サナダ虫 ~解体中~

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「夏のレプリカ」【小説】

2014年06月13日 | 批評 「読」 
「夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER」(著:森博嗣)を読んだ。

S&Mシリーズ第7弾。


たとえば、「子供に夢を与える」と言いながら、

本当に夢を見る者を徹底的に排斥しようとする社会。

集団はいったい何をおそれているのだろう。


感想。

①章のタイトルが面白い。

②妊婦は酒飲んだら駄目だよ。

③「萌絵ちゃん、単身犯人宅に乗り込み襲われかける!」の巻。


三度目の再読。偶数章のみで描かれる簑沢家誘拐事件。

同時期に起こった「幻惑の死と使途」(奇数章)とは対になる作品。

「幻惑~」とは対照的に、物凄く地味。萌絵以上に犀川先生の出番は殆どナシ。

萌絵の親友・杜萌が主人公として話が進み、何とも哀しい結末。その後が気になる終わり方。

★★★★☆


ちなみに。

例の彼は、コチラで再登場している。


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