けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

第5戦を前に

2009-11-24 21:55:29 | football
チューリッヒ戦に向けたマドリーの召集リスト
GK:イケル、デュデク
DF:アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、ドレンテ、アルビオル、ガライ
MF:ディアラ、カカ、クリスチアーノ・ロナウド、ラス、シャビ・アロンソ、グラネロ、ファン・デル・ファールト
FW:ラウル、ベンゼマ、イグアイン

フィジカルの問題による欠場:ファン・ニステルローイ、グティ
監督判断による欠場:ガゴ、メツェルダー

遂に皆さん待望のクリスチアーノ・ロナウドが召集リスト入り。試合展開にもよるでしょうが、余裕があれば出場するかもしれません。


まさか
グティが外れたのは、先週木曜から引きずっている筋肉の血腫からの回復中だから……と思いきや、非常に気になるフレーズがマドリー公式に。

Guti, que sigue lesionado, no se ejercitó en el día de hoy al sufrir un proceso gripal.
グティは、負傷中だが、今日はインフルエンザ/風邪の経過を示しており本日はトレーニングしなかった。

gripalは風邪とも読めますが、現在の状況が状況だけに、まさかマドリーにも新型インフルエンザが……。

※追加:ペジェグリーニのプレスカンファレンスより抜粋。
Q:グティを除いて、ほぼ全部の選手が起用できる状況で嬉しいのではないでしょうか?
P:そう、幸運なことに、グティを除いたほぼ全選手に問題がない状態だ。これで、この重要な2試合に向けて、私は選択肢を探すことができる。

Q:なぜグティはトレーニング冒頭の訓話にも姿を見せなかったのでしょうか?
P:グティはインフルエンザで、発熱による問題が生じている。

Q:通常のインフルエンザか、新型インフルエンザか、わかりますか?
P:それはドクターに聞くべきだ。


ミラン戦に向けたオリンピック・マルセイユの召集選手
GK:マンダンダ、アンドラーデ
DF:ボナール、ボカリ、ディアワラ、エインセ、タイウォ、エムボウ、ロール、イウトン
MF:シェルー、エンビア、アブリエル、シセ、ベナルファ、ルーチョ、カボレ、ヴァルビュエナ
FW:コネ、ニアン、ブランドン、モリエンテス


モリエンテス
旅行の移動中にでも読もうかと思って、ミニノートに突っ込んであった19日付のモリエンテスインタビューですが、結局ほとんどPCなど触っている暇もなく(そもそも画面が小さいので文字を打つ気がなくなる)、記事が出てからだいぶ日がたってしまいました。
最近ほとんど出場していないモリエンテス(2部チームとのフレンドリーマッチくらい)のインタビューを載せるのも何か変な気もするのですが……ま、ライフワークなのでその辺りはお許しを。導入部分は、文章が難しくて、一部適当なところもあります。また、このインタビュアーとモリエンテスの関係もイマイチよくわからず、いつもどおりの「ですます質問」対「フランクな回答」の日本語構成で良いのか悩みますが、悩んでもよくわからないので、そんな感じで。

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フェルナンド・モリエンテ:すぐにマドリーは偉大なチームになるだろう
夏が巡ってくるたびに、プレシーズンの最初の日から、フェルナンド・モリエンテスはトレーニングに戻ってきた仲間たちに注意を払っていた。しかし彼は「まだいるの? もう行ってしまったのかと思ってた。」とチームメイトたちに言うのだった。心では、そういった選手たちの将来への賭け方を気にかけていた。行き先を定めず移籍を繰り返すこと、クラブを移るのに気まぐれとエゴイズムの犠牲になること。常にモリエンテスは、勝利するためにはレアル・マドリーに留まらなければならないと考えていた。そして勝利してきた。ただ、すべてははっきりとしていない。白のクラブで、彼は1998年から2002年の黄金期間に、3度のヨーロッパタイトルを手にした。それ以降、5シーズン連続のベスト8敗退を含めて、このクラブは希薄になっている。モリエンテスはリバプールとバレンシアに行き、また1シーズンをモナコで過ごした。モナコでは彼は、4度目のヨーロッパのカップに手が届くところだった。そしていま、彼はオリンピック・マルセイユにいる。なぜなら、「33歳になって僕は若いと感じる、とプレゼンテーションのときに言った」からだ。長く、そして多くの瞬間で辛いものがあった彼の来た道には痛みが残されているにも関わらず、彼には若さと希望がある。

Q:オリンピックでのこの最初の数ヶ月、どのような感じを受けていますか?
M:とても良いよ。監督のディディエ・デシャンは、多くのところで僕を助けてくれているし、このクラブはあらゆる面でビッグクラブの位置づけだ。

Q:マルセイユでのプレゼンテーションで、あなたは33歳は若い選手だと考えていると言いました。今も同じ考えですか?
M:あらゆる面でね。そう考え続けているし、その点では僕はすごいよ。

Q:ゴールがないことを気にしていますか?
M:試合に出ていないからゴール数が増えないんだ。何ゴールかはもう決めているし、確実に、もっと取れるよ。

Q:もっとプレイしたいと思っていますか? デシャンは何か説明をしましたか?
M:僕がマルセイユにやってきたとき、僕は彼と話し合った。そして彼は僕に、僕が完璧になったら戦力に入ると言ってくれた。僕が8月にやって来たこと、プレシーズンがなかったこと、チームメイトたちがとてもうまくやってくれていることを考慮しないといけない。

