ワニと読むミステリ(チェリー・パイの困った届け先)

チェリー・パイの困った届け先 卵料理のカフェ2 (RHブックス・プラス)
ローラ チャイルズ
武田ランダムハウスジャパン


Eggs Benedict Arnold (A Cackleberry Club Mystery)
Laura Childs
Berkley



読むと、殺しはジワジワ。
 
(ローラ・チャイルズ著)
 これは、カックルベリー・クラブの経営者のスザンヌが主人公のほうのミステリシリーズです。2作目。
 カックルベリー・クラブは、スザンヌ、トニ、ペトラの3人で共同経営している卵料理が得意なお店です。
 でも今日は店ではなくキンドレッド・スピリット・デイの催しで手づくりお菓子の販売のボランティア中です。あまりおいしそうでないお菓子を見ながらスザンヌとペトラはうんざり顔。もうすぐイベントも終わりそうで、早く帰りたいスザンヌたちですが、葬祭業者のオジーがまだ取り置きのチェリーパイを受け取りに現れません。しかたなく届けにいくことになったスザンヌが葬祭場で発見したのはオジーの死体でした。スザンヌ自身も殴られて気絶。
 殺人の容疑がかかったのはオジーと付き合っていたミッシーですが、最近どうも2人の仲はうまくいっていなかったらしい。
 キンドレッドの小さな街ではいろいろな出来事が起こり、自分が住んでいるような感覚になります。
 トニは別居中の夫がまた悪いことに手を染めているのではないかと気が気でなく、スザンヌに応援を頼んで悪事を止めさせようとしますが、とんでもない展開になります。
 本格的なレストランが開業するかもというスザンヌたちにはありがたくない話がでてきました。
 スザンヌにもしかしたら新たな恋が生まれるかも?
 今回もおいしそうな料理がいっぱいで、巻末にレシピがあります。

■既刊
 インディゴ・ティーショップのオーナー、セオドシア・ブラウニングのシリーズです。

ダージリンは死を招く
グリーン・ティーは裏切らない
アール・グレイと消えた首飾り お茶と探偵 3
イングリッシュ・ブレックファスト倶楽部 お茶と探偵4
ジャスミン・ティーは幽霊と
カモミール・ティーは雨の日に
ブラッドオレンジ・ティーと秘密の小部屋
ロンジン・ティーと天使のいる庭
ホワイト・ティーは映画のあとで

スザンヌ・デイツのシリーズは、まだこれで2冊目の刊行です。

あつあつ卵の不吉な火曜日

ますますグルメに拍車がかかりそうです。

主人公: スザンヌ・デイツ(カックルベリー・クラブの経営者)
場所:  USA、中西部キンドレッド
グルメ: 卵料理とお菓子
動物:  イヌ:バクスター(スザンヌの愛犬、アイリッシュ・セッター)
ユーモア: 中
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