ワニと読むミステリ（ハゲタカは舞い降りた）

読むと、良いものも悪いものも、過去は取り消せないとわかる。

（ドナ・アンドリューズ著）
ワニとしては、大好きです！
ハゲタカのジョージとスパイクも重要な役割をしますし。
今回のメグは、鍛冶職人としての芸術家ができなくなってます。ケガで。
で、弟の作ったゲームが大ヒットしたので弟はソフト会社を立ち上げ、メグはそこでちょっと働くことになります。弟から、なにやら社内で不審な動きがあるので、探ってほしいと頼まれたのです。こういう時は家族ですね。
このソフト会社が、とっても愉快です。ペット同伴可。残念ながら、ワニを連れてくる人はいませんでしたが、イヌ・ネコ、何でも可。
ハゲタカもいます。
メールカートに死体のふりをして乗っている社員っていうのは、なんなんでしょうね。メグもやってられません。何周目かに、ほんとに死体になっているなんて、想像できないでしょう？
すぐにシャーロック・ホームズを真似たがるパパが大好きです。あんまり推理はいただけませんが。
怪しい動きの社員ばっかりなので、メグの常識的考察力がここでは役に立ちません。「うずくまるハゲタカの型」なんて武術を社内中で熱心に練習したりするところですからね。ま、ワニはこういうの、うっとりしますが。
大ヒットしたソフトがこっそり書き換えられていたり、ハッカーの疑いもあり。
書き換えられたのが、また面白い。
とにかく、楽しいです。
ぜひ、読んでください。

主人公：　メグ・ラングスロー（鍛冶職人）Female
場所： 　USA、ヴァージニア州カーフィリー
グルメ：　なし
動物：　　イヌ・ネコ・ハゲタカなど多数
ユーモア：　大

ハゲタカは舞い降りた 早川書房 このアイテムの詳細を見る