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ワニと読むミステリ(警視の覚悟)

読むと、潜んだ悪もいずれは顕在化します。
 
(デボラ・クロンビー著)
 ジェマとダンカンのシリーズ6巻目です。シリーズものが多いですね。
 これもクリスマス・シーズンの話です。クリスマス・ラテのお別れ はニューヨークの都会のクリスマスで、こちらはイギリスのチェシャー(郊外)のクリスマスです。
 お祝いのしかたもちょっと違いますね。
 ジェマとダンカンは今年のクリスマスをダンカンの両親のところで過ごそうと、ジェマの息子トビー、ダンカンの息子キッドとともに雪の中をドライブしていきます。やっと到着してやれやれと思ったところでかかってきたのはダンカンの妹ジュリエットからの電話で、どうも古い死体をみつけたらしい。
 訳者あとがきもいれると677ページあって長いので、いろいろな話が語られます。
 ダンカンの両親の本屋は居心地が良さそうです。ジュリエット夫婦の確執はどうにもならないところまでいきそうで2人の子供たちが心配です。ナロウボートに住む人たちの生活は気楽なようで厳しくてこういう人たちがイギリスにはいるのかなと興味深いです。チャシャーの教会のクリスマスは、都会では味わえないような本来のクリスマスの過ごし方なのかなと思わせます。キッドは急に成績が落ちて、なにか悩んでいるらしく、またティーンエイジャーの恋も。
 とにかく盛りだくさんな内容です。

■既刊
 ジェマとダンカンの仲もシリーズが進むごとにだんだんと変化していますね。
 これから4人は家族としてやっていけるのか、見守っていきたいですね。

警視の不信
警視の週末
警視の孤独

主人公: ジェマ・ジェイムズ(ノッティング・ヒル署警部補)
ダンカン・キンケイド(ロンドン警視庁警視)
場所:  イギリス、チェシャー
グルメ: なし
動物:  イヌ:テス(テリア)、ジョーディ(コッカースパニエル)、ジャック(ボーダーコリー)
ユーモア: 小

警視の覚悟 (講談社文庫)
デボラ・クロンビー
講談社
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