※1個下の記事、ペジェグリーニのインタビュー訳は完了しました(12月23日16時30分)
覚悟
RMC.frからのモリエンテスのインタビュー。重いです。
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誠実で、明快、時に心に触れる。フェルナンド・モリエンテスは、今シーズン最後の試合となるオセール戦(23日19時)まで24時間というところで、彼のOMにおける最初の6ヶ月を率直に評価した。素晴らしいプロフェッショナリズムをもったインタビューが質問に答え、それはキャリアの終わりの可能性を示唆するものにすらなっている。
Q:フェルナンド、私が思うに、あなたはOMのユニフォームを着てのこの6ヶ月に事実満足していないのではないかと思いますが……。
M:もちろん、満足できていない。僕が最初にOMとサインしたのは、僕が自分自身を向上させ、まだ高いレベルでプレイできると思っていたからだが、まだそれは失敗している。僕は2ヶ月で準備が整うと考えていた。最初の1ヶ月でフィジカルを、次の1ヶ月で戦うリズムを見出し、チームの中に自分の位置を作ることだ。でもこうしたことはまったく起こっていない。ベンチにいるのは辛いことだけれど、僕より強い選手たちのいるチームの中で、謙虚でいて何があるかを見ている必要がある。
Q:あなたはフィジカル面で苦しんでいると言えますか?
M:僕は精神的な面で苦しんでいる。僕はビッグクラブに移籍し、戦い、多くの試合でプレイすることに慣れていた。それが僕にはとても難しくなっていることを認める。昨シーズン、僕はバレンシアでほとんどプレイできないでいた。今、僕はその因果を支払っているのではないか考えている。起こりうることはわかっていたし、受け入れなければならない。でも精神的には、とても苦しい。それは本当だ……。
Q:あなたのこれまでのキャリア、これまでに獲得したあらゆるタイトル、そういったものが、この難しい時期に助けになるはずでは。違いますか?
M:それは違う。そういうものは僕の助けにはならない。僕は、過去に得たものに満足しているような人間ではない。僕は今現在を生きることを好むし、それで僕は苦しんでいる。批判を受けるような年齢であることは理解している。16年間プロフェッショナル・フットボーラーでここまできて、もちろん20歳の時と同じ感覚ではいられない。でも、僕は諦めていない。僕は誰に対しても何かを証明する義務があるわけではない。OMへの移籍には移籍金が発生しなかったし、僕はただ、自分のフットボーラーとしての人生の、最後の2年間を最大限に示すためだけにここにいるんだ。
Q:リズムを取り戻すことに望みをかけるか、それとも敗北を認めるのでしょうか?
M:正直なところ、たくさんのことを考えてしまう(ため息をつく)……。僕の能力の100%を取り戻すこと、それは現実的には不可能なことだろう。他の役割でチームを助けることはできる。後半に試合に入ることも含めてね。それに、皆に僕自身に対して別の見方をするようになってほしいと思っている。誰も僕のパフォーマンスに満足していないだろうし、その決断には完全に同意する。
Q:「たくさんのことを考えている」と言いましたが、それは、フットボールをやめるということも考えているという意味でしょうか?
M:僕はすべてのことを考えている。僕のように難しい時を過ごす人は、あらゆることを考えるものだ。でも……僕は自分の仕事が大好きだし、最後まで責任を負うことに誇りを持っている。常に、マルセイユとの2シーズンの契約を全うしたいと望んでいる。ここでトレーニングをしていくなら、幸せでい続けられるだろう。でも、僕がキャリアを終わる時が来たら、僕はやめる。それは問題ないよ(感情のこもった笑顔で)。
Q:あなたが疑問に思っていることをまとめられますか?
M:僕は自分自身に、とてもがっかりしている。僕は、プレイできないだろう、つまり良い感覚を得られないだろうと言われていたら、マルセイユに来なかっただろう……。それでも、僕は自分が再び立ち上がれることを、そしてチームが僕を有用に使えることを願ってもいた。そう、これが僕が疑念や落胆の気持ちを作り出していることだ。
Q:サポーターやマスコミの批判に傷ついていますか?
