こんにちは 岡本しょういです

京都の南部、和束町で日本共産党の町会議員をしています。町や議会などの情報をお知らせしています。

3月議会が終わりました

2013-03-27 19:46:36 | 議会報告&議員活動

26日、3月定例議会が閉会しました。

開会日の7日に行った一般質問では、

①相楽東部広域連合の検証。教育委員会と広報は町の事務に戻すべき。

②農業の担い手、後継者をどう確保するか。

③国保税値上げを断念し、再検討を。

の3点を質問しました。

国保税値上げの条例改定案が、この日に提案され、一般質問もふくめ値上げ阻止へがんばったんですが、採決では私のみが反対で、値上げが強行されました。

議会に向けて、短期間でしたが100名の署名が寄せられ、その声をぶつけました。
残念ながら声は届きませんでしたが、いかに負担が重いかは行政にも認識させる事はできたと思います。
この声を今後も生かしていきたいと思います。

12~13日に新年度予算の審議が行われ、町長選挙を控えていることもあり、あまり新しいとりくみはありませんでしたが、平成26年度からのゼロ歳児保育の実施をあらためて確認し、がん検診でのクーポン券の有効活用を進める点で、休日に検診日を設けるとの答えもありました。

19日の本会議、そして昨日の最終本会議で閉会となったわけですが、26日の本会議では、4本の意見書を提案。結果は・・

「生活保護基準の引き下げの撤回を求める意見書」・・岡本以外の反対で否決

「大飯原発の停止、新たな原発再稼働に反対する意見書」・・岡本以外の反対で否決

「TPP交渉参加表明の撤回を求める意見書」・・4対5で否決。賛成は岡本、畑議員、前出議員、岩崎議員。反対は、吉田議員、                            岡田議員、籠島議員、小西議員、山口議員

「地方公務員給与に係る地方交付税の削減に関する意見書」・・全会一致で可決

という事になりました。

中でも、TPP問題の意見書は何とか可決させたかったんですが、1人足りませんでした。
当初は、一致して意見書をあげようと調整し、いったんは籠島議員に提案してもらうところまでいっていたんですが、「自民党筋」の圧力があったのか、途中で「提案できない」となってしまい、否決という情けない結果になりました。

TPP問題は、和束のような農山村にとっては死活的な問題ですし、国民皆保険や食の安全などすべての住民生活に大きな影響があります。そもそも自民党は12月の総選挙で「TPP断固反対」を訴え勝利したわけで、明らかな公約違反です。

今回の否決は、地方も含めて自民党は公約違反の政党である事を示した結果になりました。

さて、3月議会の最後は、任期折り返しを迎えた議会の構成変更でしたが、これには大変疲れました。

議長、副議長選挙のあと、常任委員会や議会運営委員会、広域連合や組合議会などの選出が行われます。

私は、産業常任委員会に再度所属する事になり、立候補して常任委員長になりました。
常任委員長にあえてなったのは、相楽東部広域連合の議会に何としても入りたかった事があります。
是非はともかくとして、これまで議長、副議長と常任委員長が選出されていたので、常任委員長になる事で広域連合に関わる道を選ぶ事にしました。

その前に、委員会から2名ずつ議会運営委員を選ぶと言う事で、話し合った結果、私と副委員長を選ぶ事を確認して、本会議に臨みました。

ところが、配布されたメンバー表を見ると、私の名前がなく、別の議員の名前が入っているんです。

どう言う事か、と議長席に行き確認をしようとしましたが、籠島議長は「議運の選任は議長の専権なので」と言うだけで、本会議が再開されてしまい、そのまま決定されそうになりました。

あまりのやり方に私は「異議あり!」を繰り返し叫び、「一体どういう事か説明してください」と繰り返し要求しました。
背後からは、小西議員や山口議員から「何も問題ない、そのまま進めたらいい」等と声が飛んでましたが、議長も同席した中で確認した事を、何の説明もなく勝手に変更するなどは絶対に許されないと猛抗議し、何とか休憩させ、再度委員会を開き、説明をうけました。

議長は専権事項である事を再度言われましたが、「委員会の場ではそんな事は言っていなかった。もしそうなら、初めになぜ言われないのか。委員会で確認した意味がなくなるではないか」と述べ、「私が議運に選ばれたら、何かまずい事でもあるんですか」とも言いました。さすがに議長も折れて、私を再度選びなおすことになりました。

何でこんな不可解な事が起こるのか。議長よりも議長を支援した議員さんたちの意向が働いていたんだろうと思いますね。

議運の事は、とりあえず収まりましたが、まだありました。

いよいよ相楽東部広域連合議会の選出となりましたが、何と、常任委員長がメンバーから外されたんです。

連合が発足した時、連合議員をどう選ぶかが話になりましたが、とりあえず議長、副議長、常任委員長でとの話になり、これまでそうしてきました。私自身は、そんな選び方はそろそろやめた方が良いとの考えでしたが、とりあえず今回は常任委員長になる事で連合議会に入る方法をとりました。

