Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

大地穂というアーティストについて

2016-06-30 | ギターの栄養




かつて僕はKaolune Cafeというユニットをやっていた


僕の音楽人生というものは
自分のこだわりに執着する程メンバー同士の人間関係は難しくなり
こだわりを優先するあまり幾つものユニットを崩壊させて来た自分である


Kaolune Cafeの活動をメイン置いてやっていた頃
大地穂ちゃんは
少し距離の或る位置に居る関係だった

何かの企画でKaolune Cafeと大地穂ちゃんが同席するライブもあった

そういう時の打ち上げの時
穂ちゃんはKaolune Cafeのメンバーの中まで入れない少し外に居て
濃く関わっていたKaolune Cafeのファミリー性を
眩しそうに見ていた光景が僕の記憶にハッキリ残っている

その後Kaolune Cafeは諸事情で崩壊する事になる

崩壊して何年経ったか忘れる程
月日は流れた

そして今、大地穂によってKaolune Cafeの全メンバーが誘われ
穂ちゃんのサポートとメンバーとして参加するライブが行われる事になった


大地穂というアーティストは
こういう「和」を守ろうとする娘なのだ

崩れたものもまた呼び寄せ
ひとつの和を結ぶ場を作ろうとする

この一途さと健気さが
大地穂というアーティストの
一番に特筆する部分だと感じている



そういう歌い手、大地穂の言霊を聴いてみたい人は


7/11(月)

大地 穂

中目黒 楽屋


だよ

























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直に届く音

2016-06-30 | ギターの栄養


ミュージシャン仲間のドラムスの板垣正美氏のドラム教室の
毎夏の発表会のサポートに何年も続けて呼んで頂いている


「直」に届く「音」
と書いて「直音(なおと)」と読む

そういう名の小さな男の子を僕が認識したのは
サポートさせて頂いた最初の年だったか..2年目だったか..


物怖じせず
彼は子供用の小さなドラムセットに座るやいなや
ニヤニヤしながら
「もうやっていいの?」とか屈託なく板さんに訊いていた

涎でも垂らしそうなハッピーな表情で
その幼い男の子は
天真爛漫に1曲、ドラミングを叩き切った
その天真爛漫たるや見事なものだった


その物怖じせぬ雰囲気に
「こいつは神童か….」と思ったものだった


何年も毎夏、サポートさせて頂いてるうち
直音少年は青年になり
昨年の夏は僕より背が高くなっていた


声変わりした低い声でクールに挨拶してくれた

クールだが
それは大人に対し無関心なのではなく
反抗的なのでもなく
ただシャイだからだと感じさせる気配を十分に含んでいた



その生徒だった直音くんが
今夏はサポート側に加わり
何曲かギターを弾く事になったそうで
(直音くんはドラムだけでなくギターも弾く)
そして
ドラムの生徒さんの或る課題曲で
僕は直音くんとツインギターになることになった

その曲のギターの振り分け決めるメールを
今夜交わした



僕はこんな感じのことをメールに書いた

具体的な振り分けの事を書いた後に
「最初に会った時まだ小さかった直音くんが
大きくなり
今年サポート側にまわり
僕とツインギターになるってこと
とても嬉しい」と


小一時間して直音くんから返信が来る

「毎年会える事が楽しみだった
今年は一緒に演奏出来る事が嬉しい」と


僕は今、少し飲酒し過ぎて酔い過ぎているかもしれないけど
こういう関係が泣けて来る程嬉しいのだ



直音くんは今
思春期の真っただ中だろう

僕は自分が思春期の頃
全ての大人と全ての社会を小馬鹿にし、軽んじ、
拒絶していた

その頃の自分と同じくらいの年齢の青年が
僕との合奏を楽しみにしてると言ってくれる


こういう関係が作れた事が嬉しくて
泣けてしょうがない


真面目にギターを弾いて来て本当に良かった
と思える貴重な瞬間の1つなのです






直音くんには
相手に直に届く「音」を奏で続ける人生を歩んで欲しい

「音」とは即ち「心」の意である



















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自分の付加価値

2016-06-30 | ギターの栄養




自分の付加価値
というブログタイトルを付けて
記事を書こうとし

ちょっと待てよ、と

「付加価値」という意味を本当に解って使ってるのかお前?

