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ねこ背は治る!

2012-07-18 11:45:19 | ためになる話
ねこ背は治る

著者 小池 義孝(一義流気功治療院院長)


知るだけで体が改善する「4つの意識」

★知れば呼吸が深くなる
★知ればねこ背が治る
★知れば腕力が上がる
★知れば歩くのが速くなる

1.知れば、呼吸が深くなる!

多くの人は、自分の呼吸が浅いと考えたことがありません。
実はその呼吸の浅さが、深いところで健康の足を引っ張っているなんて、まったく考えていないに違いありません。
人の健康を考えたときに、呼吸の深さはかなり重要なものの一つです。
治療中、呼吸が深くなるというステップに入ると、身体はどんどん良くなっていきます。呼吸の深さは、正にその人の生命力を引き上げてくれます。
人間の身体は取り込める酸素量が少なくなるとその結果、全身の筋肉のあちらこちらに、死ぬほどではないけれども、満足に機能できない部分が作られてしまいます。
筋肉が酸欠を起こせば、柔軟性が損なわれ、硬直してしまいます。
それは血流を悪くさせ、身体を冷やします。

☆自分の呼吸を確認してみよう

イ.まず肺が空になるまで吐き切り、ゆっくりと大きく限界まで空気を吸います。

ロ.そしてその時に、自分の身体のどこがどういう風に動いて膨らんだかを、丁寧に観察します。

ハ.2、3回、繰り返して確認します。

☆下は肋骨の底辺近く、上は鎖骨を少し超えたあたりまで、肺は大きく広がっています。

☆「意識」の大切さ

あなたは今まで、肺という臓器の大きさを、小さく小さくイメージしていたのです。
呼吸が深くなると、身体は変わっていきます。
運動能力が向上し、心が安定するようになるのです。

2.知れば、ねこ背が治る!

胸を張って背筋を伸ばす!これが「良い姿勢」だと思っている人がほとんどです。
けれどもこの格好は、強く意識している時には良いのですが、少しでも気を緩めると元に戻ってしまいます。無理に上体を仰け反らせているので、次第に疲れてきます。
ねこ背になってしまう原因は、決して「ねこ背だから」ではありません。
人間がねこ背になってしまうのは、立っている時、座っている時です。
寝ている時には、ねこ背にはなりません。もう一つ、ねこ背にならない状態があります。
それは膝立ちをしている時で、背筋がスッと伸びます。
大腿の太い骨を、大腿骨と呼びます。骨盤と上半身全体が、大腿骨に支えられています。太く頼もしい骨に乗っているので、骨盤が安定しています。
変な傾きはしていません。ですから背骨もその上で、綺麗に伸びていられます。
美しい姿勢は、こんな風に作られていきます。
骨が骨を自然に支えて、無理のない状態です。
膝立ちの時は良くても、足の裏で立つと、やっぱりねこ背に戻ってしまいます。
元々ねこ背の人にとっては、それは普通です。がっかりすることはありません。

膝で立つのと、足の裏で立つのとでは、何が異なるのでしょうか。
大腿骨は膝とは接していますが、足の裏からは、遠く離れています。この違いがあります。
膝の下にスネの骨が二本あって、足首があります。その下に足の裏です。大腿骨に乗るためには、つながるスネの骨に乗らなければなりません。スネの骨は二本ありますが、乗るのはもちろん、内側の太い方の骨です。その足の裏に体重を乗せてください。
少し内側に絞るイメージになります。
この時に、スネの太い骨に乗る意識を強く持ってください。しっくりと来るまで、微調整をしながら試してみてください。

スネの太い骨に乗れたら、今度は全身の力を抜きます。
立ちながら力を抜くのは恐いでしょうが、思い切って抜いてみてください。
立つのに必要な筋力は、無意識に残ります。そして自分の背筋を意識してください。
スッと楽に、自然に伸びていれば成功です。
これが本当の「良い姿勢」です。

ねこ背になる本当の原因は、正しく骨に乗れていないからです。足の裏は広いので、つま先から踵まで、好きな所に体重をかけられます。
体重をかける場所を、スネの太い骨から外すと、姿勢が崩れてしまいます。ねこ背になる時の重心は、正しい位置よりもつま先側に寄っています。

☆正しく座ると、書くのも打つのも楽になります。

座っている状態では、どのように考えればよいのでしょうか。
大腿骨の下がスネの太い骨ですから、上は骨盤です。骨盤に綺麗に乗るのが、座っている場合の正解です。
骨盤には坐骨という骨があります。坐骨の角度は前が狭く、後ろが広くなっています。

イ.坐骨の位置をしっかりイメージして、綺麗に乗ってください。お尻の骨を感じながら、微調整して試してください。

ロ.一番安定する位置を見つけたら、全身の力を抜きます。背筋がスッと、楽に伸びていれば成功です。