浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

合い言葉は勇気

2006-08-28 16:39:49 | 
愛媛行きのために羽田空港にいて、そこの書店で購入。



ほとんど忘れさられた三谷幸喜の連ドラの脚本本。(脚本本、という言葉が正しいのかどうかわかんないけど)

僕はこのドラマ好きでした。

なぜか「各地に散らばってる仲間たちが集う」という話が無条件に好き。里見八犬伝、水滸伝、ゴールドパンサーズとかね。

明らかに僕の好みのオリジナルは里見八犬伝。

子供の頃、実家に「世界名作全集」みたいな本があった。毎月1冊ずつ世界の名作、小公女とか三国志とかトム・ソーヤの子供向けダイジェストが届けられるんだけど。その中でも一番好きだったのが里見八犬伝。いいよねー。八房って犬から始まって日本各地に「苗字に"犬"がつく」「体のどこかに痣がある」「名前に忠信考悌…がつく」という共通点のある人達がいて、めぐり合う、というのが。強敵出現、と思って刀を切りつけたら痣が見えて「もしやおぬしの名は…」なんて出会いにどきどきします。

真田広之、薬師丸博子主演の角川映画も子供心に観た覚えがあるねー。

前置きが長くなったけど、里見八犬伝の「仲間」というとこだけベースにしたドラマ。主要人物の名前には「礼、智、信…」の一文字があります。敵役も安西、網干と八犬伝がベースになってる。

なんたってキャストがすごい。(漢字面倒なのでひらがな多くなりますがご勘弁)香取慎吾、鈴木京香、役所こうじ、津川まさひこ、田中邦衛、麿赤児…。

で、視聴率は悪かった、と。

でもねー、おもしろかったっすよ。

三谷幸喜が冒頭で言ってますが、自分が感動する要素を全部盛り込んだらしい。感動する要素、というのは、

・赤の他人のために協力すること。
・仲間が集まっていくこと。
・知恵比べ(できれば法廷が望ましい)

だそうで。

それが全部入ってます。

DVD借りてこようかな。

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