という声なき声にハッと我に返り
Wikipediaで「付加価値とは」と調べてるうちに

さっきせっかく思いついた自分の付加価値を
見事に忘れ去った55歳のオヤジ
それが僕


脳の退化が進んでいる今日この頃

しかしっっっ!


生き物は死に向かいながら
死を怖れる恐怖心を年齢と共にボヤカして行く、という
気の利いた能力を持っている


今さっき
自分は天才だったのか、と思った閃きは
ほんの少しの雑念の介入で
あっという間に忘れ去る

これを称して
「年寄りの物忘れ」と言う



これは死に向かって
死の恐怖を和らげるために神様がくれた
日常の様々な事に緩慢になって行く素晴らしい能力なのだ

だから物忘れの激しくなってゆく人生の先輩達を軽んじては行けない


誰もが必ず死ぬ

その瞬間に向かって
自分より一足先に向かっている人生の先輩達の
耄碌さ加減を
祝福するくらいでなければならない






















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生命力の活性と衰弱

2016-06-30 | ギターの栄養





ベランダでゴーヤをプランター栽培している

今の時期、一晩で驚くほど伸びている





網から離れる方向へ伸びてしまった蔓先が
網に絡まり易いように
人為的に蔓先の方向を網の目の中をくぐらせてやったりする

すると人為的な処置を受けた蔓はもう
何日経っても自力で蔓を絡ませて行かなくなってしまう



逆に網から離れるように蔓先を伸ばしたものも放っておくと
1日か長くて2日のうちには自力で方向転換し蔓をしっかり絡ませている







生き物が育つ
ということの真の部分とは何か考えさせられながら
何も特別な事の無い日常を楽しんでいる
















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私生活盗撮

2016-06-29 | ギターの栄養







おまえ…
こないだから撮ってただろ?


わかるよ
感じるもん
撮られてるって


















言っとくけど
俺は芸能人じゃないんだからな



















だから
もう撮るなよな




俺の私生活
















































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音楽表記

2016-06-25 | ギターの栄養



音楽とは人の人生に寄り添うものであろう


人が神でない以上
悔いの無い人生は無い


なら何故
音楽表記に

「懺悔の念を持って(演奏せよ)」
という表記が無いのか...






















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厄介な事

2016-06-25 | ギターの栄養



この世で一番厄介のものは

周りの何者でもなく
自分の心だ


ギターに想いを込める練習
とでも呼んだら良いこと、をしていると
体内に想いが充満して吐き出さねば苦しくなる

悲しくて仕方なくなる


今までこんなに何処にしまってあったのか
という大量の想いが
僕の拙い演奏技術では上手く外に出られず
不本意ながら言葉とかになって溢れ出す
(音にせねばならないのに…)


厄介の事をたっぷり味合った先に、でないと
結局、良い演奏を出来ない、ことを
疲れ果てた後に
声なき声に諭される
















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赤ちゃん

2016-06-24 | ギターの栄養



ゴーヤにカマキリの赤ちゃんが住み着いたみたい

可愛い






















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解凍

2016-06-23 | ギターの栄養



孤独という名前の丘の上に座ってゆっくり風に吹かれて



日常の場所に戻ったら
孤独の海から戻った人と観て来た風景の話をする

言葉ではなく
目には見えないものを使って







奥深くに仕舞い込んである蒼白な思念


温かいもので包まれ

少し溶かされる







































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独り言

2016-06-21 | ギターの栄養


soloライブの日程が決まると
まずは不安定な精神に陥る

自分には世間様に対して
ご披露出来得るものなど何も無いような感覚に包まれる


最近の自分の生活の中から
ご披露に耐えうるような美しいことを探してみるが
まずは何一つ見つからない

そして焦りが僕を包むところからいつも
ソロライブの準備は始まる


こんなことなら普段からもっと
美しい生き方を心がけていれば良かった、と
後悔しながら
自分の精神の内部に潜り始める内観に突入し
自分の内部に蓄積されている少しでも美しいものを探し始める

