ブリヂストンのノルコグの鍵が壊れた

　この時期、朝の通勤は厳しくなってきている。
寒さに手がかじかんだり、体も芯から冷える。
ただ良いこともある。
高野川や鴨川の河川敷の遊歩道が走りやすいのである。
気候の良い時期におった老いぼれジジイやくたばり損ないのババアの散歩がなく、快適に走れる。

空気がピーンと張り詰めていて心地よい。

で、自分もジジイのくせして、ジジイやババアの悪口を言っていたら自転車の鍵がこわれてしもた。
仕事を午後2時に終えて、駐輪場から出そうとしたら鍵を回しても輪っかが動かなくなった。
ありゃま。
何度やっても鍵だけ回りバーが戻らない。
汗をかきながら後輪を浮かして駐輪場から出した。
こりゃ見る人によっては自転車泥棒と思われるかも知れない。
監視員には「鍵が壊れました～」と言いながら地下駐輪用から地上へ。

幸い近くに自転車屋さんがあるので、そこまで後輪を浮かしながら持っていった。
「こりゃ、鍵のシリンダーが壊れてますね」
「そうですか～」
「太いリングを切断しますがいいですか」
「好きなようにやってください」

大きなワイヤーカッターでスパンと切らはった。
さすがである。
「料金はおいくらですか」
「300円です」
良心的なお店である。

鍵が無くなってスッキリした感じになった。

やはり悪口とかを頭に描くのはよくない。
本日の教訓、「お年寄りは大切に」