元保育士でもある母は、
虐待されている子供の世話(?)とか、子育てに行き詰まっている両親のケア(?)とか、
地域の皆さんで助け合いましょう!的なボランティア(?)をやっていたりする。
仕事が忙しいだとか、夜遊びがしたいだとかいう両親の為、
保育園が閉まっている時間などに子供を預かってあげる制度も実施するようだ。
・・後者の理由に、思わず「ハァ?!」と怒りを感じてしまうのだが、
ストレスが溜まって親子共々自滅するくらいなら、そんな理由でもいいとのこと。
つまり、我が家にも預かるガキが来るかもしれない、ということだ。
そういうことに取り組んでいる母親を持っている為、
私自身も、何度かそういうガキらに接したことがある。
夜、家の電話が鳴った。
相手は、何度か不在である母の代わりに応対してあげたことのある少女(11)。
「今、駅にいる」ということだけをボソボソと伝えてきた。
決して、「迎えに来てほしい」とは言わない。
元々、あまり喋らない子だ。
まぁ、自分の家でも居場所がないくらいなのだから、自己主張がなくて当たり前だが。
ご存知、ガキが大嫌いな私。
しかし、こんな電話(SOS)を貰っておいて、無視出来る程、非道な人間ではない。
「迎えに行くから待ってろ!」と言い置いて、2㎞先の駅まで猛ダッシュ!
2㎞なんて・・、昔は10分もありゃ余裕のよっちゃんだったってのに・・!(ゼェゼェ)
つーか、暗いし寒いけど、一人で帰れる距離じゃねーか!
クソガキ、試してやがんな・・。(ゼェゼェ)
駅に着き(ゼェゼェ)、ほぼ初対面な少女を見つけ(ゼェゼェ)、手を繋ぎ(ゼェゼェ)、
2人でブラブラと帰路につく。(ゼェゼェ)
つーか、全然動悸が治まんねーんだわ!
足も痛いし、腹も痛いし、マジ死期の近さを実感したね!!
帰り道は、当たり障りのない会話をした。
私自身も、あまりお姉さんぶらないで、普段のガサツさで通した。
「お姉ちゃんと一緒に帰ろうネ★」ではなく、
「よっしゃ、帰んべ!」みたいな。(ニイチャンじゃねェか・・)
最初こそ無口だったけど、徐々に慣れてくれたみたいなのが嬉しい。
少女 「化学や算数が好き~」
私 「マァジでぇー!?あんなん無くてもいいだろがぁー!!」
少女 「国語は苦手だけど、漢字は好き~」
私 「だよなぁ~!漢字はマジでイイよ!うん、漢字はイイぜ~!!」
少女 「遅刻しそうになると、走らなきゃいけないのが大変」
私 「でもさー、ゴメンで済むなら、歩いて遅刻してやるよな~!」
少女 「・・・・」
私 「・・・・スミマセン」
少女 「(手押し)信号、押さなきゃ」
私 「でもさー、車通ってないし、赤でも渡っちゃおうぜ~!」
少女 「・・・・」
私 「・・・・スミマセン」
私に、教育者役は無理です。
少女の家の近くまで来た時、漸くクソ親登場。
私に対し、ペコペコと頭を下げるその姿は、至って普通の両親。
問題があるようには全然見えない。
現に、私よりも大きい子供たちを、普通に育ててきたのだから。
クソ親は、何も若いヤツらばかりではない。
本当は、「死ね、クソ野郎共!!」と罵声を浴びせてやりたかった。
少女がいなかったら、絶対に言っていた。
少女がいても、言ってやれば良かっただろうか。もう遅いけど。
少女は言っていた。
「自分は、仕方無く生まれてきてしまった子だから」と。
まだ11のガキが、ほぼ初対面の私に向かって、そう言ったんだぞ??
物心ついた時から、家族みんなに、
「お前なんか生まれて来なければ良かったんだ!」と、
呪いのように言われ続けて来た少女の気持ちが解るか??
ありえねーだろ、くそったれ。
私は言ってやった。
「そんなん、生まれたモン勝ちだろ」と。
生まれて来なかったらそれまでだけど、生きている以上はいつでも死ねる。
リセットすることも、継続することも選択出来る、生きている今の方が断然お得だろ。
産んで後悔している両親に、生き続けて見返してやれ!