M:いや。第一に、OMのロッカールームの中で言われていること以外の、フットボールに関係するものを読んだり、見たり、聞いたりしないからだ。第2に、僕のプレイのレベルに対する最大の批判者は、僕自身だからだ。僕は、自分がピッチの中で何をしているか正確に見ているし、それ以上の分析は必要ない。
Q:では、OMが新しいストライカーを探しているという話を聞いてどう反応しますか?
M:普通のことだと思う。クラブは、僕たちが攻撃陣に必要とするものを与えてくれるであろう、優れたスコアラーを補強する必要がある。特にこの移籍期間にというのは道理にかなっているし、それは僕自身を悩ますことではない。繰り返して言うけど、僕の移籍に際して移籍金はかからなかった。だから僕はこのレベルに対して落ち着いている。僕がこのクラブにもたらすものは、ボーナスということでしかないだろう。
Q:OMのサポーターたちに送りたいメッセージは?
M:ファンの皆には、僕が自信のベストを尽くし続けていく、ということを知ってほしいだけだ。今は、幸運なことに僕は負傷していないし、指を組み合わせて(幸運を祈るサイン)、良いコンディションでトレーニングを続けていく。僕はまだ、自分の中にあるフィジカルの財産を見せて生きたいと願っている。もしそうできなくなるのなら、そうしたら…「チャオ、アスタルエゴ!(じゃあ、またね)」……。
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例えばリバプールにいた頃やロナウドが来てマドリーのベンチで日干しになっていた頃も、決して良い状態ではなかった。でも、ここまで精神的に辛いと言ってしまうような状況は、これが初めてなのではないかと思います。望んだようなパフォーマンスができていないことは、モリエンテス自身が一番自覚していること。再起を望み、契約を全うしたいと言う一方で、終わりが来たら受け入れる覚悟は常に持っている。
こっちも覚悟しておかないといけないんですよね……。
※おまけ
このインタビューは、スペイン各紙でも紹介されていますが、読者のコメンタリオには、「モロ、サラゴサに来て」「スポルティングを助けて」「アルメリアを」「オサスナを」「アルバセテを」……。
相変わらず、スペインのファンは優しいなあ……。
覚悟
RMC.frからのモリエンテスのインタビュー。重いです。
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誠実で、明快、時に心に触れる。フェルナンド・モリエンテスは、今シーズン最後の試合となるオセール戦(23日19時)まで24時間というところで、彼のOMにおける最初の6ヶ月を率直に評価した。素晴らしいプロフェッショナリズムをもったインタビューが質問に答え、それはキャリアの終わりの可能性を示唆するものにすらなっている。
Q:フェルナンド、私が思うに、あなたはOMのユニフォームを着てのこの6ヶ月に事実満足していないのではないかと思いますが……。
M:もちろん、満足できていない。僕が最初にOMとサインしたのは、僕が自分自身を向上させ、まだ高いレベルでプレイできると思っていたからだが、まだそれは失敗している。僕は2ヶ月で準備が整うと考えていた。最初の1ヶ月でフィジカルを、次の1ヶ月で戦うリズムを見出し、チームの中に自分の位置を作ることだ。でもこうしたことはまったく起こっていない。ベンチにいるのは辛いことだけれど、僕より強い選手たちのいるチームの中で、謙虚でいて何があるかを見ている必要がある。
Q:あなたはフィジカル面で苦しんでいると言えますか?
M:僕は精神的な面で苦しんでいる。僕はビッグクラブに移籍し、戦い、多くの試合でプレイすることに慣れていた。それが僕にはとても難しくなっていることを認める。昨シーズン、僕はバレンシアでほとんどプレイできないでいた。今、僕はその因果を支払っているのではないか考えている。起こりうることはわかっていたし、受け入れなければならない。でも精神的には、とても苦しい。それは本当だ……。
Q:あなたのこれまでのキャリア、これまでに獲得したあらゆるタイトル、そういったものが、この難しい時期に助けになるはずでは。違いますか?
