島田奈美といえば30年程前に活動されていたアイドルです。
当時はアイドルが戦国時代というか毎年かなりの人数デビューする
世相的にも華やかな時代でした。
アイドルに関する雑誌も多く、毎年どんな子が新人として世に出て
どんな活躍をしてくれるのだろうかと予想しながら読むのが楽しかったものです。
あるとき何かのオーディションから出てきた女性に目が止まりました。
丸顔で可愛らしいルックス…自分の思い描くアイドル像に対しストライクな人材の出現に
大変喜んだものです。
記憶は大変過去のものなので失念している部分も有り断片をつなげて当時を思い返しますが
島田奈美のファーストアルバムとセカンドアルバムを予約をして立て続けに購入している事からも
お小遣いも多く無かった中で頑張って予算を割いている訳です。
やっぱり強く応援をしようと思った事が見てとれます。
しかしピタッとそこからCDを買っていないのです。
思い返すと島田奈美のCDをじっくり聞いた記憶が無い…。
それどころか歌に対してあまり肯定的な印象を持って無く、
それは最近までその感覚でいました。
子供の頃からつきあいのある旧友と少し前に会ったとき
そういえば島田奈美好きだったよねって言われたりして
わざわざそう言われるほど熱を入れていたのかと気になりYouTubeで動画をチェックし始めました。
聞くと記憶の奥から蘇ってくるものです。CDは買わなくなっても曲はチェックしていたのでしょう。
デビュー間もないあたりの曲ではTVの収録にも慣れていないようで不安定な感じもしますが
歌に対して真剣に打ち込んでいるような真っ直ぐさが伝わってきます。
同時に何故当時の自分が聞かなくなったのかも理解できたような気がします。
結構アクセントを強調する歌い方で自分がそれに慣れなかったのかもしれません。
今聞くと初恋に戸惑う女性の気持ちを切なくも決意を込めて歌っています。
一言でいって「こんな健気な歌があるんだと心を打たれました。
そこからは時を超え第2次島田奈美ブームが到来してベストCDを注文してしまう訳です。
今の感覚で見ればまったく島田奈美は完璧でその姿は愛らしく歌も上手で
ずーっと見とれてしまうくらいです。
同じ曲でも衣装を幾つか替えたりフリも一部替えたり、歌い方すら替えるところがあったり
いろいろな事にトライしている事が分かります。自分はこれを肯定的に受け止めました。
CDに録音した物のトレースでなく、できる表現を可能な限り詰め込んでいこうという意欲に
この人はただのアイドル志向でなくアーティスト志向、向上心が詰まった人なのだと感じるのです。
当時だってもうちょっとこの人を見ていれば分かった事かもしれないのですが
私は悔やまれる事にそうしなかった。他のアイドルをチェックするのも忙しかったのでしょう
怠惰な学生はこうして数十年後にそのツケを払うのです。
もちろん私の応援の有る無しで彼女の経歴になんら影響を与えるわけは無いのですが
こんなアイドル歌手として恵まれた才と努力をしたであろう人がB級アイドルと言われてしまうなんて
80年代のアイドルの世界は恐ろしいほど生き残りが難しかったのでしょう。
彼女のラストコンサートの映像は全てを賭けて苦闘して来た歌手の悔しさが滲んでいて
見続ける事が自分にはできませんでした。
数十年塩漬けにしていたこの気持ちが蘇った事は嬉しい事です。
折角なのでその分これから曲を聴き続けていけたらと思います。
島田奈美さんはいまは本名で音楽ライターやDJをされているそうです。
これからのご活躍を祈っております。
内気なキューピッド 島田奈美 1987 7.5 60fps
当時はアイドルが戦国時代というか毎年かなりの人数デビューする
世相的にも華やかな時代でした。
アイドルに関する雑誌も多く、毎年どんな子が新人として世に出て
どんな活躍をしてくれるのだろうかと予想しながら読むのが楽しかったものです。
あるとき何かのオーディションから出てきた女性に目が止まりました。
丸顔で可愛らしいルックス…自分の思い描くアイドル像に対しストライクな人材の出現に
大変喜んだものです。
記憶は大変過去のものなので失念している部分も有り断片をつなげて当時を思い返しますが
島田奈美のファーストアルバムとセカンドアルバムを予約をして立て続けに購入している事からも
お小遣いも多く無かった中で頑張って予算を割いている訳です。
やっぱり強く応援をしようと思った事が見てとれます。
しかしピタッとそこからCDを買っていないのです。
思い返すと島田奈美のCDをじっくり聞いた記憶が無い…。
それどころか歌に対してあまり肯定的な印象を持って無く、
それは最近までその感覚でいました。
子供の頃からつきあいのある旧友と少し前に会ったとき
そういえば島田奈美好きだったよねって言われたりして
わざわざそう言われるほど熱を入れていたのかと気になりYouTubeで動画をチェックし始めました。
聞くと記憶の奥から蘇ってくるものです。CDは買わなくなっても曲はチェックしていたのでしょう。
デビュー間もないあたりの曲ではTVの収録にも慣れていないようで不安定な感じもしますが
歌に対して真剣に打ち込んでいるような真っ直ぐさが伝わってきます。
同時に何故当時の自分が聞かなくなったのかも理解できたような気がします。
結構アクセントを強調する歌い方で自分がそれに慣れなかったのかもしれません。
今聞くと初恋に戸惑う女性の気持ちを切なくも決意を込めて歌っています。
一言でいって「こんな健気な歌があるんだと心を打たれました。
そこからは時を超え第2次島田奈美ブームが到来してベストCDを注文してしまう訳です。
今の感覚で見ればまったく島田奈美は完璧でその姿は愛らしく歌も上手で
ずーっと見とれてしまうくらいです。
同じ曲でも衣装を幾つか替えたりフリも一部替えたり、歌い方すら替えるところがあったり
いろいろな事にトライしている事が分かります。自分はこれを肯定的に受け止めました。
CDに録音した物のトレースでなく、できる表現を可能な限り詰め込んでいこうという意欲に
この人はただのアイドル志向でなくアーティスト志向、向上心が詰まった人なのだと感じるのです。
当時だってもうちょっとこの人を見ていれば分かった事かもしれないのですが
私は悔やまれる事にそうしなかった。他のアイドルをチェックするのも忙しかったのでしょう
怠惰な学生はこうして数十年後にそのツケを払うのです。
もちろん私の応援の有る無しで彼女の経歴になんら影響を与えるわけは無いのですが
こんなアイドル歌手として恵まれた才と努力をしたであろう人がB級アイドルと言われてしまうなんて
80年代のアイドルの世界は恐ろしいほど生き残りが難しかったのでしょう。
彼女のラストコンサートの映像は全てを賭けて苦闘して来た歌手の悔しさが滲んでいて
見続ける事が自分にはできませんでした。
数十年塩漬けにしていたこの気持ちが蘇った事は嬉しい事です。
折角なのでその分これから曲を聴き続けていけたらと思います。
島田奈美さんはいまは本名で音楽ライターやDJをされているそうです。
これからのご活躍を祈っております。
内気なキューピッド 島田奈美 1987 7.5 60fps