日にもうひとつの癌が見つかって
夕方から行われた合同説明会では
元々の主治医のチィ先生と兼科となった主治医のボス先生
この二人は同級生だそうだ

同時に手術をやるという話だったのだけれど
教授の反対により分けて手術をする事になった
後から見つかった方がヤバイのでそちらが先
チィ先生も手術に入り
とりあえず手の届く範囲のリンパ節を削除するとのこと

こうして翌日に手術が行われた

退院後ネットで知ったのだけれど
違う科で同日に治療や手術をしても
保険請求は片方しかできないシステム

退院後の定期検査を同じ日にしていたけれど
領収明細を見ると確かに診察料は1科分しか取られていなかった

教授が反対したのはこういう大人の事情があったのかぁ
もしかしたら
私の体の負担とかを考慮したのかもしれないですけど
そこは医療素人なのでわかりません

入退院を繰り返しながら3回の手術をして
先生達看護師さん達のおかげと
私の脅威の快復力をもって
今は元気に過ごしております

その後のドクター達

走り去ったドクターは教授になり
先日久しぶりにそのお名前をネットで拝見した

チィ先生は科のトップになり現在も臨床の現場で患者を救っている

ボス先生はわりと早くに系列病院に移っていった

下っ端だった坊や先生は診療チームのトップとなり
後輩ドクター達を指導する立場になった

他にも関わったドクターは何人もいたけれど
私は皆さんに感謝をしているし
過酷な仕事ぶりも見ていたので尊敬の念も抱いている


告知について・・走り去るドクター

2019-07-25 22:43:16 | 医療ネタ

癌の告知について

はるか昔は本人には告知しないのが主流
でも今は本人に告知します

自分が癌だと知った時の受け止め方は
個人の性格によって様々だと思います

この世の終わりのように嘆き怯える人もいれば
淡々と受け止める人もいるし
風邪引いたくらいにしか思わない人もいる
人それぞれ

実際の告知について

あくまで私の場合
しかもかなり前のお話
現状は知らんよ

私の場合
まったく不思議な体験であった
ドラマや映画で見ていたのとは違うなぁと

再々々検査の結果を聞きに行ったら
明らかに検査結果を伝えるだけみたいに
小さな部屋に若いDr

え~と・・検査結果ですよね?
と言いつつカルテを見て顔色が変わるDr
うわずった声で

癌ですね
来週の火曜日に専門医の外来があるので
そこで詳しく
とサッサと逃げる

あれ?告知ってもっとドラマチックなんじゃないの?
現実は違ったねと思った

若い彼も医者になるからには告知については考えることはあったはず
予想外ので出来事でパニクった感じだった

自分が癌だと告げられても
不思議と怖くはなかった

むしろ他のことでテンパってしまった
自分の体なんてどうでもいいくらいに

手術して細胞診の結果
拡大手術がさらに必要になって
一旦退院して1ヶ月後に再入院

1週間前に入院して術前検査の日々

明日はいよいよ手術という日に
違う科から呼ばれて行くと

当時下っ端だった坊や先生から
あっさりと癌ですねと言われる

重複癌

不思議とショックは全くなかった
へえ~そういうことって人生に起きるんだ
くらいにしか思わなかった

ダブルキャンサーとも言うのだけれど
トリプルの人もいますからって
慰めのつもりかな

あ!じゃあ取っちゃってくださいと即答していた

というか
今までいろいろ検査していたのに何故分からなかった?
そっちの方が不思議だわよ
拡大手術にならなければ見つからなかったってことよね

後から見つかった癌の方がヤバイので
その後いろんな医者からラッキーと言われたし
そうかもしれないとも思っている

多分私の寿命はここではなかったのだ
後から見つかった癌が
もう少し発見が遅れていたら
あとちょっと浸潤していたら今私はここにいない

最初の癌も
普通自覚症状はないのに私にはあって
さすがにこれはまずいと真面目に受診したからだし

健康体だった私は入院するまで
内科と外科と整形外科の区別もつかなくて
外来のDrと違う人が主治医になるなんてことも知らなかった

重複癌をあっさり告知され
ちょうど翌日に手術予定で手術室を押さえてあるので
両方一緒にやっちゃいましょうと言われた

そうですか

一応気を遣ったチィ先生が家族に告知はどうしますか?
と聞いてくれたらしいけれど
本人はもう知っているしいいですとなったらしい

ここからがオチ

病院内をウロウロしていたら
外来で診てくれていたDrが

明日の手術、僕も入ることになりましたよ

と声をかけてきたので

先生~それが実は・・
と顛末を語ったら

びっくりした顔をして

転移じゃない・・転移じゃない・・
転移じゃないから~!

