最初にいいわけを致します。
せっかくのお時間ある日、映画を見るために開けたところなのに、な~んにも見るもんがない!!!
ヴァンパイヤもんは、3Dじゃなかったらみっよかなあ~と思っていたのですが、わざわざ苦手なスプラッター系に余分な金出してまで行きたくない。
あとはーーーと見渡しても何にもないでした・・・。「ミッション・」、さすがに三回は見なくていいし。
これはもう、見ちゃうしかありません!「けいおん!」!!!!!
受付で、「あたし、今日何見ると思います?」と、アタシ。
受付のお姉さん、「うーん、『孔子の教え』は始まってるし・・???えええ!もしかして『けいおん!』???」
他の方がたも、「ええ!!見るの?見るの?キャラ変えたの?」
とまあ、なんだかおばさん代表として、戦地にでも赴くような決意で、皆に見送られ、鑑賞でございます。はははは!
はい、なーーーにも知らずに鑑賞です。どんな話で、どんな展開で、誰がどうとか、なああーーんにも知らずに、果たして見ていいものか!見てわかるんだろうか???という一抹どころか、三抹(こんな言葉あるんでしょうか?)の不安をいだたいたまま、シアターに。
もうひっそりと上映している感じで、観客も超まばら。その中で、いかにも・・・という感じのお兄さんの二人連れはちゃん(?)と陣取ってました。
話の内容はものすごくよくわかりました。全然話を知らなくも十分ついて行けた。いや、コアな方々からは、そんなもんじゃない!とお怒りをいただきそうですが、オぼさん、これでも女子高生でしたから、わかりまっせ!
ゆるゆるっと入った女子高生。軽い気持ちでけいおん部に入部したんでしょうねえ。多分いろんな紆余曲折、艱難辛苦を乗り越え(そんなでもないか・・)ひとかどの音楽を奏でられるようになったと。4人はもうすぐ卒業で、唯一の後輩・梓ちゃんのために、ちょっと先輩らしいことをして、ここは一番きっちり卒業しましょう!ということですな。
うーん、いいですよ。高校時代の甘酸っぱい思い出。3年しか居られない(原則)。だからこそ、一所懸命にやれる、無我夢中になれる、このときだけは何かできる!という可能性があるような気がする!!!よいのではないでしょうか。わかりますよ。いいぞお、若者、がんばれ。女子高生ならではのはずの男っけがなかったのがよかったです。
なんせこちとら職業柄、普通の方が3年しかいない空間に、何十年もいるもんで、感動が薄れるのがよくない。一番感じるのは、子供の卒業式に行って、泣いたことがない。あれは仕事で、毎年毎年やってることなもんで、うるっと来なくなってます。いくない!
はたまた突っ込みどころは満載で、学校の中でお茶なんかしちゃまずいだろ!とか、旅行に行きたい!行く先が決まった!百歩譲ってありとしましょう。まず代金でしょう。一体だれが払うの?決まってから親に言うってどうよ?
なーーんて、アニメに突っ込むなんて野暮なことはしません、はい。いいんじゃないっすか!全編ゆるゆるでしたが、どうもぎすぎすした世の中、こういうお話にはまる中高生がいっぱいいるってことの方に、なんだかやすらぎを感じた次第。絵も丁寧で、楽曲も無理なく、それっぽく、頬が緩んでくる和やかさでした。
ちょっとうるっとした目で退場。受付のお姉さまたちは、どんな顔でアタシが出てくるかを待ってたようで、こういうのが流行る日本もいいんではないかと思いました。
その昔、何の話からだったかは定かでありませんが、女子生徒が将来ロンドンに行きたい!と。ファッション関係の仕事につきたくて、そっちに行きたい。でアタシが、
「言葉は大丈夫?ちゃんと勉強しないとだめだぞ」みたいなことを言ったらば、
「ええーー、ロンドンって何語?」
「はああ??」
「ロンドンってパリ?アメリカ?え、どこ?」
「まずロンドンに行きたいと言う前に、やることアンでしょ!」と言ったやり取りをしたことを思い出しました。すいません、アタシの教育力のなさです。
◎◎◎
「映画 けいおん!」
監督 山田尚子
声の出演 豊崎愛生 日笠陽子 佐藤聡美 寿美菜子
せっかくのお時間ある日、映画を見るために開けたところなのに、な~んにも見るもんがない!!!
ヴァンパイヤもんは、3Dじゃなかったらみっよかなあ~と思っていたのですが、わざわざ苦手なスプラッター系に余分な金出してまで行きたくない。
あとはーーーと見渡しても何にもないでした・・・。「ミッション・」、さすがに三回は見なくていいし。
これはもう、見ちゃうしかありません!「けいおん!」!!!!!
受付で、「あたし、今日何見ると思います?」と、アタシ。
受付のお姉さん、「うーん、『孔子の教え』は始まってるし・・???えええ!もしかして『けいおん!』???」
他の方がたも、「ええ!!見るの?見るの?キャラ変えたの?」
とまあ、なんだかおばさん代表として、戦地にでも赴くような決意で、皆に見送られ、鑑賞でございます。はははは!
