けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

17回目の

2007-08-05 21:55:41 | football
昨夜はマンチェスターシティとの親善試合に0-1で勝利したバレンシア。負傷が伝えられていたビジャ&モリエンテスは出場しませんでしたが、アングロとトップを組んだシルバが先制点を上げ、一旦は戦力外となったもののチームへの合流を許されたデル・オルノ、負傷で出遅れていたアルビオル、ミゲル、さらにはビセンテまでが戦線復帰。試合内容自体はシティに押される時間も結構長く、チームが熟すにはまだまだ時間がかかりそうですが、戦力が揃ってきたことが純粋に嬉しいですね。FW2人の負傷状態が気になるところですが…。


トーマスクック杯をもらって帰ってきました



練習試合は既に4試合を消化。その中で先発は1回もなく得点もまだないモリエンテス。やはりまだ昨シーズン末の負傷の不安を引きずっているんでしょうか。少々気になる状態のモリエンテス、そのインタビューがLas provinciasに載っていました。


画像は8日の公式会見から拝借

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Q:これまで何回プレシーズンを経験してきた?
M:もー、たくさん…最初にアルバセテで経験して、それから今まで…17年間だよ。

Q:ずいぶん時がたったね。
M:実際その通りだね。でも幸せだよ。いろいろなチーム、どこも非常に高いレベルのチームで、長い間やってこれたんだから。

Q:時がすぎたとしても、それは良い足跡になるね。
M:もちろん。素晴らしいキャリアだと思っているよ。これまでの年月を振り返ると、何か自分で止めようがなくて誰の目からも逃れられずに来てしまったような感じだ。でもこのレベルでやって来れたのは良いことだよ。

Q:今31歳、契約では今シーズンと来シーズンが残っていますが…契約延長やいつそれを話題にするかを考えたりは?
M:いや、今日の時点で僕はそれに興味がない。今はただ、この2シーズンを良いレベルで過ごすことを考えている。それでその先も続けられるかどうかがわかる。契約をしたらそのことを考える。慣れること、パフォーマンス、うまくできているか。そして今僕は幸せなんだ。

Q:バレンシアに残るのは間違いない。
M:そう、もちろん。100%その意思だ。僕に興味を持ってくれるチームがあることには、興味深いし気分良いよ。でも僕はどんな交渉にも応じないしプランを変えるつもりもない。それはとてもはっきりしている。

Q:リヨンも?
M:チームとしてもクラブ組織としてもとても興味深い。でもあるクラブで快適に満足しているときに、それ以上のことを考える理由はない。その意味で、僕はバレンシアという素晴らしいクラブでとても幸せなんだ。

Q:バレンシアにはとてもよくなじみましたね。まるで家族のように。
M:そうなんだよ。ここへ来て以来、いつも事態が楽に進むと考えていた。バレンシアに集まるいろいろなことがすべて、僕や僕の性格に合っているんだ。最初の時から、僕がたくさんの外部の手助けを得られたのは確かだよ。おかげでこうやって、いろいろな面でいろいろなことがうまくいっているんだ。

Q:昨シーズンはケガがあって続けて戦えませんでしたね。最終的に上げたゴール数は良かったですが。
M:そうなんだ。問題があるときに、そういうリストに到達するのは難しいね。最終的には全コンペティションを合わせて20ゴールになった。これはチームの助けになるには重要な数だよ。フォワードならばそれくらいの数は上げるべきだし、そういう意思を持って僕はここに来たんだ。最後の2ヶ月は最悪だった。恥骨の負傷でプレイできなくなってしまった。でもシーズンの中ではそういう不幸があることを考えに入れなければいけないし、それを理解しなければならない。

Q:でもそれは、ゴールを上げることが生来持って生まれた資質であるような選ばれたグループに含まれるということですね。
M:幸運なことに、キャリアを始めたときからこういう風にやってきたし、これをもっと長い間続けていきたいと思っている。簡単なことではないし、誰もがこういう資質をもっているわけではない。複雑な面を持つ問題だけれど、でもピッチ上で僕たちがこのポジションを担っているから僕たちはゴールを上げる義務があり、他の人にはスペースを探したり作ってもらったりすることになる。

Q:監督は新しいフォワードの到着を待ち望んでいるようですし、SDはFWのポジションが強化される可能性を認めました。その必要性があると思っていますか?
M:もしクラブがそうする必要があると考えているなら、僕たちは嬉しいよ。僕たちが望まないのはこのポジションにいろいろな不幸がおきること。何人かの選手が欠けることで僕たちは弱体化してしまうことはわかっている。いつだって不足しているよりは良いよ。

Q:キケは目標を高くすること、つまり野心を実現する時が来たこと、チームにはチャンピオンズに出場する以上のことを求めると会見で語っていました。
M:昨シーズンと同じことだよ。僕たちはトップ4に入ることで満足はしていないんだから。昨シーズンの目標は何かタイトルを取ることだったけれど、いろいろあって最終的には実現できなかった。トップ4に入ることが重要だとは考えずに、最初から前提を置いて始めることが必要だ。後になって、事態によっては良い結果となるとしてもね。でも最初、プレシーズンでバレンシアのようなクラブであり、昨シーズンの結果を考えれば、もっと高いゴールを考えるべきだ。

Q:調子は良い?
M:うん、とても良いよ。いろいろな感覚でとても良い状態でトレーニングしているし、身体もこれからのシーズンを始めるための準備ができている。

Q:それに手術をしなくて済んだ。
M:それも今とても嬉しいことだね。肩はもう問題ないし、足指も大丈夫だ。それでトレーニングでいろいろなことが要求されるシーズンの最初を過ごせている。でも何にしても十分注意してケアすることが必要だ。特別なトレーニングをしているから、怪我で遅れを取りたくないからね。
(完了)
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最後の3パラグラフが難しくてなかなか進みませんでした。少々適当ではありますが、これで完了。今追っている負傷は重いものではないようですが、極力無理をせず、まずは14日に照準を合わせて調整をしてほしいと思います。


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2 コメント

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Unknown (ジェーニャ)
2007-08-07 21:11:32
懇切丁寧な翻訳をまことにありがとうございます。最近、モロのインタは、sharuさんの言い回しでないと違和感を覚えます。
「あるクラブで快適に満足しているときに、それ以上のことを考える理由はない。」ってあたりモリエンテスらしいです。この快適な環境がずっと続いてくれると私も幸せです。
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Unknown (本人)
2007-08-07 22:21:15
バレンシアで幸せだというモリエンテスのコメントを見るたびに、良い環境に移籍できて本当に良かったと思っています。ただ、落ち着いてしまったせいかキャリアの終わりに言及することが多くなったのが、少し気になっています。フィジカル面との兼ね合いもありますが、バレンシアとの契約を終わって契約延長に至らなければさらりと辞めてしまうのでは…というくらい、「その先」への執着をあまり感じないんですよね。もっとも本人にしても、その時になってみないとわからないから今は何も言えない、だけなのかもしれませんが。変な気を回してしまいます。
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