サナダ虫 ~解体中~

Go on and fuck yourself

「ブタがいた教室」【映画】

2008年12月15日 | 批評 「観」 
前田哲監督作品、妻夫木聡主演の、

映画 「ブタがいた教室」を観た。

18年前、大阪の小学校で行われた900日の実践教育を映画化。


“いのち”の長さは誰が決めるの?


感想。

①ブタの成長は早いなぁ。

②せ、生徒の中にも、ブタみたいなヤツが・・!(ヲイ)

③先生よりも生徒(学級委員?)の方が黒板の字が上手い。


見所。

①校内を歩くPちゃん。(滑っとるがな!)

②各所にやたらと映りまくるブタグッズ。

③机の上の落書き。


かなりメディアにも取り上げられていたので、実話であることは知っていた。

私よりも少し上という、近い年代でもあった訳だし。


「ブタを飼って、大きくなったらみんなで食べよう!」という、この斬新な教育方法は、

勿論、「正しい!」と断定することは出来ないのだけれど、

「生きること」「食べること」とはどういうことなのか、深く学べることだろう。


子供たちには白紙の台本を渡しただけあり、当時と同じくらいリアルに再現され、

Pちゃんを想い、真剣に議論を交える彼らが流す涙は、

本当に純真で綺麗であった。

★★★★★


ちなみに私は、

今も当時(小6)も即答で、「食べる派」だ。


特別、豚肉は好きではないが、

危なっかしい下級生に引き継がせるくらいなら、食肉センターへ送るくらいなら、

私の血となれ肉となれ。


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3 Comments

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私は・・・・(涙) (ベリー)
2008-12-16 16:14:09
この映画、ファッション誌の映画紹介に載っていて
みたいと思っていました。

私だったらどーだろ。
だぶん、Pちゃんに情が移ってしまって
食べられない派だなー。
だって、ペットの犬も食べられないし。
ブタってのが問題なんだよね、普段は食べてるから。
ブタって可愛いんだよね。
待てもお座りもできて・・・・悲しくなってきた~(涙)
だから、見たいなこの映画。


サナダさんへ (kei)
2008-12-17 10:03:24
 で、実際どちらなんですか? 食べたの?食べなかったの? 
 私もベリーさんと同じで食べられないと思います。豚肉は大好きですが、ペットとなったものを…ね。

 私が子どもの頃(つまり40年以上前)長野県のおばあちゃんの家に行くと、「よく来た」ともてなしてくれて、臭みのある肉を食べた覚えがあります。
 帰り際、ウサギ小屋をのぞくとウサギの数が減っていて…。えっ、私が食べたお肉ってもしかしてウサギ?!

 昔の田舎の農家の事ですから、ペットとしてウサギを飼っていたわけではないでしょうが、さすがに複雑な気分でした。
コメントありがとうございます。 (サナダ)
2008-12-17 23:07:13
ベリーさんへ

ベリーさんは「食べない派」だと思ってました。
確かに、ブタは凄く可愛い。ペットとして飼ってみたいですよね。
ペットとしてなら、何もブタだろうと犬だろうと食べる必要性は全くありません。
しかし本作(実話もだが)では、「食べる」前提で飼い始めるのです。
「命を戴いて生きている」ということを学ぶ為に。

「他のブタは食べられるけど、Pちゃんは食べられない」

この気持ちも凄くよく解るのですが、辛口で言ってしまうと、
それこそ人間のエゴだろが!食べられていく生き物たちに失礼だろが!
みたいな★

名前をつけてしまったのは、やはり失敗でしたよね。(先生は反対した)

ともあれ、子供たちが色々と頑張っていた作品でした。
テーマは何であれ、ディベート経験をさせるのはいいことですよね。
観る際には、是非キャンディーちゃんとご一緒にどうぞ。


keiさんへ

keiさんが「食べない派」なんて意外ー・・!(どういう意味だ)
つーか、「結末を教えて」って・・!笑
うーん、的確且つ曖昧に答えるとしたら、
「どちらでもあったし、どちらでもない」という感じでしょうか・・。

そもそも、“ペット”ではないのですよ。あくまでも“食肉”です。
子供たちが勝手にペットにしてしまっただけなのです。
だから、あんなに揉めたのだ!

ある生徒の父親(料理屋さん)が、
「生き物を殺して食べることよりも、無駄にすることの方が悪い」
みたいなことを言うのですよ。
全くもってその通りです!食べる際には感謝を忘れずに!

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