浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

中学男子世界のコペルニクス的転換

2006-12-07 23:47:11 | 日記
僕には従兄弟の姉ちゃんがいて、結構仲がよい。僕の父親の姉の娘、ということになるけど僕は個人的に父親方から色濃く血を継いでいると思っているので父親方の人たちとは気も合う。

特にその姉ちゃんは僕の8つくらい上で、何かしら僕にとっては最先端の人だった。僕が小学生時代、丸坊主短パンで田んぼを走り回っているときに近藤真彦のおっかけで渋谷に行っただの、いまこれがはやってると中森明菜風ヘアをしたりだの。なんか知らないけどアメリカに2週間くらいホームステイしてて成田空港に迎えに行った覚えもある。あのね、ほんとふるい人のようなこと言うけどそれまで知り合いが海外行くなんて経験なかったからね。素直に「すげー」と思いましたよ。

その姉ちゃんはいまシングルマザー。その息子もまた僕と気が合う。5歳くらいのときに僕の車で一日ドライブをしたけど、助手席に5歳が乗っている、という感じではなくて普通の男友達が乗ってる、という感じだった。適当に話せば突っ込んでくるし。

こないだその姉ちゃんと話をしたんだけど、息子ももう中学一年となり母としては悩みの多いものらしい。

いわく、

・勉強しない。数学のテストで7点とか取った。
・ガンダムのプラモばっかり作ってる。

とのこと。

まぁ女性にとって思春期の息子って悩みは多いですね。

個人的な見解でいうと、「何一つ心配ない」。

大体そういう中学生の男はそのうちある宇宙の真理に気づく。それは「あ、俺、もてない…」ということ。

これがですね、もう今までの常識を覆すようなコペルニクス的転換なんですよ。どれだけガンダムうまく作れても、たくさん持ってても、「ガンダムに興味ある女の子っていねーな」とか思うんですよ。

それによって大体「うーん、ま、それなりに勉強しないとな」とか「ガンダムもそろそろやめるか…」とか気づくんだよね。初めてジェルとかムースとか買ってみるのもこの時期。それからの数年は頭の中の大半は「いかにもてるか」ということ。その時期を越えてバランス取れるようになってくる。そういうもんです。

最近、僕の同級生も子供産んでるし、シングルマザーも何人か居る。そういう人たちも10年後にはこういうことに悩んでるんだろうな。うーんうまく想像できないけど。僕自身が中学生みたいなもんだしー。成長してないしー。Eighteen till I dieだしー。

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