って見事なクレッシェンドで叫びながら
踵を返して走り去った

おおーい先生
取り残される私

まるで漫画だなと思った記憶


お見舞い差し入れ

2019-07-23 22:41:58 | 医療ネタ

東京女子医大病院にお見舞いに行ってきた
マンモス医大病院は増築に増築を重ねて
訳が分からなくなっているのはどこも同じだね

私が入院していた医大病院もそうだった
でも女子医大病院の面会時間が19時までって早いなあ

欲しい物ある?とメールしたら本が欲しいと言う
そうだよね
退屈だものね
私も入院時は本ばかり読んでいた

違う病院に行った時に
おそらく入院患者が退院時に置いていった本を
貸し出し図書にしていたのを見た時に
これは入院患者には嬉しい制度だな
このシステムが増えればいいのにと
つくづく思った

入院患者の本と言うことで思い出したけれど

私が入院していたのはかなり前
退院する患者さんが漫画を処分しようと廊下に出していた

その漫画が
「おたんこナース」と「研修医ななこ」

すごく面白い漫画だけれど
入院患者がこれを読んでいたら
看護師もドクターも嫌だろうなあ

さて
本日のお見舞い差し入れは時間が無かったので
じっくり選ぶこともできず
駅構内の小さな書店の少ない種類から
適当にチョイスして3冊

内1冊は官能小説にしておいた
お楽しみいただければ幸いです


福利厚生延期

2017-11-20 23:01:33 | 医療ネタ
風邪にやられた

ずっと喉が痛くてだるいなあとは感じていたけれど
先週日曜日に発熱40度

休日診療の病院に行ったけれど
ここまで朦朧としたのは始めて
問診票が書けない
お財布からお金が出せない
時々意識が飛びそうになる

インフルエンザは陰性だったのでとりあえず安心
インフルだったら先生に何を言われるか・・・

薬と解熱剤を飲んでひたすら寝たけれど
翌月曜日も熱が下がらないのでお休みする

本当なら福利厚生のインフルエンザワクチンの
注射日だったけれど延期

いつもなら1日休めば熱が下がるのに
今回はどうも下がらない

火曜日から出社したけれど
ずっと朝は微熱、帰宅すると38度越えの日々が続き
おまけに
口内炎に唇や口角が荒れて
とんでもない状態

そしてこの土日は大人しくいい子にしていたので
ようやく平熱に戻ったけれど
唇と口角にできたカサブタにより
美貌は台無し
マスクで顔を隠しております

それにしても
こんなにお酒を抜いたのは入院以来

延期になった福利厚生インフルワクチン接種は
今週末となった

いつもお注射してくれる得意先の整形外科医が
「どう?大丈夫?どんな感じ?」と
電話で診察してくれたけれど

冗談で
「今回はなかなか治らなくて・・・年ですかね?あはは」
と言ったら
「それもあるかもね」

だと

次に会ったら殴る

インフル

2015-01-11 01:05:40 | 医療ネタ

月曜日に仕事始めで
しょっぱなから仕事の山で
分かってはいたけれど途方に暮れ
さらに面倒な案件が舞い込んだりして

初日から残業しながら礼君と
「なんだか正月気分じゃなかったよね」
「未だに年末気分」
「もう1年経っちゃったのかな」

なんてグチグチ言いながらも仕事を片付けていく

木曜日
咳が出始めて寒気がする
先生の風邪がまたもやうつったか?