M:それは違う。そういうものは僕の助けにはならない。僕は、過去に得たものに満足しているような人間ではない。僕は今現在を生きることを好むし、それで僕は苦しんでいる。批判を受けるような年齢であることは理解している。16年間プロフェッショナル・フットボーラーでここまできて、もちろん20歳の時と同じ感覚ではいられない。でも、僕は諦めていない。僕は誰に対しても何かを証明する義務があるわけではない。OMへの移籍には移籍金が発生しなかったし、僕はただ、自分のフットボーラーとしての人生の、最後の2年間を最大限に示すためだけにここにいるんだ。
Q:リズムを取り戻すことに望みをかけるか、それとも敗北を認めるのでしょうか?
M:正直なところ、たくさんのことを考えてしまう(ため息をつく)……。僕の能力の100%を取り戻すこと、それは現実的には不可能なことだろう。他の役割でチームを助けることはできる。後半に試合に入ることも含めてね。それに、皆に僕自身に対して別の見方をするようになってほしいと思っている。誰も僕のパフォーマンスに満足していないだろうし、その決断には完全に同意する。
Q:「たくさんのことを考えている」と言いましたが、それは、フットボールをやめるということも考えているという意味でしょうか?
M:僕はすべてのことを考えている。僕のように難しい時を過ごす人は、あらゆることを考えるものだ。でも……僕は自分の仕事が大好きだし、最後まで責任を負うことに誇りを持っている。常に、マルセイユとの2シーズンの契約を全うしたいと望んでいる。ここでトレーニングをしていくなら、幸せでい続けられるだろう。でも、僕がキャリアを終わる時が来たら、僕はやめる。それは問題ないよ(感情のこもった笑顔で)。
Q:あなたが疑問に思っていることをまとめられますか?
M:僕は自分自身に、とてもがっかりしている。僕は、プレイできないだろう、つまり良い感覚を得られないだろうと言われていたら、マルセイユに来なかっただろう……。それでも、僕は自分が再び立ち上がれることを、そしてチームが僕を有用に使えることを願ってもいた。そう、これが僕が疑念や落胆の気持ちを作り出していることだ。
Q:サポーターやマスコミの批判に傷ついていますか?
M:いや。第一に、OMのロッカールームの中で言われていること以外の、フットボールに関係するものを読んだり、見たり、聞いたりしないからだ。第2に、僕のプレイのレベルに対する最大の批判者は、僕自身だからだ。僕は、自分がピッチの中で何をしているか正確に見ているし、それ以上の分析は必要ない。
Q:では、OMが新しいストライカーを探しているという話を聞いてどう反応しますか?
M:普通のことだと思う。クラブは、僕たちが攻撃陣に必要とするものを与えてくれるであろう、優れたスコアラーを補強する必要がある。特にこの移籍期間にというのは道理にかなっているし、それは僕自身を悩ますことではない。繰り返して言うけど、僕の移籍に際して移籍金はかからなかった。だから僕はこのレベルに対して落ち着いている。僕がこのクラブにもたらすものは、ボーナスということでしかないだろう。
Q:OMのサポーターたちに送りたいメッセージは?
M:ファンの皆には、僕が自信のベストを尽くし続けていく、ということを知ってほしいだけだ。今は、幸運なことに僕は負傷していないし、指を組み合わせて(幸運を祈るサイン)、良いコンディションでトレーニングを続けていく。僕はまだ、自分の中にあるフィジカルの財産を見せて生きたいと願っている。もしそうできなくなるのなら、そうしたら…「チャオ、アスタルエゴ!(じゃあ、またね)」……。
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例えばリバプールにいた頃やロナウドが来てマドリーのベンチで日干しになっていた頃も、決して良い状態ではなかった。でも、ここまで精神的に辛いと言ってしまうような状況は、これが初めてなのではないかと思います。望んだようなパフォーマンスができていないことは、モリエンテス自身が一番自覚していること。再起を望み、契約を全うしたいと言う一方で、終わりが来たら受け入れる覚悟は常に持っている。
こっちも覚悟しておかないといけないんですよね……。
※おまけ
このインタビューは、スペイン各紙でも紹介されていますが、読者のコメンタリオには、「モロ、サラゴサに来て」「スポルティングを助けて」「アルメリアを」「オサスナを」「アルバセテを」……。
相変わらず、スペインのファンは優しいなあ……。
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