サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

サイババ物語(26)岩がスルスル雨宿りの巻

2015-02-18 00:38:48 | 日記
その頃、クッパンというところから、クマールの一家がよくやって来るようになりました。
その一家の長男でクリシュナ君は、当時の様子を次のように話しています。
青年になったクリシュナ君とババ

ババは、「お祭りの季節だけれど、今年はお祭りを祝う行事はしないことにする。」と言われました。私たちは、「こんなに聖別された日に何もしないって考えられないですよ」と文句を言いました。
ババは私たちと一緒に朝ごはんをいただいた後、「昼ご飯の用意を誰もしてはだめだよ。」と言ってスッバンマさんの家に行かれました。
そして、十一時に戻って来られて、私たちを見回されてから、「どうして礼拝とバジャンのための食べ物を用意していないのか」とサヴィトランマさんに尋ねられたのです。
サヴィトランマさんは、「あなたは祭りを祝わないので、戻って来られないと言われたんじゃなかったんでしょうか。」と言い返しました。
ババは、「その事と礼拝用の食べ物を用意をして礼拝に望む事とは別だろ。」と言われました。
それで、みんな急いで礼拝用の食べ物を用意して、礼拝に臨み、アラティも終わり礼拝が終了しました。
そして、ババはサヴィトランマさんに「僕お腹が空いちゃったよ。」と言いました。
サヴィトランマさんは遂に堪忍袋の尾が切れて、「あなたは、一体どういう神経をされているんですか。さっきは作るなと言っておいて、今になってお腹が空いたなんて。昼ご飯を作っていないので料理が無いんです。今になって、一体どこからそんな料理が出て来るんでしょうかね。」とババに食ってかかりました。
ババは、何も言わずに自分の部屋に入って行かれました。
しばらくして、また部屋から出て来たババは、サヴィトランマさんに、「子供達にだけでも料理を作って上げれないかな。彼らは、遊びに行ってるから、お腹が空いているんだ。」と言いました。
サヴィトランマさんはその言葉を聞くや否や、ババから顔を背けて部屋から飛び出して行ってしまいました。すると、それを見てババは「さあ!今から遊ぼうぜ。」と言って、私にいろんな鍋や入れ物をバジャンホールに持って来るように言ったのです。
ババは、それぞれの入れ物の上に手をかざして振ると、中に、ほかほかの出来たての料理が現れたのでした。
それぞれの入れ物に違う種類の料理が出現しました。とても美味しそうな野菜カレーやラサーム、ライスなどが容器いっぱいになりました。そして、ババは鍋に蓋するように言って皆に、「昼ご飯が出来たよ。」と呼びに行かせたのです。
私が、サヴィトランマさんに「ご飯だよ。」と言って呼びに行ったとき、サヴィトランマさんは「どこにそんな昼ご飯の料理があるんですかね。」と言いました。
私は、「ババが物質化されたんですよ。」と言うと、慌ててバジャンホールに駆け出して行きました。
その時の、料理の味は今でも覚えていますが、まるで天国にいるような気になるような味でした。こんなに美味しく味付けてある料理は初めていただきました。
そして、皆が食べ終わった頃、容器の中を覗いてみると、きれいに全ての食べ物が無くなっていたのでした。

ポニョ:これってパンダヴァ兄弟が森の中で太陽神にもらったお鍋と一緒やぜよ。ドラウパティが最後に食べ終えるまで永遠に美味しい食べ物が出続けるんや。

ヨシオ:そんなエピソードがあったよな。ババは本当に悪戯好きやからな。いつでも遊んでおられるんや。クマーリさんのお母さんもババに大変な試練をもらったんやで。そのエピソードを少し紹介すると。

クッパンから来た家族のお母さんのご飯を、ババは好んで食べられていたけれど、そのお母さんが他の帰依者からすごく嫉妬されているのを知っておられたので、ある芝居を打たれたことがあった。
それは、ババが「僕、夜食が欲しいな。お腹がすいちゃったよ。」と言って、サイババさんがそのお母さんを夜中に起こした時から始まった。
目をこすりながら、お母さんはババのために、パンのようなものを幾つか作って食べさせた。
そして、ババはとても美味しそうにそれらを全部平らげたのでした。
でもあくる日、ババは胃が痛いと言って寝込まれたのです。それで皆が心配してどうしたのか理由を聞くと、「夜中にクッパンのお母さんが僕を起こして、無理やりパンを食べさせたんだ。」と言われたのです。
それを聞いて、皆はその母さんと家族に対して、非難轟々の嵐を浴びせかけたのです。
お母さんは、泣きながら荷物をまとめて帰り支度を始めました。こんなにみんなから白い目で見られて立つ瀬がなかったし、弁解もしたくなかったのでした。
すると、サイババさんがそっとやって来て、お母さんにこう言ったのです。「お母さん怒っちゃったの?僕は悪い子だ。お仕置きしなくちゃ」と言いながら自分の頬をパチンと叩かれたのです。お母さんは驚いて「御自分を痛め付けるのは止めてください。」と言いました。サイババさんは「君たちが帰らないと約束するんだっら止めるよ。どうか帰らないで。」と。

ポニョ:サイババさんが、こういう劇をしなかったらもっとすごい嫉妬の念が来てたんやろな。その家族のことをとても愛されているからそういう芝居をされたんや。さすがに愛の化身やね。

クッパンから来た一家が、是非サイババさんに家に来て欲しいとお願いしたので、ババはクッパンまで行くことになりました。
クッパンは約80kmバンガロールより東に位置する町でした。サイババさんは四日間クッパンに滞在し、最後の日には、悪い霊が家に入って来ないように、夜中に銅板を物質化して玄関に据え付けられ、更にヴィブティも物質化して家の四方の隅に撒かれました。
ババは、これでどんな悪霊もこの家に入ることは出来ないと言いました。
食事の時間ですよ

サイババさんとピクニック

サイババさん自らが給餌されています。

M.L.Leelaさんの証言
サイババさんは何時ものピクニックスポットであるチットラヴァティ川の近くのバナボージャムにみんなをよく連れて行きました。
そこでみんな楽しく過ごし、子供達のダンスと共にいつも歌声が響き渡り、バジャンもしました。その後、みんなで昼ごはんを食べ、お菓子も振る舞われたのです。

そして普通なら、その後みんなでサイババさんが乗っているブランコを押したりして遊ぶのですがその日は違っていました。

その日の出来事をリーラさんは次のように証言されています。
バナボージャムでの事でした。確か昼の二時ごろだったと思います。突然前触れも無しに大雨が降って来たことがありました。
私たちは、傘も何も持っていませんでしたし、近くに雨宿りをするところもありませんでした。
私たちがいる森を抜け出たところには丘がありました。
サイババさんは、指を指し示されたところへ行くように言われました。そこは、岩山の斜面の横で少し窪地になっていて、一方の岩が壁のようになっているところでした。
そこは、ちょうど皆が立つことが出来るぐらいの広さでした。
でも、まだ大雨を防ぐことは出来なかったのです。やがて、ババは私たちの祈りに応えられました。
サイババさんは右腕を伸ばされて、手のひらを壁のようになっている岩に着けました。
すると、その部分の岩がスルスルと屋根のように伸びて来て、全ての人の頭の上を傘のように覆ったのでした。

https://m.youtube.com/watch?v=TXkbnwtqkr4

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