Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Electric Locomotive#109

2017-01-29 | 鉄道写真


 それでは、連載第109回目は、碓氷線補機、EF63に話を進めていきたいと思います。


 国鉄最急勾配、最大66.7パーミルの碓氷線は、EF62及びEF63の実現で、アプト式を廃し、通常の粘着で走ることが可能となりました。その、補機専用機の量産先行試作車、EF63 1です(写真)。


 当初高崎に配置され、試験の後量産され、横川に転属し、昭和38年の切り替えとなりました。補機1両の運用も考えられていたようですが、実際にはほぼ重連で補機運用に就きました。死重の積み方も、電気的軸重補償も、他各種の停止装置、保安装置も、急勾配の碓氷線ならではの装備です。軽井沢行きは後補機として、横川行きは制動装置として働きます。特に坂を下る時は、時速45キロを超えるといかなる制動装置も使えなくなる区間であることから、そうならないよう安全に減速し停止出来る機構になっています。


 それでは、次回をお楽しみに。


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