が、私が常任委員長になった途端に、全体で何の議論も確認もないまま、これまた一部の議員の思惑だけで勝手に変更になったわけです。どうしても私に行かせたくないための措置だと私は受けとめました。

少しだけ心配はあったんですが、こんなこと本当にやるのかと、呆れるばかりでした。大人気ないですね。

私が「いつから、当て職じゃなくなったんですか?これからは当て職ではないんですね」と聞くと、「今日からや。そう言う事や」との答え。人事を一任された議長でも副議長でもないある議員が「俺が決める事」等と、人事を私物化している事に、本当に腹が立ちましたね。

今後は、議会人事の決め方も、一任をやめて、もう少し民主的に決められるしくみにしないといけないと痛感しました。
議長・副議長に一任は形ばかりで、議長を支援した一部の議員が好き放題に人事を動かしているのが実態だと私は思いましたし、こんな前近代的なやり方はやめさせないといけないですね。

それにしても、子どもの児童会や生徒会の方がよっぽどましとも言える議会人事にはほとほと疲れましたね。

それはそれとして、3月議会が終わり、今期の任期も折り返しとなりました。

常任委員長や議運など、18年にしてはじめての経験になりますが、しっかりと頑張りたいと思います。


子育てサロン 9年目の「お別れ会」

2013-03-22 12:07:23 | 子育て安心の町に

今日は、気持ち良く晴れた日ですね。

ちょっと風は冷たいですが、さわやかな感じの1日になりそうです。

さて昨日は、子育てサロンの恒例行事、「お別れ会」でした。

「お別れ会」は、4月から保育園に入園する子どもたちや、これまで子育てにがんばってきたママさんたちを、みんなで祝福し、激励する企画です。

今回も、事前にはたくさんの参加申し込みがあって、25組くらい予定していたんですが、今年は、風邪やインフルエンザ、ノロ・ロタとかの腸炎など、体調不良の親子が続出。事前に何組かの欠席情報はあったんですが、当日の朝から、欠席の連絡が次々と入り、「始まるまでに何組残るかな」と、さすがに不安になりましたね。

結局、半分ほどの親子が欠席で、しかも送られる側の親子は11組中3組の欠席にとどまりましたが、送る側の親子が14組中5組しか残らず、ちょっとアンバランスな感じになってしまいました。

少しコンパクトな規模になってしまいましたが、それでも何とかなごやかにできたかな。

オープニングは、動物の絵が描いてあるカードをひいて、ジェスチャーで表現してあててもらうゲームをしました。

保育士資格のあるスタッフだけに、さすがだなあと感心してたら、「岡本さんもよろしく」とカードを引くことになり、引くと「カニ」。

ちょっと恥ずかしかったけど、カニの横歩きを披露しました。

ゲームで少しなごんだ後に、お別れのセレモニーにうつりました。

最初に、「卒業」するママさんによる「ひとこと」コーナーで、サロンでの思い出や子育てへの思いなどを話してもらうんですが、サロンがママにとっても子どもにとっても、楽しい場所であった事を実感できて、いつも感動したり、ホッとしたりしますね。

ひとことコーナーの後は、子どもたちに手作りのメダルをかけてあげたり、ママさんたちに、寄せ書きや絵本、子どもの成長パネルをセットしたプレゼントをしたり、スタッフからメッセージを贈ったりしました。

セレモニーの後は、これも恒例の「子育てサロンの1年」のスライドショーを上演して、この1年の子どもたちやママさんたちの様子や成長を振り返りました。

そうこうしていると、お昼になり、これも恒例のスタッフ手作りのちらし寿司をみんなで食べて、終了。

9年目の子育てサロンも、何とか無事に終える事ができました。

4月からは、いよいよ10年目を迎える事になります。

うちの子どもが2歳の時にはじめたサロンなので、いわゆる1期生の子どもたちは、4月から小学6年生に。

この9年間で、本当にたくさんの子どもたちと遊ばせてもらって、とても楽しい時間を過ごさせてもらったなと思います。

サロンは保育園に入るまでの場所なので、多くの子どもたちは、一緒に遊んだ事を忘れていきます。取り組んで

でも、1人1人の子どもたちの長い人生の最初のところに関わらせてもらった事に、とても感謝してますし、私の宝物です。

もちろん、子どもたちだけでなく、ママさんたちの子育てのご苦労に関われた事、そして、一緒にサロンを続けてきたスタッフのみなさんとの関わりも、とっても素敵な宝物になっています。