金曜日
朝、とてもだるかった
熱っぽい
でも今日中に片付けなければならない仕事がある

咳がひどいのでマスクをして出勤

マスク姿で咳き込む私を見て
先生が「薬をもらってきてやるよ」
と得意先の医者に行ってくれた

でも帰れとは言わない先生

このお医者さんは
毎年インフルエンザの予防接種注射をしてくれる医者

とりあえず風邪に対処する薬全般出してくれた
でもインフルエンザには対応できないよ と

午後になるとだんだん酷くなってきた
つらそうな私に
「熱を測れ」と体温計を差し出す先生

38.9度
でも帰れとは言わない先生

「3時になったら近所の病院が診療を始めるから行ってこい」

それは病院に行ってから戻って働けという意味?
だって帰れとは一言も言わないし

礼君も同意見

礼君も過去に酷い目にあっている

病院に行ったあとに戻って仕事するのが嫌だったのと
今日中にやらなければいけない仕事があったのとで
とにかく仕事を続ける
朦朧としているせいで捗らない

だからギリギリの仕事は嫌なのよね

礼君に
「あと1時間」
「あと30分頑張れ」と励まされつつ
5時10分前に仕事を片付ける

定時に退社して病院へ

受付で体温計を渡される
でもいつまで経ってもピピって鳴らないので
受付の人にそう言って体温計を渡すと
39.9度で止まっていた
体温計振り切れたか壊れたか測定不能
でも過去の経験から40度越えていたと思う

おかしいなあ
体温計は42度まで測れるはずなのに

あわてて奥に引っ込む受付の人
すぐに呼ばれてインフル検査

A型インフルエンザにビンゴ!

あれ?予防接種受けていたのに?
予防接種受けていたら軽く済むんじゃなかったけ?

速効点滴

三連休がパー決定

先生にインフルエンザでしたとメールしたら
返ってきた返信が
「予防接種が効かなくて残念でした」

今の気がかりは
礼君にうつしていないか・・それだけ


母退院

2013-04-25 00:35:51 | 医療ネタ

入院していた母が退院
術後の経過も良く
思っていたより早めの退院

思い起こせば1年前の手術予定が
ノロ騒動で延期になり
だらだらと伸ばし伸ばしになっていたけれど
天然大ボケの母が何かやらかすこともなく終了

これで毎日の病院通いから解放されるわバンザイ!

入院は兄が担当してくれたけれど
いきなり明日退院と言われても
私も兄も仕事を休めない
そりゃ緊急事態なら休むけれどね

兄と相談の結果
一人で退院してもらって
病院から近い私の家に来てもらうことに

退院前夜
母の荷物を整理しながら
荷物の多さに呆れる
明らかに使わないだろうと思われる物が多い

私も旅行の時は荷物が多い
もしかしたら使うかもって
これって遺伝だったのね

お気楽にどうでもいい話をしている母に
内心イライラしながら
でもなるべく優しくしようと最大限の努力をして
「これ使う?使わないなら仕舞っちゃうわよ」
ひとつひとつ確認しながら荷造り

