一言メモ

そのとき思った事

バリ記

2005年06月12日 23時08分06秒 | Weblog
南方戦線便り

先日バリ島方面へ行ってきました。
旅行記とも思ったのですがいつどこで何をしたって箇条書きになると言いたい事が埋もれてしまうので
主観でつらつらと書き進めたいと思います。

飛行機について。
バリに向かうのに今回はいろいろニュースで騒がれたJALではなく某航空会社を利用しました。
これがまた外装が汚い・・・。連日の酷使は分かるのですが空港に並んでいるどの飛行機よりも
輝きが失せています。じゃあ中身で勝負だってことになってみるとやっぱりこれも同じようなもので
肘掛けはガクガクだしイヤホンは使えないわ帰りの便でしたが一番内側の窓枠がハズレ掛けているわで
ちょっとドキドキ物のフライトを体験できました。
(実際はキチンとしているのでしょうが今まさに乗り込む身には些細な事も気になってしまうのです)
良かった点ではエコノミークラス症候群対策か飲み物は頻繁に持ってきてくれるのでいろいろ楽しめて合格点でした。
特に気に入ったのはトマトジュースで非常に濃厚で美味しく感じました、お勧めです。
有名なビンタンビールも飲めますので早くもバリ気分に浸れます。
乗務員の接客は割に親切でした。英語、インドネシア語、日本語のアナウンスが順に流れますが日本語はちょっと適当な感じで
難しい部分はちょっと端折ってしまったりしてました。(それでいいのか!!)
とにかく長いので時間つぶしに本は必需品です。寝ようたって飲み物をまめに持ってきてくれるので喫茶店気分でいた方が良いと思いますよ。

バリに着いてから
まず飛行場について入国の手続きから入るのですが順路は他の日本人に着いていけばばっちり(笑)
やっぱりバリ島のリピーターは多いのか淀みなく歩いていく人がいます。入国検査官はとっても高圧的で怖い感じの人もいますので
少しでも優しそうな人の所へレーンチェンジすべきです。ハワイやグアムのような笑顔でようこそなんて所詮無いですが
旅の初っぱなから不愉快にはなりたくないですよね。
あと注意しなければいけないのは空港のポーターさん。
このひとが近寄ってきて持ちましょうか?なんて言ってきますがその言葉に乗ってしまうとあとで千円請求されるなんて話があるので
ノーと断った方が無難です。理由はみっつ。荷物の検査がスルーできるなんて話ですが別に自分で荷物運んでいても形だけの検査で
すり抜けられる。できれば荷物検査出て目の前にある両替所で現地のルピアに替えたいのにする機会を逸してしまう。出口までたった30~40mくらい。
以上の理由で荷物は自分で運んだ方が良いと思います。大体ポーターと交渉して値段を決めれば良いっていうけど慣れない所で
そんなことで相場も知らないで出来ないですよね~。払いたくてもルピアもないし・・・。明確にノーって笑顔で言えば去っていきますので
怖がる事もありません!
それと両替は2万くらいまで替えていけば大丈夫。よく言われているように必ずその場で数える事は言うまでもないですが今回の旅では両替では
ごまかされることは無かったです。(単に気付いてないだけかもしれませんが~~)

ホテル着くまで
空港の出口ではガイドさんが沢山待ちかまえています。(外の空気はすごい湿気!!)
驚くほどみなさん日本語が上手でどこで覚えたかダジャレも飛ばしてきます。
ホテルまでの車内ではバリの基本的な知識をレクチャーされたり要望を聞かされたりしますが
今回の旅の大事な鍵を握る人なのでいろいろな会話をして探りを入れましょう。車の中はすごいエアコンの効きなので
風を直に体に当てていると絶対具合悪くなりますよ~。
車内で大体にしてガツンと驚かされるのが交通事情です。乗っている車は丁寧に走ってくれますが
周りの車とバイクのなんと乱暴なことか。日本のビュンビュン飛ばす人たちがいますね。それが全員周りを取り囲んで
走っている感じです~。日本と同じ右側通行なのでついレンタカーでもどうかな?なんて思いますが止めた方が無難です。
道路事情も悪いのでつい日本の感覚がでてしまうと事故になること間違いありません。
夜の路上にいきなりなんの標識みたいのも無くでっかい重機が放置してあったりして
しかもご丁寧に中途半端に道路ほじくり返してあって危険この上ないです。
大通りのUターンなんて中央分離帯がない高速でチャレンジする感覚なんですよ~(汗)
事故は見ませんでしたが絶対事故は多いと思いますよ。何たってお金払えば免許とれるらしいですから・・・(´∀` )

ホテル着いて
やっと長旅の疲れを癒すことができるのですがここで大事な事はホテルのポーターさんにあげるチップがきちんとあるかって事です。
相場は1万ルピアくらい(120円程度)なのですが支払わなければならないので空港等で両替できなかった人は
チェックイン時に必ずこまかいルピアを作っておきましょう。でないと私の様にポーターさん引き連れてホテルのロビーまでテクテク歩くハメになります(笑)
で部屋の番号や位置関係は間違えないようにメモでもして財布に入れておきましょう。バリのホテルは横に広く何棟もあるので
うっかりすると迷子になって泣きをみるかもしれません。

