しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

「室戸岬」

2013-10-24 08:20:19 | 旅行

        Kahoさんの実家で車を借り、向ったのは高知県室戸岬。
        安芸山地が太平洋に落ちる南端、太平洋に大きく突き出し、紀伊水道と土佐湾に
        分ける室戸岬、黒潮が流れる沖合いは、台風銀座と言われ、強風で知られます。
          

  高速道路で山を越えて、高知市を抜けて海に出ると土佐湾です、この日は穏やかな海でした

 

          

                  海岸線から山道を登り、まず岬灯台に行く事にします

        

           四国の南東端に位置する室戸岬の灯台は、実効高度と光達距離は日本一、
           「日本の灯台50選」の一つで、海抜1547mに位置します。

 

     明治32年(1899)に完成、昭和9年(1934)の室戸台風と戦災、昭和21年(1946)
     南海地震で灯台のレンズが破損し、修理をしたたそうですが、鉄造りの灯塔はほとんど
     被害がなく建設当時の姿を残しています。  

                
           灯台の近くに四国八十八ヵ所の霊場があり、お参りすることにしました。

        

                お大師さんに迎えられ霊場へ

 

        

            第24番札所  室戸山明星院  最御崎寺 (ほつみさきじ)の仁王門

 

         

      お遍路さんにとっては岬の突端の最御崎寺は山の上ですから、難所だったでしょう

 

 

                 ご本尊は虚空蔵菩薩

 

                

                     趣のある御影堂です

 

                

                 鐘楼堂ですが、現在は使われてないと書かれてました

                

                こちらで鐘をつかせてもらいました、思いがけず大きな音に
                ビックリ!  体中に染みとおるような鐘の音でした。

                四国八十八カ所霊場めぐりをしている人々は多いそうですが、
                全霊場を回るのは大変な道のり、歩きお遍路さんは無理と
                しても巡ってみたいと思う、遍路道です。
                

    

                  室戸岬展望台にも立ち寄りました

 

                

                 眼下に見えるのは紀伊水道の阿南海岸方面のようです

 

            

               岬展望台からの太平洋の眺めは水平線が見える美しい海でした

 

     

          亜熱帯植物が多く見られる山々、建物は途中通過した観測所でしょうか?

 

           

            木陰で昼寝中のネコちゃん4匹、まだ子猫のよう、かわいい寝姿でした。
            おかあさんらしき一匹は別のところで休憩中。

     
          *室戸岬は高知の代表観光地のひとつ、特急列車「むろと」は徳島県側の
            牟岐線を室戸岬方面へ向う列車で、高知県域は走ってません。
            
        
             

            室戸岬灯台から、四国霊場、そして展望台と巡りました、岬の海岸にも
            下りられたようですが、このときは帰りに立ち寄りたいところがもう一箇所、
            山道を行くので、明るいうちにと思い室戸岬をあとにしました。

 

           

           次の目的地に向う途中に「竜馬像」があるという桂浜近くの浦戸大橋あたりで、
       


           

             私だけ車を降りて見に行きましたが、反対側だったようで、地図も持たず、
             尋ねる人影もなくて結局見つからず諦めました。

             江戸時代好きでも、どうも幕末は苦手、竜馬さんのことも詳しくもなく、
             またの機会にしましょうと先を急ぎました。

 

             この日の最終目的地は仁淀川町。

             

     

         仁淀川町は、酒場放浪記でお馴染みの吉田類さんの故郷だそうです

 

      四万十川、吉野川に次ぐ四国第三の大河仁淀川は、愛媛県から高知県(仁淀町)へと
      流入、ここで初めて仁淀川と名を変え南に下り、土佐湾へと注ぎます。
      この日は土佐湾からの出発になりました。

 

                     夕暮れ時でしたが美しい川です

 

                    

                     途中に通った水辺の駅は4時で閉店


               

                 薄暗くなり始めていた町で、役場がありました


             川沿いを走ると家が立ち並ぶ場所も見えましたが、日が落ちた山道は
             車も人影も少なく、そのまま町を抜けて帰路に着くことにしました。

             せっかくなのでもうすこし仁淀川の町を散策したかったのですが、
             山の日暮れは早く、慣れない山道なので出発することにしたのです。

             途中愛媛県との県境に近い町の道の駅の「木の香温泉」に立ち寄り
             ました。

             温泉には露天風呂もあり、数人しか入ってなくてのんびり楽しみました。
             静かな山の中の温泉といった雰囲気です。

             帰りに駐車場で見た満天の星が美しかったことも印象に残りました。
             ちょっと強行軍でしたが、列車とはまた違う旅も良いものでした。
            

              


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