卓球ルーム（都内在住＆真夏夜）

訪問

　　　　ありがとうございます

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜　都内の元彼女　＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　

 

腰の手術をしました

 

病名は腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアです

術後おしりの痺れがありますが退院して自宅でリハビリ中です

日中は冷房完備の部屋で　を立ち上げ暇を潰しています

パソコンで遊んでいると懐かしい昔の写真が出てきました

もぅ～～～忘れただろうな～～～２０代の〇〇ちゃん

私が２０代前半の都内在住の夏の終り頃でした

休日池袋の駅前のロータリーでまち合わせました

そして車で紀伊半島の海岸を目指しました

着いた頃はもう日が落ちて真っ暗でした

でも海は月明りで薄暗く人影も見えます

２人だけで波打ち際を歩きました

前から１組のカップルが歩いて来て岩場で止まりました

岩場の陰で水着に着替えています

そして、うす暗い海に入り沖を目指して泳ぎだしました

夜光が海面の２人を照らし～と輝いています

「あの人素敵まるで人魚のよぅね」と〇〇ちゃんがつぶやきました

「私も泳ぎたい・・いいでしょぅ」

「そうだな」と答えました

そして俺達も隣の岩場で着替えました

静かに海に入り沖の岩を目指して泳ぎました

夜の海は静まりちょっと不気味な感じでした

でもお互い若く世間知らずで何も怖くなかったです

沖の大きな岩に登り寄り添い沖の船灯りを見つめています

「沖の灯り・・・綺麗・・・まるで蛍みたいネ」

「いつまでもこのままでいたぃぃ・・・・・・」

と沖を見つめながら〇〇ちゃんがつぶやいています

そして並んで座りお互いの人生を語り合いました

何故か２人は子供の頃からの知り合いのようです

お互い酒の銘柄、音楽、車の車種も好みが同じです　

そして砂浜に戻り抱き合い体を重ねをたしかめました　

最後に俺の胸に顔を埋めて「今日の事わすれないょ」

と〇〇ちゃんが小さな声でつぶやいていました

静かに〇〇ちゃんを見つめると目が潤んで　いました

沈黙が続き又力いっぱい抱き合いました

どのくらい時間が経ったでしょう　

俺が「帰ろうと」言うと小さくうなずき身支度を初めています

車に乗り来むと又抱き合いました　

「もうすこしこのままでいたい」とつぶやいた〇〇ちゃん

そして抱き合い体を重ね２度目のを確かめました

真夜中車を飛ばし沈黙の中東京に向かいました

〇〇ちゃんは助手席から運転中の俺のシャツの角を握りしめています

今想うと高速で車のスピードを出す俺の～運転が怖かったのでしょう　

東京近くのサービスエリアで休憩しました　

するとお互い見つめ合い愛を確かめました

若いので～もう何度目でしょう

夜が明け都内に戻り山手線内の駅で〇〇ちゃんを降ろしました

バックミラーに映る〇〇ちゃんは～が見えなくなるまで手を振っていました
俺はそのまま会社の駐車場で仮をし会社に出勤しました

あの日から数ヵ月経った頃〇〇ちゃんから会社に電話があったそうです

会社に戻ってから女性スタッフから聞きました

だが俺は〇〇ちゃんに電話連絡をしてませんです

なぜそうしてしまったのか〇〇ちゃんの電話は何だったのでしょう

もし返信電話して長く付き合っていたら結婚してたかもしれません

そうしたら又違った人生を歩んでいたでしょう

お互いの～若さ～～～ですか？？？

今が不幸せとは言いませんし～子供も出来息子も社会人です

妻と歩んで来て最高の幸せを感じていますし感謝しています　

今になって考えると少し・・・・・後悔が残ります

願いが叶うのなら　もう一度あの日に戻りたい～話たいです

そして～どうしても電話の内容が知りたいです

 

　　　　最後までお付き合い有難うございます