サナダ虫 ~解体中~

Go on and fuck yourself

「風の万里 黎明の空」【小説】

2013年10月30日 | 批評 「読」 
「風の万里 黎明の空」(著:小野不由美)を読んだ。

十二国記シリーズ第4弾。


苦難を抱え、人はみなその運命に泣いていた。

王は全ての希望と信じ、人々は立ち上がる!


感想。

①陽子、大分王らしくなってきたな~。

②楽俊&清秀、グッジョブ!

③景麒に字は付けてあげないのか。


文庫本(上下巻)で読むも、批評はまとめて。

景王(陽子)即位から約1年。上巻は、景王・元芳国公主(祥瓊)・才国下女(鈴)、3人娘の苦悩!

読者は必然的に陽子に感情移入してしまうので、景王を妬む2人にイライラモヤモヤ。

しかし下巻で三者は出会い、仲間と共に豊かな慶国を取り戻す為に闘う!

後半(下巻)はイッキ読みしてしまう面白さ!

少ないながらも優秀な人材が慶国に残っていたのでホッとした。時間はかかるが、良い国になりそう。

★★★★★


今更だけど、漢字のルビに振り回される。

聞きなれない名前や役職、地名等に振ってくれるのは有り難いが、

同じ漢字(意味)だけどルビがさっきと違う!ということも多くて、正直ややこしい。

名古屋感想

2013年10月27日 | 自分 
ギリギリまで仕事(激務!)をし、いざ2泊3日の名古屋旅へ。

台風26号直撃!

北海道は一段と冷え込んだけど、ちょっと雨風が強い感じ。JRも通常運行でホッ。

移動中、外を眺めていると、いつの間にか雨が白いモノに・・。(まさかの初雪観測)


名古屋行きの飛行機は、通常通り運航。

ほぼ満席の機内、私の隣だけポッカリ空いてるんですが・・。(人がいても嫌だけど、いないのも・・)

やはり台風の影響で、機内の揺れは今までで一番酷かった。オェー

それでも5分程度の遅れで無事着陸。


セントレア(中部国際空港)、キレイー!

忍者がいっぱいいてるー!

あの変なキャラクターは何ですか。ゴミ箱みたいなバケツみたいなヤツ。


台風が過ぎた名古屋市内の日中は、23度くらい。

風もあったので、シースルーの長袖ワンピースでちょっと涼しいくらい。

でも、名古屋人は結構厚着・・。上着、いる??


2年前の東京以来の旅行なので、街も駅も空港も、適度な人の量にホッする。

せかせかしてないし、みんなのんびり&穏やかな雰囲気。迷子になるほど入り組んでもいない。

車(道路)の方がコワイね。

ゴツイ車、多過ぎ。軽とか殆ど見掛けなかったけど??


覚王山や栄でブラブラ買い物。(観光にあらず)

雑貨屋やデパート内で散財。

わざわざ遠くに来てまで全国区のデパート!?と思われるかもしれないが、売っているものが全然違うんだ!

飛行機往復&宿泊代とほぼ同額のショートパンツを衝動買い。ギャ!!


ホテルは、名古屋駅の直ぐ近く。

連泊したので、「起こさないで下さい(掃除しなくていいよ)」の札を下げて出掛けるも、

帰ってきたら、ドアノブに新しいシーツやタオル、備品等が!

え、別にそれも必要ないよ、という意味だと思っていたのだが・・。

今までのホテルでもこんなことはなかったぞ。これも名古屋特有のサービス精神??


サービスといえば、朝食は勿論、喫茶店でモーニング。

飲み物料金でトーストやゆで卵などが付いてくる!(店にもよるが)

ゆで卵は、半熟ではなくカッチカチのパッサパサ!


味噌煮込みうどんは、単品ではなく定食(白飯付き)にして良かった・・。

味噌煮込みうどんはオカズです。

味噌汁(赤だし)もオカズです。

アリエネー濃さ! 今直ぐ水で薄めたい! お茶ではなく水を下さい!!


解っていたけど、名古屋めしは味が濃い。

元々辛いものや味噌、ソース、ケチャップ類は苦手なので、余計なんだけど・・。

それでも、名古屋コーチンは美味だった! 鶏肉最高!!

グリーンティーソーダも美味だった!(名古屋関係無い)

カルピス味のソフトクリームも美味だった!(名古屋関係無い)

セントレア(中部国際空港)内に、お粥のお店もあってビックリ。


旅行直前まで体調最悪だったけど、すっかり治った模様。

一体何だったんだ・・。(異常ナシの検査結果は本当だったのか・・)


東京では酷い目に合ったので(笑)、帰りは余裕を持って離陸3時間前に空港入り。

空港内で名前を呼ばれている人がいた。ぷぷぷ、チョー恥ずかしー!(お前が言うな)

問題なく離陸。天気も良くて絶景ー!


そして夜7時半、旭川駅着。

外、寒ッ!!

厚着&上着なのに歯がガチガチ!耐えられねー寒さ!!

同じ時間帯の名古屋は、ちょっと上着欲しいなと思えるくらいだったのに、何この差!!




・・とまぁ、こんな感じで名古屋堪能してきました。

8年越しの夢(?)を叶えられて、非常に満足しております★

「東の海神 西の滄海」【小説】

2013年10月11日 | 批評 「読」 
「東の海神 西の滄海」(著:小野不由美)を読んだ。

十二国記シリーズ第3弾。


王とは、幸福な居場所(くに)を約束するもの。だが―


感想。

①王も麒麟も胎果(日本生まれ)とは凄い確率。

②麒麟はデリケートだなー!

③“たま”・・。


今回の舞台は、雁州国。毎度お馴染みの延王(尚隆)と延麒(六太)が主人公。

国を再建し始めた頃の危機!・・ではあるけれど、

これから500年も続く安泰国へとなる訳なので、どう乗り越えていくのかに重きをおける。

官吏たちもよくやっているが、やっぱり尚隆カッコイイわ~!

自由奔放な馬鹿殿に見えるけど、いつも民目線でいてくれるから、一番王に相応しいかも。

民になるなら、絶対に雁国がいい。

★★★★★


今更だけどシリーズのタイトル、ややこしいよね。

覚えられないというか、ぐっちゃっちゃになる。

「風の海 迷宮の岸」【小説】

2013年10月01日 | 批評 「読」 
「風の海 迷宮の岸」(著:小野不由美)を読んだ。

十二国記シリーズ第2弾。


王を選ぶ役割を果たせぬ少年の葛藤!


感想。

①“要”くんだったのか。

②蓬莱(日本)とは時間軸が一緒なのか。

③国名と王&麒麟の漢字は同じじゃないのか・・。


番外編である「魔性の子」の続編・・というか、更に前の出来事。

高里少年が10歳の時、神隠しに遭ったという空白期間(約半年?)が描かれている。

前作同様、何も解らない読者と同じ視点(泰麒/高里)で進むので、安心。

麒麟の責務に苦悩する幼い泰麒に萌えます。

★★★★★


でも泰麒は、また蓬莱へと戻ってしまうんだよな。(「魔性の子」)

せっかく泰王を見つけられたというのに・・。うーん、追々描かれるのだろうけど、気になるわー。

更に国へ帰って来てからも気になるわー。戴国不安だわー。(殆どの国が不安か)