ペーパー・写・楽

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ATH-OR7という不思議なヘッドホンを買いました

2014-02-27 20:06:35 | オーディオでぼちぼち
 この前、寺町電気屋街でATH-WS55というヘッドホンを買ったとき、隣に聞き覚えの無いATH-OR7というものが陳列されていた。
うろ覚えで興味はなかったけど、ネットで調べてみると、発売当初は2万円ぐらいの値段を付けていたという。
購入者のレビューを見てみてみると、高音寄りでスカスカシャリシャリの音がして、さらにボーカルは奥のほうから聴こえて、低音もただ鳴っているだけと書いてあった。
全体的に音質はドライで温かみが無く、音楽として楽しむには不十分とも書いてあった。

そのように酷評されると、かえって興味が湧いてくる。
どのレビューをみても散々な評価であり、益々興味が湧いてくる。

はたしてどのような音がするのかを知りたくて、もう一度寺町電気屋街に行ってみた。
売れ残っているのかなあ?
すでに誰かさんが買ったのかな~。
店についてみると、まだきちんと陳列されてました。

中古で2,980円を出してゲット。

マグネシウムアームでむちゃくちゃ軽い。
130gの超軽量ボディでびっくりする。

テクニカルデータは以下のとおり
型式      :密閉ダイナミック型
ドライバー   :φ40mm、CCAWボイスコイル
出力音圧レベル :100dB/mW(JEITA)
再生周波数帯域 :15?28,000Hz
最大入力    :1,300mW
インピーダンス :40Ω
質量(コード除く):約130g
プラグ     :φ3.5金メッキステレオミニ
コード     :1.2m/OFC


見た目はすごく格好良い。
マグネシウムの質感が所有欲をそそる。


スイーベル機構も軽さの割にはすごくしっかりしている。
ぐらつきも無く心地よい。


φ40mm、CCAWボイスコイルのドライバーは奥のようについている感じ。
かなり深めになっている。


頭にあたるところは軟らかい感触でとても良い。


調整はこの部分。
こちらもカチカチと決まって心地よい。

全体的な作りは当初の2万円も伊達じゃない。


ただ、コードは細め。
SE-A1000と比べると、コードやプラグがちょいと残念。

音質はどうだろう。
早速、SE-A1000やATH-WS55と聞き比べてみた。
温かみのあるSE-A1000、低音が引き締まったATH-WS55に比べると、やはり評価はネットのレビューどおり。
高音域や中音域はヘッドホンの中にシリカゲルが入っているのかな?と思うような乾燥した音。
低音域はネットでいわれるほど悪くない。

スピーカーでいうと、10cmぐらいのフルレンジにシャリシャリしたツイーターがあり、形状はバックロードホーン型っていうところか?
ドライバー位置が深い関係から、バックロードホーンのように少し低音を放り出す感じがする。
ありゃ、自分的には悪くない。
どのような音源がぴったりくるのか、色々な音楽を聴いてみた。
聞き込むとそう悪くなく思える。
というか、1日1回は聴いてみたくなるような変な癖がつきそうにもなる。
不思議である。

音量を絞ると、全体の音は小さくなるのは当たり前だが、このヘッドホンは不思議と低音域と高音域は絞っても綺麗な音を出す。中音域はへこみますけど。
寝る前に小音量で聴くにはぴったりじゃないですか。

まったくもって不思議なヘッドホンである。
開発者の意図を探るのが楽しくなってくる。

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