いわずと知れた「三銃士」であります!
銃士隊というのは、文字通り銃(この場合、マスケット銃)を装備した王の私兵みたいなもんだが、王の私兵ということはすなわち近衛兵ですな。とっても士気が高く、腕がいいのですが、銃をぶっ放して英雄・・よりは、やはりここは剣で戦わないと!
銃士の中でも特に腕に覚えありの、歴戦のつわものが、アトス・アラミス・ポルトスの三人でやんす。でもって、この三人のキャラクターを冒頭の数分ですっぱり見せてくれるうまい技は、なかなか!女不信に陥りそうな切れ者・アトス、神に仕えし色男・アラミス、気は優しくて力持ち、でもって伊達男のポルトス!そして田舎から血気盛んに銃士を夢見るダルタニヤンと役者は揃いました。
この配役がうまい!実際のところ、三銃士という話は、実はダルタニヤンが主人公で、若きダルタニヤンが無鉄砲少年から成長し、先輩銃士の三人と力を合わせていく!という流れですが、ここは三人に魅力がないとひきつけられない。でもって、見事に体言しているのであります。
うーーん、あたし的には、色男・アラミスのルーク・エヴァンスが良かった!香水の名前までになったというハンサム振りが見事に出ております。
ポルトスもいい。ポルトス役のレイ・スティーブンソンってのは、あたしがはまりまくったドラマ「ローマ」でダブル主人公だった人。このときの存在感がハンパなかったのですが、いい具合にキャラが生きてた。
声が印象的なマシューさんの切れ者のキャラもうまく効いてて、あとはダルタニヤンです。
ローガン・ラーマンねええ・・・。懸念はここだけだったのですが、敢闘賞をあげたい!うん、ガンバってた。百戦錬磨のおっさんたちを向こうに回して、臆すことなく堂々と渡り合ってましたね。
あたしゃ、常々、オーランドさんは、悪役顔だと思っていたのですが、悪の権化、バッキンガム卿はピッタリだったのではマッツのロシュフォールも、クリストフのリシュリューなんて、この人しかいない!みたいにはまってます・・・と言うことは、とにかく見事な配役。この配役をそろえた監督の慧眼の感服いたします!
歴史的なとこに、いろいろと文句をつけたいのは山々ですが、野暮なことはやめましょう。デュマの描いた「三銃士」のコンセプトをきちんと活かし、いい具合のエスプリと、はっきりくっきりした物語に仕上げたのは御立派です。
映画の冒頭、平和だったフランス云々・・・とありましたが、平和だったと言うのはごくわずか。この物語の王であるルイ13世の父、アンリ4世の時代にようやくそれまで延々と続いていたユグノー戦争が終わり、なんとかカトリックと新教徒を和解させたのですが、まだまだ政情不安定。
そういった政情不安な状況に必要だったのが、政治のスペシャリスト、いわゆる宰相と呼ばれるような有能な政治家だったわけで・・。それがリシュリューなのでありやす。デュマによって、超悪人にさせられてしまった枢機卿ですが、実際のところはどうだったのでしょうねえ。
次も続くようですので、この後もどう描かれて行くのか、マッツさんの後継者は誰になるのか、楽しみに待っていたいと思います!
◎◎◎◎
「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
監督 ポール・WS・アンダーソン
出演 ローガン・ラーマン ミラ・ジョヴォヴィッチ オーランド・ブルーム クリストフ・ヴァルツ
銃士隊というのは、文字通り銃(この場合、マスケット銃)を装備した王の私兵みたいなもんだが、王の私兵ということはすなわち近衛兵ですな。とっても士気が高く、腕がいいのですが、銃をぶっ放して英雄・・よりは、やはりここは剣で戦わないと!
銃士の中でも特に腕に覚えありの、歴戦のつわものが、アトス・アラミス・ポルトスの三人でやんす。でもって、この三人のキャラクターを冒頭の数分ですっぱり見せてくれるうまい技は、なかなか!女不信に陥りそうな切れ者・アトス、神に仕えし色男・アラミス、気は優しくて力持ち、でもって伊達男のポルトス!そして田舎から血気盛んに銃士を夢見るダルタニヤンと役者は揃いました。
この配役がうまい!実際のところ、三銃士という話は、実はダルタニヤンが主人公で、若きダルタニヤンが無鉄砲少年から成長し、先輩銃士の三人と力を合わせていく!という流れですが、ここは三人に魅力がないとひきつけられない。でもって、見事に体言しているのであります。
うーーん、あたし的には、色男・アラミスのルーク・エヴァンスが良かった!香水の名前までになったというハンサム振りが見事に出ております。
ポルトスもいい。ポルトス役のレイ・スティーブンソンってのは、あたしがはまりまくったドラマ「ローマ」でダブル主人公だった人。このときの存在感がハンパなかったのですが、いい具合にキャラが生きてた。
声が印象的なマシューさんの切れ者のキャラもうまく効いてて、あとはダルタニヤンです。
ローガン・ラーマンねええ・・・。懸念はここだけだったのですが、敢闘賞をあげたい!うん、ガンバってた。百戦錬磨のおっさんたちを向こうに回して、臆すことなく堂々と渡り合ってましたね。
あたしゃ、常々、オーランドさんは、悪役顔だと思っていたのですが、悪の権化、バッキンガム卿はピッタリだったのではマッツのロシュフォールも、クリストフのリシュリューなんて、この人しかいない!みたいにはまってます・・・と言うことは、とにかく見事な配役。この配役をそろえた監督の慧眼の感服いたします!