10年はひとつの区切りですが、またぼちぼちと、いつも通りに、取り組んでいければと思いますね。


東日本大震災・原発事故から2年

2013-03-11 09:48:40 | 命とくらし守る政治を

おはようございます。

今年の3月11日の朝は、とても良い天気に恵まれました。

今日は、東日本大震災と原発事故が発生してから、ちょうど2年ですね。

これまでに、約1万6000人が亡くなり、いまなお約2700人の行方がわかっていません。

生き残った方も、大きな苦しみと困難は続いています。

今も、約32万人が避難生活を強いられ、そのうち原発事故による避難者が約15万人にもなります。

亡くなられた方にあらためて哀悼の意を表すとともに、被災者のみなさんに心からのお見舞いを申し上げます。

2年という年月が経過しても、遅々として進まない生活や生業の再建、復興・・・

災害の大きさと言う事も、もちろんありますが、事態をさらに深刻にしているのが、政治ですね。

口では、「復興を加速させる」とか「被災地の復興が第一」とか言いながら、医療や介護負担などの軽減とかは、容赦なく打ち切ったり、こんな時に、消費税増税や生活保護のカット、TPP交渉参加とか、被災地の現実を考えればとうていやれないような事も平気で進めようとしたり。

昨日、NHKの番組で、宮城県の知事が「ただの復旧・復興でなく、創造的な復興が必要だ」とか言われてましたが、そう言いながら、この知事さんは、医療費の減免は打ち切ろうとしているんです。言葉や、スローガンよりも、創造的かどうかよりも、まず実態に見合った、支援こそ切実に求められていると思います。

阪神・淡路の時もそうでしたが、復興の名の下にというか、かこつけて、無駄な事業に税金がつぎこまれる一方で、被災者の生活再建はどんどん後回しにされ、18年もたっても、地域も生活も再建できない事態が続いてます。

昨日の番組で、「3年目が大事。阪神淡路の時も、3年目に倒産した企業が一番多かった」との話がありましたが、3年後にあったのが、消費税の税率アップでした。今回も、まさに同じケースで、震災から3年後の増税が予定されています。

地震や津波被害は、自然災害ですが、その後の支援の遅れは、政治による災害です。

政治がまともじゃないと、助かる命も助かった命も助からない・・・

この2年は、まさにそれを実感する時間だったと思います。

原発事故にいたっては、すべてが人災であり、政治による災害です。

安全神話を振りまき、やるべき事もやらなかった結果としての事故ですし、そもそもが間違いだった結果です。

あれほどの深刻な事故をうけたのだから、いいかげん、政府も関係企業も目を覚ますのかと思いきや、事故も収束していないのに、もう再稼働を進めるとは、本当に反省のできない、どうしようもないモラルハザードです。

国民は未来をみすえ、声をあげています。

昨日は、東京で「原発ゼロ大行動」が行われ、4万人が集い、国会前等を埋めましたし、それに呼応して、全国各地で行動が行われました。

今朝の「赤旗」は、関連写真と記事で満載でした。

ところが、「京都」を開いても、一切触れていません。全くの無視。

被災地の困難や課題は伝えても、国民のうねりのような運動や声は黙殺するマスコミの姿勢は、まだまだ何も変わっていない・・それも実感した2年だったと思いますね。

 

私自身はどうかと言えば、思いとは別に、直接的にはほとんど何もできなかった2年でした。

被災地にも、まだ行けていません。

これから、自分に何ができるか、しっかり考えつつ、出来る事をしていきたいと思います。

何より、自分の足元で、政治を少しでも良くするためにがんばる事を大事にしたいと思います。

 


3月議会がはじまります 

2013-03-06 22:52:00 | 議会報告&議員活動

明日、7日から3月議会がはじまります。

明日の初日は、本会議が開かれ、一般質問があります。

3月議会では、私もふくめ2人が質問に立ちます。今回も少ないですが・・・。

私の一般質問の内容はつぎのとおりです。

1.相楽東部広域連合について

(1)設立から4年間の事業を検証し、成果や課題を住民に示すと共に、今後の方向性を住民参加で検討すべきではないか。

(2)教育委員会は連合事務から外し、各町村の事務に戻すべき。

(3)広報発行事務も各町村の事務に戻し、内容の充実を。

 

2.農業後継者、担い手確保の対策について

(1)今後10年、20年先の農茶業の担い手確保の見通しをどう認識しているか。

(2)町独自の後継者や担い手の生活や営農を支援する対策を検討・実施すべきではないか。

 

3.国保税値上げを断念し、再検討を

(1)国保財政悪化の最大の原因は国、府の財政支援削減との認識はあるか。国、府に必要な支援を要請し、反映しているのか。

(2)値上げによる住民生活への影響、滞納拡大の危険性をどう考えているのか。

(3)一般会計からの法定外繰入れを行い、値上げ回避を。

私の質問は2番目で、午後からの予定です。

 

初日の本会議で一番の問題は、国保税値上げの提案です。

平均9.2%、総額1500万円の負担増を内容としていますが、今でも重い負担を、これ以上増やす事は、到底許されません。

この間、短期間であったにも関わらず、値上げ撤回を求める署名が100人分寄せられました。

4日に、役場に出向き、副町長に署名を手渡し、値上げ撤回を要望しました。

明日の一般質問でも、値上げ案の審議でも、署名に寄せられた切実な思いを、しっかり踏まえてがんばりたいと思います。

 

3月議会は、本会議が明日の7日と、19日の午後、26日に予定されていて、新年度予算を審議する予算特別委員会は、12日、13日に行われます。

全力でがんばります。