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☆よしもとばなな「ひとかげ」感想

2008年08月09日 22時38分48秒 | 文学
ひとかげ (幻冬舎文庫)よしもとばななの「ひとかげ」(幻冬舎文庫)をさっき買ってきて読んだ。
リメイク前の短編「とかげ」も収録されていてそれを先に読んで、リメイク版の「ひとかげ」を読んだ。
「とかげ」は刊行されたときも読んだはずなのだがまるっきり憶えていない。当時も好きじゃなかったはずだが、今回もあまりおもしろくなかった。
「ひとかげ」もあまり好きではない。
≪そんな修行みたいな気持ちで人の体に触っちゃだめだよ。つらい人ばかり集まってきて、遊びのようなものがなくなって、ますます真剣になって、つぶれてしまうよ。≫(43ページ)
と語り手が、とかげに言うのだが、確かに仰る通りもう少うし”遊び”が欲しい。
よしもとばななにはたまにこういう、会話で押し問答しているだけの小説がある。
そして僕はそういうのは好きじゃない。
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