歴史的なとこに、いろいろと文句をつけたいのは山々ですが、野暮なことはやめましょう。デュマの描いた「三銃士」のコンセプトをきちんと活かし、いい具合のエスプリと、はっきりくっきりした物語に仕上げたのは御立派です。
映画の冒頭、平和だったフランス云々・・・とありましたが、平和だったと言うのはごくわずか。この物語の王であるルイ13世の父、アンリ4世の時代にようやくそれまで延々と続いていたユグノー戦争が終わり、なんとかカトリックと新教徒を和解させたのですが、まだまだ政情不安定。
そういった政情不安な状況に必要だったのが、政治のスペシャリスト、いわゆる宰相と呼ばれるような有能な政治家だったわけで・・。それがリシュリューなのでありやす。デュマによって、超悪人にさせられてしまった枢機卿ですが、実際のところはどうだったのでしょうねえ。
次も続くようですので、この後もどう描かれて行くのか、マッツさんの後継者は誰になるのか、楽しみに待っていたいと思います!
◎◎◎◎
「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
監督 ポール・WS・アンダーソン
出演 ローガン・ラーマン ミラ・ジョヴォヴィッチ オーランド・ブルーム クリストフ・ヴァルツ
巷では、何故か芳しくないようですが、全体の甘さはもともと、こんなもんですよね。少年少女の楽しみの《三銃士》ですから。僕は、この手のお話は、小学校時代からの大ファンでして、とにかく超スペクタルに変身して大満足なんです。でも、余りにも幾多の刺激ある作品に寝れ親しんでしまって、多少の消火不良感覚は残りますが。
3D映像がこんな物語にも充分効果的となると、これはいよいよ世界が広がります。世界観のバリエーションは幾つも用意されたほうが面白い。終わり方からすれば、続編ができるようですが、いよいよこれからが戦いの本番、どんな仕掛けが出てくるか、三銃士ファンとして、興味津々です。ダビンチの飛行船を持ってきた所がいいのか悪いのか、判断に、困りますが、いろいろ新解釈で面白かったことまちがいなしです。
できれば、より悪役っぽくやってくれたほうが、より輪郭がはっきりして盛り上がるのでは。
よく似たような表現ですが、誤解を招きます。
ほら、よく名前だけつかって実は全然でてねーじゃんよ!ってパターンあるじゃないですか。ちゃんとフィーチャーされていたし、だからと言って三銃士の側が軽いわけじゃないというバランスが上手かったなと思います。
あと幼い王様がいいキャラだった!
ローガンくんはガンバってました。
若いのにいい役どんどん貰って~なんか“もってる”子なんだな~と。
アラミスファン(?)としましては、もうちっと個性的な感じが…。普通のハンサムで印象が却って薄い気がしました。
まあ、チャーリー・シーンよりはいいか。
オーランドくん、続編に期待でしょうか?
あたしの周りは結構評判いいです。
新しい三銃士!!という触れ込みでしたが、オーソドックスでしたよね。その辺が不評だったら、ちょっと悲しい。
やはり王道の物語は、きっちり描くことが大事だと思いますわ。
いつもがっかり3Dなもんで、これは2Dで鑑賞しましたが、失敗でしたかねえ。
2Dでも十分行けましたけどね。
この映画のいいとこは、配役のバランスがとってもいい。
それぞれをきちんとフューチャーし、それぞれの見せ場をきちんと用意し、それぞれが役割を踏まえている。
とっても良かったと思います。
あたしの友人のおばちゃんも、可愛くて、可愛くて、気に入った!!と言ってました。
ローガン君は、いい役貰いますよねえ。
華はなさそうなんだけど、なんかありますわ。
予告を何度も見て、アラミス以外の役者は全部把握していたのですが、謎の人物だったので、それなりにミステリアスに待ってました。
いい男じゃないっすか。
「タイタンの戦い」見直して、確認しました。
出てた!印象全然なかったけど。。
後半からはかなり破天荒でしたけど。
ミラ様、まるで峰不二子。
このスタッフで実写版「ルパン三世」撮れば良いのに…って思いました(^_^)