佐藤直曉の「リーダーの人間行動学」 blog

リーダー育成のための人間行動と人間心理の解説、組織行動に関するトピック

リーダーの条件73――競馬予想より楽な予想とは?

2008-06-06 10:05:55 | 人間行動分析
最近知ったのですが、マンガのドカベンがまだ続いているんですってね。

私が読んだのは、30年くらい前ではないかな。とっとくに連載は終わっていると思っていましたが、たまげたなあ。

作者の水島さんの、衰えないクリエイティビティーには頭が下がります。私なんか、本一冊書いたら、もう次は絶対書けそうもないと思いますもの。最近それで頭を悩ましているの。

まあ、私のことはどうでもいいが……。

私が読んでいたころは、ドカベンたちは高校球児でしたが、いまでは32歳か33歳くらいらしいです。うらやましい話ですよ。歳をとらなくて。彼らは、多くがプロ野球に入って大活躍しているそうです。

最近、葉っぱの岩鬼が高校時代のあこがれ夏川夏子と結婚したのが話題になりました。夏子は政略結婚をさせられて、子供を一児もうけたが離婚。その直後、岩鬼が結婚を申し込んだんだってさ。

ほかには、ドカベンの9歳年下の妹サチコが、里中と結婚していたそうです。これにも、またまたびっくり。

実は、いま東京では、14チャンネルでドカベンを再放送しているの。夜の7時半から8時までやっています。私は最近よく見ますが、ちょうど私が昔見ていたころの内容なので、とても懐かしいのですよ。

ところが、このマンガ、時々やっていない。「あれ!」と思って見ると、競馬中継をやっている。どうやら競馬中継がないときの穴埋めらしいんです。

ときに、競馬というのは予想が難しいらしいですね。私はやったことがありませんが、予想が当たることはめったにないのでしょう?

その点、人間社会の予想はもう少し確率が高いかもしれませんね。そうでもないかな。

ちまたでは、民主の内部で分裂が起き、民主内右派が自民党の若手らと新党を立ち上げるとか、民主内の自民党に近い考えをする人(たとえば前原さんあたりがそうらしいです)が自民党(あるいはその一部)と組むなど、政界再編の予想の声をよく聞きます。

もちろんその可能性は否定できませんが、私は確率は低いと見ています。

いま自民党の評判はがた落ちですから、民主党の人が自民に入ることはありないでしょう。

参議院民主党の造反派もいまでは数名になっています。さっさと自民に移ればいいのにと私なんかは思いますが、彼らが自民に移ることは当面ないのでは。いま党を変わったら損なのは誰の目にも明らかですからね。

再編があるとすれば、衆議院選挙の前後でしょう。特に、選挙結果で動きがあるでしょう。そのときのために、みんな保険をかけて、いろいろな勉強会と呼ばれるパーティーに顔を出しているんでしょうね。

あくまで「いまのところは」という条件付きですが、私の予想では、民主の分裂より自民の内部分裂のほうが起きる可能性が高いと思っています。それは、守勢に回っているほうが分裂が起き易いからです。

次の衆院選挙で自民と民主がほぼ拮抗する結果になると、自民の分裂が起き易くなるでしょう。その場合は、自民のリベラル派と民主が組む可能性があります。この場合は、民主が、組んだ自民の人を総理大臣に推すかもしれません。

民主が大勝すれば民主の天下になりますから、政界再編など吹っ飛んで、何も起きないでしょう。

自民が大勝すれば、参議院の民主の一部が大喜びで自民に移るでしょう。

いまのところは、最初のコースがいちばんありそうに思います。ただ、自民に悪材料がさらに出て、支持率の一段の低下が起きれば、第二のコースも視野に入ってきます。

なぜ、最初のコースで民主に分裂が起きないかというと、自民と民主が拮抗するということは、民主にとっては議席がほぼ倍増するわけですから、選挙は民主の勝利といえるわけです。そういうときに、あえて党を割る勇気のある人はあまりいないのではないか、ということです。

というわけで、私の予想では、世間で広くいわれているのとは異なり、自民が分裂する可能性のほうが高いということです。

いずれにしろ、選挙をさっさとやってほしいですな。そうなるとおもしろいのですが、福田さんはやりそうもありませんね。


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