ダイバーが水中眼鏡とボンベを背負って潜る時のように
現実での音や世間の気配は膜がかかったようにゴボゴボと曇ってしまう

過去にした事でもいいから
忘れてる事があったら思い出したい

気付いたら涙が流れているような美しいものが無いか
水の中を探しまわる

そうすると
錆びて海底に静に横たわる沈没船のように
自分がこの人生でやり残している事や
やりたいが勇気が無くて出来ない事などの存在に行き当たる

そしてそれを眺めながら呆然と懺悔の気持ちに包まれるのだ


勇気が無くて出来ないでいることが
気付いたからといってすぐに出来るくらいなら
僕は音楽などしなくても生きて行けるかもしれない


気付いても出来ない

でも無かった事にも出来ない

僕のソロライブは
こういう混沌とした精神の中で準備される


10月のソロライブまでまだ数ヶ月あるが
ソロライブが例え10年先であっても
日程が決まりさえすれば即、僕のこの迷走は始まるのだ

ソロライブとは
素っ裸の自分を見せられないくらいなら
やらぬ方がマシだと思っているらしい



内観は海の底に潜る如く

これでもまだ今は海面から10mや20mくらいしか潜ってないように思う


海溝の底まで行かねばならぬ


海溝の底まで沈み続けるのに
邪魔になるもの全てとの縁を切りたいと思う


沈む程
喜怒哀楽からも離れる

現実で誰が何をしていようが無関心になって行く


自分の魂が今生でやり残した事だけが
クローズアップされ
僕はそれに包まれて行くのだ



誰の助けを借りる事も出来ないことを天から諭される





死、に近い場所に自分は居ると思う



もしくは

産まれい出る間際の苦痛の中に
























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2016-06-20 | 良寛さん万歳





まだまだ
割れてなんて来ないんでしょ





そんなに人生甘くないのは知ってますもの














でも









溝くらいは


入ってないか?













メッチャクチャ腹に力入れてから



はぷっっ!!!

っと息を止めて撮ってやった


















(検証写真2 2016/6/20)

















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しっくすぱっく

2016-06-18 | 良寛さん万歳




割れるのか...



割れないのか…

















くださった方

コツコツやってはいますよ


えぇ
やってます



まぁでも
きっと割れないでしょ


そう簡単にはね















でも…


うっすら
割れて来てる気がしないでもない...?






太った仮面ライダーくらいには










気のせいかな...














(検証写真1 2016/6/18)






























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2016-06-18 | ギターの栄養


今日は窓を開けてずっとぼんやりしている



南側から入った風が
僕を掠めて北側へ通り抜けて行く




今朝起きる手前に見た夢の余韻が
長く尾を引いている




夢の中で恋愛関係になった人

あれは誰だったのだろう...



























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進んで厭世的になる理由

2016-06-18 | ギターの栄養


「一般と違う感覚を持っていて
それに添って行動するしかない人」
がこの世界には居る

そしていつの世でも
それを奇異な目で見る人間は少なくない


奇異な目で見る人が
奇異な目で見る事を自粛したとしても尚
その心中までは修正出来ぬまま口を開くと
「一般と違う感覚を持っていて
それに添って行動をするしかない人」に
無理矢理一般的なフォーマットを当てはめようとすることになる

悪意が無くてもそれしか選択肢が無いということなのだろう


「一般と違う感覚を持っていて
それに添って行動をするしかない人」は
それに対応出来ず自責を強め孤立を深める



僕は
「一般と違う感覚を持っていて
それに添って行動をするしかない人」という友人を
二人三人持っている

大切な友人である


何故なら
普段は僕の中の深い部分に置かれ現れないが
時々浮上して僕を悲しめ荒立たせようとする傷口の傷みに
本当に良く効く薬を友人達はくれるからだ


彼らとの友情を保ち育て続けたい僕は
社会の中での歩みを極力ゆっくりに取る

社会の一般的な流れの速さは
友人達以外の人等が作り出した速度だからだろうか
現実世界の流れの速度に乗ってしまうと
友人達との心の通った対話は脆くも崩壊してしまう

自分の内部の奥の方の自分も
この速度に違和感を感じる者なのだろう

然して大切な友人と対話するのに
また自分にとっても一番良い速度は
この現実の社会の流れと逆行する事だという結論になる


ただ、この感覚を世界中の人が共有するならば
双方の適正速度は近づき逆行する必要もなくなる




傷を癒す良薬は
大切な友人との対話の中に在る


この世が営まれる速度が
もっと遅くならない限り
僕は進んで厭世的な生き方を選び続けるだろう



































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2016/6/16//祥(Sachi) @ 渋谷 gee-ge

2016-06-17 | 過去のライブ後記



とにかく

無事終わって良かった…




こんな短い後記も初めてですが

今はそれだけ思っています


















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