荷造り完了したら
あれはどこ?とか言われて
だあ~と思いながらまた荷をほどく繰り返し

最終的に翌日の着替えと洗面道具と
最小限の化粧品だけ残して
すべて引き上げて帰る

その荷物の重いこと
徒歩20分が1時間くらいに感じたわ

そして留守中に家に入る母のために
テレビのリモコンの操作方法の指南書を作ったり

そして一番肝心なこと
見たれたらまずい物を全部隠す作業

とりあえず肩の荷を下ろしたわ
どっこいしょっと


たまには親孝行

2013-04-18 02:07:19 | 医療ネタ

母が入院したので大忙し

こういう時のために
ふてくされる母をなだめすかして
メールの特訓をした甲斐があった
たとえそれがオール平仮名の暗号文であっても

母の手術は予定時間よりも早く終わり
経過も良好

手術前は緊張と不安から一気に老け込んだ母が
手術後はすっかり安心して若返った

毎日あれが欲しいこれが欲しいとリクエスト

1階の売店で買えよ!という言葉を飲み込み
リクエストに応える
本当は歩いた方がいいんだから
叱ってでも売店まで行かせるべきかも

毎日通っては洗濯物を引き上げたり
肩が凝った足が痛いと
ここぞとばかりに甘える母に
マッサージしたりシャンプーしたり

同室のおばあさんに
「やっぱり娘はいいわね 息子なんて役に立たないわよ」
と言われたらしく
さらに増長していく・・・勘弁して~

そのおばあさんに
「綺麗な娘さんね」とも言われたそうで

「え?なんて言われたって?」
「綺麗な娘さんて・・・」
「もう一回言って」
「だから綺麗な娘さんて」

よっしゃ!気分アゲアゲ

そのおばあさんへの挨拶が
5割増しぐらいの笑みになったのは言うまでもない

ただ このおばあさんは
軽く認知症


母入院

2013-04-14 04:37:37 | 医療ネタ

先日、母が入院をした
と言っても命に関わるような病気でもなくて
QOLを上げるための手術

手術経験豊富で
体に100針以上の傷がある私としては
別に大したことないと思っているのだけれど
気の小さい母は緊張で顔が紙のように白い

私と同じ科でもあり
かつて私が入院していた病棟に
久しぶりに足を踏み入れる
苦くも懐かしい匂い
そうそう こんな匂いに包まれていたなあ
でも設備が新しくなっている

入院した夜に主治医から手術の説明があった
若い主治医のA先生は
とても誠実に丁寧な説明をしてくださる
うん いい先生だわ
明るいのも好印象

そこで初めて知ったのだけれど
チーム医療のボスが
私の主治医の坊や先生だった

とてもびっくりしたし嬉しい
密かに主治医が坊や先生だったらいいのにと思っていたから
坊や先生はとてもいい先生だから安心
親子でお世話になることに・・・

私が入院したときは坊や先生はまだ下っ端で
ちょうど説明をしてくれたA先生と同じくらいだった
出世したねえ

手術の当日
休みを取って待機予定
手術は午後からなので
ちょうど坊や先生の外来日でもあるし
ちょっと早いけれど受診

母をお願いしますと挨拶をし
A先生っていい先生ですよねと言ったら
坊や先生は嬉しそうに
イケメンの笑顔がキラリンと
「でしょ~ボクのイチオシだよ」

患者にとって主治医がどんな人なのか
それも不安のひとつなのだけれど
それが無くなったのが一番大きい

余談ですが
病棟のナースは相変わらず若く
さらに美人率が向上していた

ううむ


予防接種延期

2012-11-29 00:34:54 | 医療ネタ

毎年恒例の福利厚生「インフルエンザ予防接種」 
今年もその時期がやってきた 

繁忙期にインフルエンザで休まれたら 
俺が困るんだよと言う先生の暖かい心遣いによる 
唯一の福利厚生 

顧客でもあるお医者さんが 
お昼休みにやって来た 

手にはカサカサとレジ袋 
ワクチンと注射器が入っているにしては 
無造作すぎるよね 
大丈夫か? 

しばらく先生と歓談の後 
注射タイムかと思いきや 
「来週に延期!」のお達し 

その理由は 

ワクチンと注射器は持ってきたけれども 
注射針を忘れたから 

 


待合室にて考え込む 

2011-01-28 23:28:24 | 医療ネタ
検査を終えて診察室の前の 
待合室で名前を呼ばれるのを待っていたら 
診察室から激高した声が聞こえた 

「こんな小さな子に包茎手術って何を考えてるの!」 

ん?今包茎手術って言った? 
思わず聞き耳を立ててしまう 

しばらくして診察室から 
女性が3歳くらいの男の子を連れて出てきた 

暗い顔のお母さんに手を引かれたあどけない子供 

いろいろと妄想から考え込んでしまったわ 

このお母さんは何故そんなに思い詰めてしまったのだろう 
旦那さんが相談に乗ってくれないの? 
もしかしたらシングルマザーかもしれない 
誰かに相談をできる環境にないのかもしれない 

もっと裏を読めば 
誰に何と言われようとも視野狭窄に陥っているのかもしれない 

それもこれも息子を愛するが故 

どうか彼女が孤独から救われますように 

確かなのは 
その繋いだ手の温もり 

これから出社

2011-01-27 11:55:17 | 医療ネタ
午前中は休みを取って朝一番で検査 
今月は毎週病院に行っているので医療費貧乏 
そして健保組合の財政圧迫の一端を担う 

