26日、3月定例議会が閉会しました。
開会日の7日に行った一般質問では、
①相楽東部広域連合の検証。教育委員会と広報は町の事務に戻すべき。
②農業の担い手、後継者をどう確保するか。
③国保税値上げを断念し、再検討を。
の3点を質問しました。
国保税値上げの条例改定案が、この日に提案され、一般質問もふくめ値上げ阻止へがんばったんですが、採決では私のみが反対で、値上げが強行されました。
議会に向けて、短期間でしたが100名の署名が寄せられ、その声をぶつけました。
残念ながら声は届きませんでしたが、いかに負担が重いかは行政にも認識させる事はできたと思います。
この声を今後も生かしていきたいと思います。
12~13日に新年度予算の審議が行われ、町長選挙を控えていることもあり、あまり新しいとりくみはありませんでしたが、平成26年度からのゼロ歳児保育の実施をあらためて確認し、がん検診でのクーポン券の有効活用を進める点で、休日に検診日を設けるとの答えもありました。
19日の本会議、そして昨日の最終本会議で閉会となったわけですが、26日の本会議では、4本の意見書を提案。結果は・・
「生活保護基準の引き下げの撤回を求める意見書」・・岡本以外の反対で否決
「大飯原発の停止、新たな原発再稼働に反対する意見書」・・岡本以外の反対で否決
「TPP交渉参加表明の撤回を求める意見書」・・4対5で否決。賛成は岡本、畑議員、前出議員、岩崎議員。反対は、吉田議員、 岡田議員、籠島議員、小西議員、山口議員
「地方公務員給与に係る地方交付税の削減に関する意見書」・・全会一致で可決
という事になりました。
中でも、TPP問題の意見書は何とか可決させたかったんですが、1人足りませんでした。
当初は、一致して意見書をあげようと調整し、いったんは籠島議員に提案してもらうところまでいっていたんですが、「自民党筋」の圧力があったのか、途中で「提案できない」となってしまい、否決という情けない結果になりました。
TPP問題は、和束のような農山村にとっては死活的な問題ですし、国民皆保険や食の安全などすべての住民生活に大きな影響があります。そもそも自民党は12月の総選挙で「TPP断固反対」を訴え勝利したわけで、明らかな公約違反です。
今回の否決は、地方も含めて自民党は公約違反の政党である事を示した結果になりました。
さて、3月議会の最後は、任期折り返しを迎えた議会の構成変更でしたが、これには大変疲れました。
議長、副議長選挙のあと、常任委員会や議会運営委員会、広域連合や組合議会などの選出が行われます。
私は、産業常任委員会に再度所属する事になり、立候補して常任委員長になりました。
常任委員長にあえてなったのは、相楽東部広域連合の議会に何としても入りたかった事があります。
是非はともかくとして、これまで議長、副議長と常任委員長が選出されていたので、常任委員長になる事で広域連合に関わる道を選ぶ事にしました。
その前に、委員会から2名ずつ議会運営委員を選ぶと言う事で、話し合った結果、私と副委員長を選ぶ事を確認して、本会議に臨みました。
ところが、配布されたメンバー表を見ると、私の名前がなく、別の議員の名前が入っているんです。
どう言う事か、と議長席に行き確認をしようとしましたが、籠島議長は「議運の選任は議長の専権なので」と言うだけで、本会議が再開されてしまい、そのまま決定されそうになりました。
あまりのやり方に私は「異議あり!」を繰り返し叫び、「一体どういう事か説明してください」と繰り返し要求しました。
背後からは、小西議員や山口議員から「何も問題ない、そのまま進めたらいい」等と声が飛んでましたが、議長も同席した中で確認した事を、何の説明もなく勝手に変更するなどは絶対に許されないと猛抗議し、何とか休憩させ、再度委員会を開き、説明をうけました。
議長は専権事項である事を再度言われましたが、「委員会の場ではそんな事は言っていなかった。もしそうなら、初めになぜ言われないのか。委員会で確認した意味がなくなるではないか」と述べ、「私が議運に選ばれたら、何かまずい事でもあるんですか」とも言いました。さすがに議長も折れて、私を再度選びなおすことになりました。
何でこんな不可解な事が起こるのか。議長よりも議長を支援した議員さんたちの意向が働いていたんだろうと思いますね。
議運の事は、とりあえず収まりましたが、まだありました。
いよいよ相楽東部広域連合議会の選出となりましたが、何と、常任委員長がメンバーから外されたんです。
連合が発足した時、連合議員をどう選ぶかが話になりましたが、とりあえず議長、副議長、常任委員長でとの話になり、これまでそうしてきました。私自身は、そんな選び方はそろそろやめた方が良いとの考えでしたが、とりあえず今回は常任委員長になる事で連合議会に入る方法をとりました。
が、私が常任委員長になった途端に、全体で何の議論も確認もないまま、これまた一部の議員の思惑だけで勝手に変更になったわけです。どうしても私に行かせたくないための措置だと私は受けとめました。
少しだけ心配はあったんですが、こんなこと本当にやるのかと、呆れるばかりでした。大人気ないですね。
私が「いつから、当て職じゃなくなったんですか?これからは当て職ではないんですね」と聞くと、「今日からや。そう言う事や」との答え。人事を一任された議長でも副議長でもないある議員が「俺が決める事」等と、人事を私物化している事に、本当に腹が立ちましたね。
今後は、議会人事の決め方も、一任をやめて、もう少し民主的に決められるしくみにしないといけないと痛感しました。
議長・副議長に一任は形ばかりで、議長を支援した一部の議員が好き放題に人事を動かしているのが実態だと私は思いましたし、こんな前近代的なやり方はやめさせないといけないですね。
それにしても、子どもの児童会や生徒会の方がよっぽどましとも言える議会人事にはほとほと疲れましたね。
それはそれとして、3月議会が終わり、今期の任期も折り返しとなりました。
常任委員長や議運など、18年にしてはじめての経験になりますが、しっかりと頑張りたいと思います。