浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

今はもうない

2005-12-03 01:53:16 | 
かなり昔に、京極夏彦を読み始めたころに、
京極夏彦が「文系ミステリ」なら、「理系ミステリ」は
森博嗣といわれていたときがあったような気がする。

「博士の愛した数式」のときに、「笑わない数学者」のことを思い出したけど、
このシリーズをがんがん読んでいたときがあった。
俗に言うS&Mシリーズですね。
そのころにはもうシリーズ最終作の「有限と微小のパン」が出ていたと
思うから、読んでは買い、読んでは買い、という感じである。

シリーズものが出終わった後にそのシリーズに出会う、というのは
結構幸せな体験ではある。
まだかまだか、と胸弾ませるのも楽しいけれど、
読み終えたらすぐに次作を読める、というのも楽しい。

(それがしたくて連ドラをわざわざテレビで見ずに、
 DVDになるまで待っている、という人を知っている。)

話がずれたけど、このシリーズで一番面白かったな、と
思うのは、「今はもうない」


シリーズ中ではかなり異色作に入るだろうけど、
かなり好き。

本当に「今はもうない」話なんだよね。
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