硬いレントゲン台に横たわって検査を待つ 
検査といっても 
造影剤を打って数分おきにレントゲンを何枚か撮るだけなんだけどね 

技師のおじさんが丁寧に造影剤の副作用について説明してくれる 

何度もやっているから分かっているのだけれど 
話の腰を折るのも愛想がないので 
相槌を打ちながら傾聴しているフリをする 

この造影剤は身体に合わないと危険なのかも 
初めての時は点滴で時間をかけて少しずつ・・・ 
アレルギーが出なかったので 
それからは注射で一気に注入となった 

若い女医さんが来て造影剤を打ちながら 

「チクっとしますよ~」
「ん~~痛いねえ ごめんねえ もう少し我慢してねえ」 

子供か年寄り扱い 
注射の時の呪文

毎度思うのだけれど 
この手の台詞は必ず言わなくちゃいけないの? 
 


部長の名札を着けた技師さんが若い女医さんを叱っていた 

「ちゃんと薬を持って来てよ」 
「PHSにすぐ出てよ」  

女医さんが何か言い訳していたけれど 
小さい声だったので聞こえなかった 

検査のスケジュールは目一杯入っている 
待合室には待ちくたびれた患者達 
女医さんだって遊んでいるわけじゃない 

皆が皆 それぞれに言い分がある 


レントゲン写真を持ち帰って 
坊や先生に内視鏡検査をしてもらう 
レントゲンでも内視鏡でも異常なし 
次回の検査は6月 

坊や先生がレントゲン写真を 
カルテに写生していた 
医者には絵心も必要なようだわ 


今日の病院は空いていたなあ 
珍しくサクサク終わったので一旦帰宅 

これから出社します 

職場と病院は自宅から近いに限るね

mamma

2010-12-18 14:51:20 | 医療ネタ

乳がん検診のマンモグラフィー 
マンモとはmamma(マンマ=乳房)のこと 

職場の検診で初めてマンモグラフィした時 
「要再検査」だった 

ちょうどその頃定期検査のCT撮影があった 

待合室で長いこと待って 
診察室から何枚もの写真をカシャカシャと 
シャウカステンに差し込む音が聞こえて 
あ やっと私の番だ と思っていたら 
中から主治医のチイ先生の 
「ちょっと去年の写真持って来て」の声 

やな予感・・・ 

しばしの間のあと、やはり私が呼ばれた 

「肺も肝臓も大丈夫 
 鼠径部のリンパ節が少し腫れているけど大丈夫でしょう
 ただ・・・胸にシコリが写っています」 
 
うわ~きた~ 

「大きさは?」 
「2cmですね」 

2cmか・・それなら部分摘出でいけるかも 
入院期間は2週間てとこかな 
それくらいなら仕事のやりくりがつくかな 
この病院の形成外科は同時再建もやるのかな 

数秒間でいろいろと考えていると 

「すぐに乳腺外科を受診して 診察依頼を出しとくから」 

チイ先生の威光により 
乳腺外科では丁寧に診察された 
マンモにエコーにMRIまで 
普通はMRIまではやらないらしいけれど 
より確実に検査するためですって 

それもこれもチイ先生のおかげ 

MRIは初めてではないけれど 
乳房のMRIは初めてで面白かった 
造影剤を打ち 
うつぶせに寝るのだけれど 
台に穴がふたつ並んで開いている 

「その穴にお乳を入れて垂れ下がるようにしてね~」 

へいへい 

言われたとおりにうつぶせになり 
そういえば 
マジンガーZにおっぱいがロケットミサイルの 
女ロボットがいたなあ なんて考えていたら 
なんだか可笑しくなってクスクスしてしまった 

MRI室ではビリージョエルの曲が流れていたけど 
MRIは検査が始まると音がうるさくて 
せっかくのビリージョエルが聞こえないのよね 

で、まあ結果は悪性ではないとの診断 

「でも定期的に検査してね」 

へ~い 


そして今年もCTでシコリが写り 
チイ先生から乳腺外科に行くよう言われ 
チイ先生の威光により 
丁寧な診察を受けるのよ

そして本日病院の中を元気に駆け回る 
ああ 疲れた