食事について
インドネシア料理と言えばナシゴレンやミーゴレン、焼き鳥のサテとか見るからに美味しそうなものが沢山あります。
しかしよっぽど胃腸が強い人でない限り旅行の全行程を現地料理で通し続けることは不可能に思います。
なんたってやっぱり日本食とはかけ離れた強い味付けで量も2人前は楽にあるのがやってきます。
辛い辛くないはやっぱりお店毎に違うのですが一様にヘビーなメニューでありました。
ショッピングセンターのプラザ・バリのフードコートで食べた海鮮のラーメンが自分的に胃がほっとしたメニューです
皆様お勧めですよーーインドネシア料理ではないっすが(笑)

水について
バリの最大にして最強の敵、それは水道水です。
うっかり飲んだら下痢と嘔吐感に悩まされそれは正露丸でも効かないと噂されています。
だからホテルには2本必ずミネラルウォーターが支給されるのですがハッキリ言ってこれだけでは人間は生活できません。
喉の渇きに全部ビールやジュースで済ます訳にはいかないですよね。歯磨きだってしなければならないし
胃腸の薬だって水が必要です。
そこで現地のミネラルウォーターのAQUAが活躍します。大体日本人はこれをぶら下げて歩いています。
エビアンとかヴォルビックなんかは割高なのでなおさら重用されるようです。
では自分たちもこのAQUAを買って生活に役立てましょう・・・ハラコワシタヨ_| ̄|○
いやー飲んだ瞬間粉っぽい口当たりの悪い水だな、なんて思ったのですが体に合わなかったようです。
教訓、軟弱な奴はヴォルビックを高いカネだして飲め!アクアは硬派の飲み物だ!!!
一旦下したら大変なので用心には用心を、いやマジで(経験者談)

タクシーについて
普通タクシーはメーターが付いていると思うのですがバリではメータータクシーと指定しないとなりません。
でないと交渉制のタクシーが来るとか聞きました。
しかしこれだけで油断できないのがバリのタクシーです。
あるショッピングセンターに行くのにメータータクシーで行けば料金を立て替えてくれるとの事なので
わざわざ指定してメータータクシーを呼んで乗ったのです。
車内でメーターを確認してみると・・・メーター無いじゃん!Σ(゜Д゜)
運ちゃんにメータータクシーだよね?って聞くと「そうだ」って返事するのですが
どこのどこにもメーターは無いのです。しかも別の土産物屋に連れて行かれそうになるし・・・あぶね~。
毅然とノーと言わないと大変な道草になってしまうのでここは注意です。
帰りもタクシーだったのですがそれは自前で払うのですがメータータクシーでもおつりがないとか言われるので
気前よくお釣りはあなたが取っておいてと言ってあげましょう。
ちょっとの金額でお互い不愉快な事のないほうが旅は順調にいきますよ~。

観光について
バリ島はとても美しく全部が観光地と言っても過言ではありません。
しかしやっぱり光と影がここにもあります。物売りや物乞いが観光客の集まるところには必ずいます。
これは人にもよるのですが一回二回ノーと言っただけじゃ帰りません。ほとんど無視しないとそのパワーに負けてしまいます。
特に観光客が一時より減ってきているのでカモの日本人がいると執拗にねばってきます。
なかには先に物をあげると言って渡してからお金を要求される事もあるのでとにかく何も受け取らないことが一番だと思います。
常套手段として千円で何枚とかそんな感じで持ちかけられるのですがハッキリ言ってこちらのニーズなんか考えない商法なので
立ち止まって遊びで交渉なんてしないほうが無難です。これは価値観で違うでしょうがDFSとかきちっとしたお店とかで買い物した方が
少々高めでも良い物が買えると思います。
お勧めはタナロット寺院の夕暮れなんて必ず入れておいた方がいいですよ。
自分の時は雲がちょっと遮ってしまって残念だったのですがそれでも日本では見られない綺麗な夕暮れだったと思っています。
ショッピングは欲しいものがあったら必ず買った方がいいです。日本で買い求めるよりは安いですのでお土産もふんだんに買いましょう。
DFSとかしっかりしたお店なら安心してショッピングが楽しめます。
但し危険度がいっきに上がるのは帰りの空港の売店です。もう帰る客にはふっかけて少しでもお金を置いていかせる作戦で
1ドル=125円くらいで請求されます。10000ルピア(1200円くらい)のものを2000円取られた例もあり
ハッキリ言ってここで買い物はしないほうがいいでしょう。
余ったルピアはどうするかって?次の旅行までとっておくかお土産で配ってしまうのもいいのではないでしょうか?
ツアーとかだとDFSに最後は寄るのでそこで空港税1人10万ルピアだけ取っておいて大方使い切るのが吉です。
そこなら円とルピアのチャンポンでの支払いもできますから心配ありません。

最後に日本まで無事に帰る事を祈って機内で速攻で寝る事をお勧めします。

感想として距離が遠いものの日本人がとっても気に入る要素が多い島であると思います。
伝統もあり信仰深く温和な人々。日本が失った何かがある南の島に是非機会があったらお出かけされる事をお勧めします。
でないと「日本語わすれちゃったよ~~」ってガイドさんもホントとも嘘ともつかぬ冗談を聞かされなくてすみますから。