下顎の親知らずを抜歯する際に気をつけておきたいのが「下顎管」の位置です。
下顎管とは、レントゲン上で親知らずの下の位置に見え、血管と神経が走行している
管のことです。
ちなみにこれは私のレントゲンです。
下顎管の位置を示すとだいたいこんな位置にあります。
親知らずの根が、この管に近かったり、交差していると抜歯後の出血や、下唇のマヒ
といったことが起こる場合があります。
虫歯になって抜くことになると、そういったリスクも出てきますので
定期的に検診してお口の中をクリーニングし、虫歯にならないようにしておくことが大事です。
もし麻痺が出現した場合は、消炎療法、ビタミン剤、ステロイド剤の投与などが行われ
半年から1年の観察をしながら回復をはかるようになります。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
親知らず こんな場合2