一言メモ

そのとき思った事

読後感

2007年10月07日 14時25分11秒 | Weblog
最近は読書の秋になってきています。
資料集めで航空関係の本を買い込んでいるせいもありますが
それに関わらず気に入った本を手当たり次第に購入して机に平積みにして
寝っ転がって気ままに読んでいる感じです。
昨日大型の書店で見かけて買った元自衛隊のパイロットの著書を読み終わって
空中戦だけでなく日常生活の心構えにまで及ぶ内容は大変面白く感心させられました。
そのとある一章から。

(日常の生活の中で周りへの配慮ができない人の例え話から始まります。)
こういった人は最初に決心が有って決心に至る前の実情の把握と判断が無い。
状況に関わらず最初に直感で決心し絶対に変更や修正をしようとしない。
実情の把握と判断という面倒な事を省略し、はじめから決心してしまって
それを押し通す。
彼らに言わせれば自分に忠実に生きているのだと耳障りの良い言葉になるのだろうが
平たく言えば判断するのをやめてわがままを通しているだけである。
それで不本意な事が生じたらそれを相手のせいにして怒っていれば気が楽である。
手抜きして楽をしているのだと言えよう。
要するにズボラで自分勝手なだけである。

これを「はじめに決心ありて判断なし」と題しているのですが
たまに仕事や日常でこういう事に直面する事があるので
読んでいて心に刻まれる思いをしました。
それとともに人の事でなく自分が人に対しそんな思いをさせないようにも
気を付けなければと思いました。