サナダ虫 ~解体中~

Go on and fuck yourself

「さまよう刃」【映画】

2009年10月18日 | 批評 「観」 
益子昌一監督作品、寺尾聰主演の、

映画 「さまよう刃」を観た。


父親は犯人を追う。 刑事は、父親を守りたかった。

原作批評はこちら


感想。

①少年(犯人)、殆ど出て来ねェー。

②公開中の「カイジ」、ちょっと観たい。(何の話か)

③映画の中だけでも、やっぱり殺してほしかった。


見所。

①エビ天。

②ビデオ。(被り物・・?!)

③蜘蛛の巣。


原作は「二度と読みたくない」と言っていたのに(嘘ではないが)、映画は観に行くなんて、

私は本当にケイゴリンが好きなんだな・・。はぁ・・。


映画は、原作よりも“ソフト”に出来ていた感じ。でもその分、“薄く”なってもいたので、それもどうかと。

早く少年法をなくしてほしいものだ。(それか、年齢をもっと下げるとか)

法律を変えればいいだけの問題ではないことくらい解っているけれど、

被害者やその家族にしてみたら、もう本当にどうしようもないんだって。

★★☆☆☆


この間、光市母子殺害事件のルポが出版され、犯人の元少年の実名も公表されたとか。

タイトルが、「福田君を殺して何になる」(著:増田美智子)だったか??

うーん、「生かしておいても何になる」って感じだが。


いや、百歩譲って、生かしておいてもいいけれど、(遺族にしたら殺してやりたいだろうけど)

一生シャバには出て来ないでほしい。


ガキだろうが、100%更生しようが、過去の出来事だろうが、出て来ちゃ駄目だろ。

人の一生を壊した代償は、せめて自分の一生だろ。

罪を償うということは、その罪を生涯背負うってことだろ。


遺族が求める裁判での「死刑」は、これ以上ない犯人への優しさに思う。


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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たか@ヒゲ眼鏡)
2009-10-19 06:35:07
福田君を殺して何になる

スッキリする。

死刑廃止論者がよく言う事で不思議なのは、「死刑は国家による殺人だ」って言葉です。なら、逮捕・収監は、国家による拉致監禁じゃん。そんな事言い出したら、犯罪者に対してなにも出来ん。
国家と個人の持つ権限は違うのだ、という、ごく単純な事が理解できないんだなあ、廃止論者は。
Unknown (kei)
2009-10-20 11:43:31
 福田君は、(筆者によると)改心してとっても良い子になったそうだが、それは死刑という判決が突きつけられたからであって、無期懲役だったら、どうせ7年くらいでシャバに戻れるとたかをくくり、上っ面だけの反省に終わっていただろう。
 つまり、福田君を本当に反省させたのは、大勢の支援者ではなく、死刑制度なのだ。
 やっぱり『死刑』は、いろんなことを人に考えさせるだろうね。
コメントありがとうございます。 (サナダ)
2009-10-21 21:20:56
たか@ヒゲ眼鏡さんへ

じゃあ、「死刑」にしなくていいんで、
一生「拉致監禁」して下さい。
それプラス「拷問」もお願いしたい所ですね。


keiさんへ

そりゃあそうでしょう。
若い内の犯罪なら、若い内に出て来られる訳で、
青春時代を潰されたとしても、残りの人生薔薇色でしょう。万々歳ですよ。

福田君の場合は、どう見ても過失ではなく故意ですので、
絶対に本気で反省なんてする訳ないじゃないですか。

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