はい、なーーーにも知らずに鑑賞です。どんな話で、どんな展開で、誰がどうとか、なああーーんにも知らずに、果たして見ていいものか!見てわかるんだろうか???という一抹どころか、三抹(こんな言葉あるんでしょうか?)の不安をいだたいたまま、シアターに。
もうひっそりと上映している感じで、観客も超まばら。その中で、いかにも・・・という感じのお兄さんの二人連れはちゃん(?)と陣取ってました。
話の内容はものすごくよくわかりました。全然話を知らなくも十分ついて行けた。いや、コアな方々からは、そんなもんじゃない!とお怒りをいただきそうですが、オぼさん、これでも女子高生でしたから、わかりまっせ!
ゆるゆるっと入った女子高生。軽い気持ちでけいおん部に入部したんでしょうねえ。多分いろんな紆余曲折、艱難辛苦を乗り越え(そんなでもないか・・)ひとかどの音楽を奏でられるようになったと。4人はもうすぐ卒業で、唯一の後輩・梓ちゃんのために、ちょっと先輩らしいことをして、ここは一番きっちり卒業しましょう!ということですな。
うーん、いいですよ。高校時代の甘酸っぱい思い出。3年しか居られない(原則)。だからこそ、一所懸命にやれる、無我夢中になれる、このときだけは何かできる!という可能性があるような気がする!!!よいのではないでしょうか。わかりますよ。いいぞお、若者、がんばれ。女子高生ならではのはずの男っけがなかったのがよかったです。
なんせこちとら職業柄、普通の方が3年しかいない空間に、何十年もいるもんで、感動が薄れるのがよくない。一番感じるのは、子供の卒業式に行って、泣いたことがない。あれは仕事で、毎年毎年やってることなもんで、うるっと来なくなってます。いくない!
はたまた突っ込みどころは満載で、学校の中でお茶なんかしちゃまずいだろ!とか、旅行に行きたい!行く先が決まった!百歩譲ってありとしましょう。まず代金でしょう。一体だれが払うの?決まってから親に言うってどうよ?
なーーんて、アニメに突っ込むなんて野暮なことはしません、はい。いいんじゃないっすか!全編ゆるゆるでしたが、どうもぎすぎすした世の中、こういうお話にはまる中高生がいっぱいいるってことの方に、なんだかやすらぎを感じた次第。絵も丁寧で、楽曲も無理なく、それっぽく、頬が緩んでくる和やかさでした。
ちょっとうるっとした目で退場。受付のお姉さまたちは、どんな顔でアタシが出てくるかを待ってたようで、こういうのが流行る日本もいいんではないかと思いました。
その昔、何の話からだったかは定かでありませんが、女子生徒が将来ロンドンに行きたい!と。ファッション関係の仕事につきたくて、そっちに行きたい。でアタシが、
「言葉は大丈夫?ちゃんと勉強しないとだめだぞ」みたいなことを言ったらば、
「ええーー、ロンドンって何語?」
「はああ??」
「ロンドンってパリ?アメリカ?え、どこ?」
「まずロンドンに行きたいと言う前に、やることアンでしょ!」と言ったやり取りをしたことを思い出しました。すいません、アタシの教育力のなさです。
◎◎◎
「映画 けいおん!」
監督 山田尚子
声の出演 豊崎愛生 日笠陽子 佐藤聡美 寿美菜子
ああいうゆるっとした空気は、昔っからありましたよ。
あたしはばりばりの体育会系で、対極にいまして、早く帰る子や、ゆるゆるっと過ごしてる子たちをやけにうらやましいなあと思いながら、身体動かしてました。
世の中にでるまでのモラトリアムと思うと、こういう時間も大事なんでしょうね。
パートのおばちゃん先生ですので!
まあ、普通の方は3年しか過ごさない高校に数十年いるもんで、この間の生徒の変わり方とか、こんなことはないやろ!!とか、いろいろと思うところはありました。
ですが、そんなことを気にせず、ほんわか感を楽しむのが正しい見方だよ!ってのも一応わかりましたので。
高校生だった頃はもう何十年も前で、やはり部活(文化系)をやっていましたが、けっきょくその部って文化祭のときだけがんばってやって、あとはゆるゆるとだべっていただけという・・・。
あんまり「けいおん!」のメンバーと変わらないなぁと。
高校生の時は将来のことってまだまだ現実味がないのですよね。
そういう意味ではリアルな空気感なのかもしれません。
先生の視点から「けいおん!」を観たら
いろいろツッコミたくはなるでしょうね(笑)
でも、自分の高校生の頃もきっと「今時の高校生は…(タメ息)」とか言われてたハズ。
もう30年以上前になりますけど、ハハハ。
いろいろな意味で観て楽しみました。