湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

お見事! ヤモリの忍者ぶり

2015年08月24日 | 詩歌・歳時記
毎夜茶の間の網戸に、獲物を求めて這い登り降りる「ヤモリ」が、孤独の長夜の
相棒である。夕べ今年初めて奴の「狩り」の現場を見届けられたのだった。

大きな蛾に、もどかしいほどの時間をかけて忍び寄るヤモリ。じりじりと縮まるそのディスタンスに、私も息を飲む。
美しき花火や母の居るごとし
獲物に飛びかかるのは、まさに一瞬であった。お見事! ホームランにはあまり縁のないホークスの今宮健太選手が、会心の一発を放ったごとき、快感をわがヤモリと共有しえた瞬間である。

ところが獲物が大きすぎた! ひと飲みにはできなくて、その姿♪ 往年の「エリマキトカゲ」である。
ジリジリと移動して、レストランへと帰ってゆく。拍手喝采ではある。
生きるとは失ふことか百日紅
ふと振り返ると、うふっ? 今夜もきている。心なしか? 少しおまえは太ったぜ。
♪ヤモリよ、今年もありがとう。

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