Q:チャンピオンズ・リーグのグループ最終戦、ベロドロームでレアル・マドリーとの対戦になります。この試合について、もう話し合ったりしましたか?
M:そうだね。その1つ前の試合(第5戦)の結果によって、この試合は僕たちにとって、それから彼らにとっても非常に重要な試合になるだろうし、だから僕たちは勝ちにいくよ。

Q:エインセは、最近何年かののマドリーで何か驚いたことをあなたに話したりしましたか?
M:いや、僕はスペインで起きていることは平衡して追いかけているから……。報道のことは読んでいるし、エインセは、彼がマドリーに魅了されたということ以外は、特別なことは何も話していないよ。

Q:マルセイユから、あなたは現在のレアル・マドリーを追いかけている、それともバレンシアを…。
M:その両方、そして他もすべてね。でも当然、この2つのクラブには僕が所属していたし、その動向を追いかけるのが好きだよ。

Q:バレンシアでプレイした後、別のスペインのクラブに行く機会はあったのでは?
M:そうだよ、プリメーラの2つのクラブで。でも僕の希望は、外でまた別の経験をするということだった。

Q:バレンシアに至った道筋をどう評価していますか?
M:僕はあのクラブ、街に魅せられた。バレンシアは、僕にスペインのフットボールに戻るチャンスを、リーガでも最高のクラブのうちの1つに加わるチャンスを与えてくれたんだ。

Q:ところで、マドリーがアルコルコンに敗れてコパから敗退したのは見ましたか?
M:いや、見なかった。結果を知って驚かされたよ。でもこうしたことは、コパの歴史を振り返れば、他のビッグクラブでも生じてきたことだ。

Q:フロレンティーノのモデル(やり方)は好きですか?
M:うん、好きだ。マドリーは、世界のサッカーファンの話題の中心になる。いまは、最高のチームを構成しなければならない。でもすぐにそれを手にできるだろう。確実にね。

Q:あなたは5シーズンの間に3つのヨーロッパのカップを手にしました。マドリーは、再び同じようなことができるでしょうか?
M:簡単なことじゃない。でも、いま現在チームにいる選手たちであれば確実にできる。多くの可能性があるよ。

Q:あらゆることを見て、マドリーがバルサと同等になると見ていますか?
M:誰もが、バルサを完璧なチーム、素晴らしい仕事をするチームと見ている。それこそが、マドリーが手にしなければならないものだ。選手たちはいる、今は、あと少しの忍耐が必要だね。

Q:いつか、あなたがバルサに移籍間近だったことを教えてもらえるでしょうか?(ちょっとカマかけるみたいな言い方?)
M:そう、そうだね。移籍間近までいったんだよ。

Q:マドリーで経験したチャンピオンズの記憶と、モナコで経験したファイナルの記憶とは比べられるものですか?
M:何も比べたくはないよ。レアル・マドリーで過ごした僕の年月は素晴らしいものだった。そして、モナコでのファイナルは本当にスペシャルなものだった。なぜなら、あのときのシーズン当初での、クラブの可能性や目標の中に、ファイナルに出場するようなことは入っていなかったんだから。

Q:マドリーでは、あなたが十分に生かされなかったと思いませんか?
M:僕は、自分が公正な時間、公正なシーズンを過ごしたのだと信じている。自分が役に立たないと感じ、自分が移籍する時だと考え、僕たちはそうすることに決めた。僕はリバプールに行った。それは、リバプールの組織、チームが高いレベルにあると思っていたからだ。そのシーズン、僕たちはチャンピオンズ・リーグのファイナルに到達した。僕は参加できなかったけれど(マドリーでCLに出ていたので登録されなかった)、何か心に触れるものがあった。

Q:「ラウルはイエスか、ノーか」という問題について、あなたが最初に思うことは?
M:その問題にはうんざりさせられる。僕にとっては、いつでもラウルだ。

Q:スペイン代表に何か求めるものは?
M:代表の試合はセンセーショナルに素晴らしいし、それに結果が伴っている。これ以上何を望める? もう僕たちには、世界中のチームを誘惑するような選手たちがいるんだ。

Q:スペイン代表でベストの選手は誰ですか?
M:素晴らしい選手はたくさんいるよ。僕はチャビとイニエスタが好きだ。

Q:ではベスト・フォワードは……
M:これもたくさんいるけど、1人に絞らなければならないとしたら、ビジャだね。彼は本当に素晴らしいし、それにバレンシアで僕が完璧に知っている最高の仲間でもあった。

Q:はっきりさせてほしいのだけれど。あなたはエストゥレマドゥーラで生まれ、ソンセカで育ちました。あなたは、エストゥレメニョ(エストゥレマドゥーラの人)と感じるか、それともマンチェゴ(ラ・マンチャの人)と感じるか?
M:エストゥレメニョともマンチェゴとも感じる。どちらもだよ。

ありがとうフェルナンド、幸運を。
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モリエンテスは、自分が嫌な思いをさせられたフロレンティーノ・ペレスのやり方を否定しない。むしろ、マドリーならばそうでなければならない、と受け入れているところがある。いちマドリディスタとしての見方なのかもしれないし、どこかでギャラクティコではなかった自分の力・境遇を達観しているのかもしれない。
でも、そのフロレンティーノの政策の中で、はっきりとそうしているようには見えないけど、徐々にラウルが居場所を追われている。「自分にとっては、いつであれラウルはラウル」と言うモリエンテスは、どう見ているんだろう、と考えてしまう。

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