いよいよ解散・総選挙です。
公示は12月4日、投票日は12月16日です。
「今年の汚れ、今年のうちに」
年末になると、大掃除のスローガンとしてよく使われる言葉です。
寒さが本格化する12月の選挙は、なかなか厳しいものもあるけど、新しい年を迎える前に、こびりついた政治の汚れをしっかりとキレイにするまたとないチャンスです。
3年前の政権交代は、「弱いものいじめの自公政治はもうごめん」「暮らしを守る政治に」という国民のうねりが実現しました。
しかし民主党は、国民の力で政権につきながら、国民との約束をことごとく裏切り、政権維持のために、財界とアメリカの力にすがり、国会では、あれほどダメだしした自公にすがる体たらくになりました。
この8月には、公約していなかった消費税増税を、自公との談合で強行したあげく、この暴挙を「決められる政治」などと自画自賛し、ウソつきを正当化する始末。
そして、先日の党首討論。
解散をエサに、定数削減の実現を自民党に迫り、協力を約束させました。
野田総理は、消費税増税を国民にお願いする以上は、定数削減を必ずやらなければならないと、息巻きました。
ふざけるな!
国民の民意をふみにじって消費税増税を強行しておいて、何が国民との約束だ。
民意をもっとも反映する比例代表部分を、どさくさにまぎれて大幅カットしようという、野田総理らしいずるさ。
さすが、民意をふみにじる事にたけた総理の考えそうなことだ。
国民うけしそうな事を叫びながら、実は国民の声を遠ざけようとしている、このトリックに私たちは絶対にひっかからない。
総理は、幼少期の思い出を持ち出して、自分がいかに正直者かをアピールしたが、本当に約束を守る、正直な態度を貫くなら、ウソつきを謝罪し、消費税増税を撤回するのが筋ではないか。
幼少期の「野田くん」が泣いてるぞ。
この見事な裏切りに容赦のない審判を下しましょう。
自民・公明は、もう勝ったつもりかもしれないが、そうはいかない。
野田総理や民主を、さんざん「ウソつき」「約束を守れ」と攻め立てたけど、ちょっとおかしくないか。
ウソつきの民主党と談合して、公約違反の消費税増税を一緒に強行したのは自民・公明だ。
ウソをつけとあおり、ウソをついたら「おまえはウソつきだ」とはやしたてる。
ある意味、一番たちが悪い。
党首討論で安部総裁が、「約束を破ったんだから、信を問うのは当たり前だ」と言っていたが、だったら、消費税増税を決める前に解散・総選挙するのが筋だろう。ウソつきに手を貸しておきながら、民主だけを悪者にするのは虫が良すぎるだろう。自公は共犯なんだから。
消費税だけではない。
あの復興財源の流用も同じ。年金カットも同じ。どれも民自公の談合でやったこと。
3年前、自公政治を変えるために民主党政権にしたのに、民主党が国民を裏切って今や自公と一緒になって、国民をいじめている・・・これが今の姿ではないか。
民主だけに罪をかぶせて、自公が仮に政権を取り返したところで、何が変わるのか。民主と何が違うのか。
同じ目的地に向かう車の中で、運転手を交代するだけのこと。
消費税増税、社会保障カット、TPP参加、原発依存、アメリカいいなりという目的地は変わらない。
それは、「第3極」とかいう人たちも同じ。
こんな大事な時に、政策そっちのけで、ただ1つにまとまれば良いとばかりに、離合集散に明け暮れて、民主などから離れくる人たちの救済機関になっているだけ。
「既成政党」対「第3極」?
既成政党からこぼれた人たちがただ移動しただけじゃないの。
それに、石原くんにしても、河村くんにしても、平沼くんにしても、もともと自民や民主の人。
維新の会も、元自民の集まりみたいなもんだし、ブレーンは竹中平蔵君とか小泉時代の中心人物だし。
極じゃなくて、単なる分家、親戚みたいなもんで、これまた「目的地」は同じ。
この3年、あれほど大騒ぎした「2大政党」とか「政権交代」が、いかにまやかしかがハッキリした事が、一番の収穫だったし、貴重な政治体験になったのではないかと思います。
病気を治すためには、何が原因かをつきとめて、その原因を取り除かないといけないです。
いくら執刀医や主治医を変えてみても、病気の原因がわからない、わかっていても適切な治療をしない人ばかいでは、いつまでも治りませんし、ますます悪化するだけです。
今の日本社会をゆがめている、根本原因は、「財界・大企業の儲け優先」「アメリカ言いなり」という2つの病にあります。
ここにメスを入れる気がない政党がいくら数を得ても、政治を変える事はできません。
2つのゆがみにメスを入れる覚悟と展望があるのは、日本共産党だけです。
今度の総選挙で、日本共産党が目標にしているのは、全国で650万票以上、議席を今の9から倍増させ、最低でも18議席獲得しようというものです。得票率で10%、議席は480のうちの18にすぎません。
でも、本当に、この目標が達成できれば、政治にものすごい大きなインパクトと衝撃を与える事はまちがいありません。
民主や自公、「第3極」がいくら数を得ても、財界もアメリカもノープロブレムです。病気を治す何の力にもなりませんし、むしろ悪くなるしかありません。
何としても、日本共産党を伸ばしてほしい。
京都6区では、かみじょう亮一さんを押し上げてほしい。
絶好のチャンスを、元の木阿弥にしないために。
和束では、400票獲得へ、全力でがんばります。