センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

大人は時間が短く感じる!

2017-12-09 00:00:30 | 感覚心理
「ああ、もう1年が終わる」「なんだか夏や秋が過ぎるのが早くなったなあ」と感じている人も多いはず。
歳を取るにつれて、1日・1年と言った時間感覚は年々早く感じられていくものです。 子供の頃を思い出してみると、1ヶ月半程度の夏休みはとても長かったですよね。
この「体感時間の違い」は、親と子供の間にも様々な齟齬を生み出しています。 ここでは親と子の体感時間と気をつけるべきポイントについて紹介していきましょう。
1. 子供の体感時間は大人の6倍以上の長さ?
人間の体感時間について一定の法則が発案されたのは、意外にも遅く19世紀に入ってから。
フランスの哲学者であるポール・ジャネーが考えだし、その甥である心理学者ピエール・ジャネーが著述したことから「ジャネーの法則」と呼ばれています。
この法則の中では、人間の体感時間はそれまで生きてきた年齢に反比例すると考えられているのです。
例えば、30歳の人間にとって、1年間というのはそれまで生きてきた30年のうちの1年ですから1/30。人生の中のわずか3%少々ということになりますね。
ところが、5歳の子供にとっての1年間とは、5年間のうちの1年で1/5。人生のうちの20%以上を占めています。
つまり、同じ「1年」「1日」「1時間」であっても、5歳の子供の体感時間は、大人の6倍以上の長さであるということになります。

以前にテレビ番組(特番)の中で、大人と子どもの時間は違うということで、実験を行いました。
大人5人と子ども(小学生)5人に、部屋の中で時計無しに、1時間だと感じたら部屋を出て貰うものです。
大人は5人全員が1時間を過ぎてから部屋出て来て、中には1時間30近くになってから部屋から出て来ました。
子どもたちは、5人とも1時間以内、早い人は40分もしないのに部屋を出てしまいました。
こうしたことから大人と子どもでは「体内時計」に大きな差があることが分かります。
大人は色々な経験を積み重ねて来ています。また、色々と忙しいことがあるので、1時間が短く感じ、子どもたちは、同じようなことを繰り返しているので、1時間を退屈に感じるものです。
学校の授業がそうであるように、先生の授業を聞いている時間が長いから、一日がとても長く感じます。

また、日本人は「多忙国家」であることにも関係しています。兎に角、日本人は忙しい人が多いから時間、一日が短く感じるものです。これらは「精神的豊かさ」などにも関係しています。
参考に!時空(あの世)では、時間の概念が存在しないので、時空では現世時間に比べものにならないほど、短いと言われています。例えば、現世時間が10年なら来世時間では1年ぐらい短く感じるようです。
このことは、来世にいる方から教えて貰いましたので、間違い無いと思います。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、

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