少女は何も応えなかったし、逆効果な言葉だったのかもしれない。
でも、そんなこと知ったことか。
いつかは乗り越えなきゃならない試煉であることにかわりはないのだ。
今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている
虐待されている子供の世話(?)とか、子育てに行き詰まっている両親のケア(?)とか、
地域の皆さんで助け合いましょう!的なボランティア(?)をやっていたりする。
仕事が忙しいだとか、夜遊びがしたいだとかいう両親の為、
保育園が閉まっている時間などに子供を預かってあげる制度も実施するようだ。
・・後者の理由に、思わず「ハァ?!」と怒りを感じてしまうのだが、
ストレスが溜まって親子共々自滅するくらいなら、そんな理由でもいいとのこと。
つまり、我が家にも預かるガキが来るかもしれない、ということだ。
そういうことに取り組んでいる母親を持っている為、
私自身も、何度かそういうガキらに接したことがある。
夜、家の電話が鳴った。
相手は、何度か不在である母の代わりに応対してあげたことのある少女(11)。
「今、駅にいる」ということだけをボソボソと伝えてきた。
決して、「迎えに来てほしい」とは言わない。
元々、あまり喋らない子だ。
まぁ、自分の家でも居場所がないくらいなのだから、自己主張がなくて当たり前だが。
ご存知、ガキが大嫌いな私。
しかし、こんな電話(SOS)を貰っておいて、無視出来る程、非道な人間ではない。
「迎えに行くから待ってろ!」と言い置いて、2㎞先の駅まで猛ダッシュ!
2㎞なんて・・、昔は10分もありゃ余裕のよっちゃんだったってのに・・!(ゼェゼェ)
つーか、暗いし寒いけど、一人で帰れる距離じゃねーか!
クソガキ、試してやがんな・・。(ゼェゼェ)
駅に着き(ゼェゼェ)、ほぼ初対面な少女を見つけ(ゼェゼェ)、手を繋ぎ(ゼェゼェ)、
2人でブラブラと帰路につく。(ゼェゼェ)
つーか、全然動悸が治まんねーんだわ!
足も痛いし、腹も痛いし、マジ死期の近さを実感したね!!
帰り道は、当たり障りのない会話をした。
私自身も、あまりお姉さんぶらないで、普段のガサツさで通した。
「お姉ちゃんと一緒に帰ろうネ★」ではなく、
「よっしゃ、帰んべ!」みたいな。(ニイチャンじゃねェか・・)
最初こそ無口だったけど、徐々に慣れてくれたみたいなのが嬉しい。
少女 「化学や算数が好き~」
私 「マァジでぇー!?あんなん無くてもいいだろがぁー!!」
少女 「国語は苦手だけど、漢字は好き~」
私 「だよなぁ~!漢字はマジでイイよ!うん、漢字はイイぜ~!!」
少女 「遅刻しそうになると、走らなきゃいけないのが大変」
私 「でもさー、ゴメンで済むなら、歩いて遅刻してやるよな~!」
少女 「・・・・」
私 「・・・・スミマセン」
少女 「(手押し)信号、押さなきゃ」
私 「でもさー、車通ってないし、赤でも渡っちゃおうぜ~!」
少女 「・・・・」
私 「・・・・スミマセン」
私に、教育者役は無理です。
少女の家の近くまで来た時、漸くクソ親登場。
私に対し、ペコペコと頭を下げるその姿は、至って普通の両親。
問題があるようには全然見えない。
現に、私よりも大きい子供たちを、普通に育ててきたのだから。
クソ親は、何も若いヤツらばかりではない。
本当は、「死ね、クソ野郎共!!」と罵声を浴びせてやりたかった。
少女がいなかったら、絶対に言っていた。
少女がいても、言ってやれば良かっただろうか。もう遅いけど。
少女は言っていた。
「自分は、仕方無く生まれてきてしまった子だから」と。
まだ11のガキが、ほぼ初対面の私に向かって、そう言ったんだぞ??
物心ついた時から、家族みんなに、
「お前なんか生まれて来なければ良かったんだ!」と、
呪いのように言われ続けて来た少女の気持ちが解るか??
ありえねーだろ、くそったれ。
私は言ってやった。
「そんなん、生まれたモン勝ちだろ」と。
生まれて来なかったらそれまでだけど、生きている以上はいつでも死ねる。
リセットすることも、継続することも選択出来る、生きている今の方が断然お得だろ。
産んで後悔している両親に、生き続けて見返してやれ!
少女は何も応えなかったし、逆効果な言葉だったのかもしれない。
でも、そんなこと知ったことか。
いつかは乗り越えなきゃならない試煉であることにかわりはないのだ。
今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている