サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

サイババ物語(20)神像の結婚式の巻

2015-02-18 00:32:39 | 日記
ヨシオ:前回のヴィジャヤさんのエピソードはとても面白かったな。

ポニョ:今度は絶対にその洞窟に入って行きたいな。まだライオンとかいるんやろうか。

ヨシオ:もういないやろ。いてたら百歳は超えてるで。

ポニョ:おいらがこの前行った時に聞いた話では、今ではその洞窟は有名になっていて誰でも中に入れるらしいで。おいらも一緒に行こかな。今度、その洞窟に行くツアーを組んでみんなで行こか。面白そうやぜよ。それではババの記事に戻ります。ペヌコンダの駅に着いてからプッタパルティに着くまで、普通3日ぐらいかかったんやて。

ヨシオ:世界から、隔離されたようなところをわざわざ選んで、神の化身としてのミッションを始められたっていうのが、面白いよな。その当時、プッタパルティは百人ちょっとぐらいの人口やったんや。
ババは、周りの人たちに、「将来この村の人口は何人ぐらいになるでしょうか?」と聞かれた時があったんや。
人は、「千人ぐらいかな」とか色々好き放題言ってたけど、ババは「残念でした。百万人都市になるんだよ。大都市だよ。」と言われたんや。みんなそれを聞いて腰を抜かしたんや。

ポニョ:百万人都市か。今は、まだ二十万人くらいの町かな。百万人はすごいぜよ。サイババさんが空に現れたらそうなるやろな。今の間にお金があったらプッタパルティの家や土地に投資するのもええやろな。

ヨシオ:ババは、アシュラムから外に出たらあかんと言っておられるで。だから俺はずっとアシュラムの中だけにいてたんや。

ポニョ:そうやったんや。でもその当時、プッタパルティって外の世界の情報なんて入って来ないところやから、人々の心も純真で素朴やね。あんたの話を聞いてると、インドの田舎の人ってすぐに、人の言うことを間に受けてしまう。まるでおいらみたいやって思ったぜよ。

ヨシオ:サイババさんは、一度だけ海外に行かれたことがあって、その時、ババのお母さんのイシュワランマさんは、アフリカはとても怖いところやと思ってられたんや。
それで、サイババさんに「そんな怖いところに行っていはいけない」と説得されていたんや。
でもサイババさんは、わざと、「そこには大きな巨人が住んでいる」とか言って、余計にお母さんを怖がらせて喜んでおられた。

ポニョ:意地悪やね。でもババは、そんなイケズな悪さをよくやられるんやろ。

ヨシオ:もう一年中遊んでおられるって感じやね。牛車に乗ってブッカパトナムに行ってる時も、みんなに分からないように、牛車から飛び降りて変装し、小柄な女性の格好をして道の真ん中に現れてその牛車に乗せてもらい、周りの人がババがいなくなったのに気付いて慌てて探し始めるまで、そのままの格好で牛車に乗ってられたんや。
そして、みんなが、サイババさんが見つからないのでパニックになった頃を見計らって「ジャーン。僕はここですよ~。」と言われたんや。一緒におったら、いつもイタズラばかりされて、神さんのお遊びのカモにされそうやな。

ポニョ:いつも一緒にいつも居てたら、遊ばれてばっかりやから、こっちの頭がおかしくなるやろな。

ヨシオ:サイババさんは、僕が一番嬉しいのは、信者の人が僕を神様だ。と言って祭り上げるのではなく、「うわー、サイババ君だ。僕の親友だ~。と思ってくれる時や。」と言われたことがある。以前にクリシュナとしてやって来られた時も、遠い親戚だけど、アルジュナという親友といつも一緒におられて神の物語を展開して行かれたやろ。

ポニョ:そら宇宙を創造される前は、一人だけやったから、あんたの息子が言うように、サイババさんって寂しかったんやろうな。なんでも話せる友達が欲しかったんや。なんか神さんの気持ちが分かるような気がしてきた。

ヨシオ:本当に子供と一緒やからな。神さんって。昔、誰かが初めてポラロイドカメラを持って来て、サイババさんに「あなたが手から写真を物質化されるみたいに、このカメラはすぐにボタンを押せば写真が出てくるんですよ。」と言って、サイババさんをカメラで撮ったことがあるんや。
そしてしばらくすると、スルスルと写真が出た来たのを見て、サイババさんは「うわ~すごい。」と声を上げて大喜びされたんや。
そして「このカメラは僕と一緒のことが出来るんだ。」って言って、「これをちょっと借りてもいいかい。」と言ってフィルムが無くなるまで、あっちこっちを写しまくってどっかに行ったきり帰って来られなかったこともあるんやで。
カメラ好きのババが撮られた写真

またある日、信者の一人が、プロのマジシャンでいろんな手品やお手玉のような芸が出来るんだけど、それをサイババさんに披露した時、サイババさんは大声を上げて喜ばれて、何度も同じ芸をしなければいけなかったんや。

ニューヨークから来たある黒人の信者の人がやって来た時、「君は何をやっている人なの」と聞かれたんや。
その人は、「実は僕は喋るのが上手いプロの噺家なんです。」と言ったんや。「でもちょっと鍼灸を学んでいて、それで人を治療し始めました。」と言ったんや。でも、サイババさんが「それで君の鍼灸の治癒率はどれくらいなの。」と聞かれたんや。
それでその黒人の人は「多分八十パーセントぐらいですかね。」と言った途端、サイババさんはお腹を抱えて笑い始めて、しゃっくりするぐらい笑いが止まらずに、終いには涙が目からちょちょぎれるくらいになって、「八十パーセントだって?君のあの鍼治療の治癒率が、八十パーセントだなんて大風呂敷もいい加減にしろよー。まだ癒した人なんて一人もいないじゃないか~」と言って笑ったままインタビューが終わった時があったんや。
以上、子供に限りなく近い、いや子供の心を持っておられるサイババさんのお話でした。


ある日、チットラヴァティ川のほとりで、ある信者に「君はどれくらいの間隔を開けてヒンドゥー教の聖地チルパティに巡礼に行くんだい。」と聞きました。
そして「チルパティに祀ってあるヴィシュヌ神とラクシュミ女神がここにやって来ても、君はまだチルパティに行くのかい。」と言いながら二つの神像を砂の中から取り出したのです。
物質化されたラクシュミの神像

そして、「この二つの神像の結婚式を、ヒンドゥー教の仕来りに基づいて執り行ないます。」と宣言されました。
「新婦であるラクシュミ女神様のお母さん役には、スンドランマさんにやってもらいます。」と指名されました。
左の方がスンドランマさん


でも、スンドランマさんはまだそこには、到着していなかったのです。
しかし、しばらくするとババが言われたようにスンドランマさんが到着して、二つの神像の結婚式が始まりました。
でも、スンドランマさんは、どういうわけか終始不機嫌な様子でした。
ババは結婚式の祭典が進むに連れて、新郎の神像には珊瑚で出来た花輪を物質化させて神像の首にかけ、花嫁の神像には結婚式に捧げる首飾りを物質化させて神像の首にかけられました。

そして、全ての祭典が滞りなくおこなわれたのち、ババはスンドランマさんの耳元で、小さな声で、「この神像の結婚式は、あなたの為にしたんですよ。女神さんの神像にかけたネックレスをあなたがもらっておきなさい。」と言われました。
というのも、スンドランマさんがここに来る途中、ペヌコンダの駅で、彼女の結婚式の際にもらったネックレスを何処かに落として無くしてしまったのでした。そしてそれと同じ首飾りを、ババが今回、わざわざ神像の結婚式を執り行って物質化して下さったのでした。
神像の結婚式の記念写真

神は人間の姿を好みます。神は、人々に神を体験さすために人の姿を取った。といわれています。
友として、仲間として見られる時が神は最も満足します。
おお、誰より親しい友よ。わたしのハートの愛しい友よ。と呼びかけるとき神は最も喜びます。SS8/89

人は信者である時うやうやしい態度を示し服従します。
単に友として扱われ、信者とみなされないならば、その人は自分のしたいようにふるまうでしょう。
二者のバランスを保つために、クリシュナはアルジュナを、友であり信者であるものと言ったのです。21/8/94

https://m.youtube.com/watch?v=yadSQnrDePw


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5 コメント

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ババの孤独 (M)
2014-04-26 13:34:02
ヨシオさんへ
今日の記事も素晴らしかったです。いたずら好きのババ、天真爛漫なババ。実際に僕の夢の中に出てきたババもとてもフレンドリーでした。
約20年前にパルティに滞在していたとき、日本人が多かったということもあり、回覧板のような形で、日本語でババの御言葉が回っていました。その時、とても僕のハートを揺るがす文章に出会い、手帳に写したんです。それはいまだに出典が分からずじまいで、気になっていて。もし、御存知でしたら教えていただきたいです。以下に長いですが記します。

わたしは以前、この件について一度話したことがありその時私は、帰依者と私の間が親密であることを望んでいると言いました。
私の帰依者のいったい何人の人が私と共に踊り、私と共に遊び、親に話しかけるように私に話しかけ、最高の友を信頼するように私を信頼しているでしょうか?

誰もいないのです!

彼らは両手を合わせて私の前に立ち、恐れや緊張で心臓は高鳴り、口もきけずにその場に釘づけになっています。わたしの期待している帰依心とはけっしてこのようなものではありません。あなたは寂しくてたまらないと言ってこれまでに何度も叫びましたね。しかし、あなたは私の寂しさについて考えたことがありますか?
わたし自身が創ったこの広大な宇宙の真中に深い孤独につつまれて私はひとりでいるのです。私が私の姿に似せて人間を創り、それ以外の生き物を創ったのは実際、この孤独ゆえなのです。私は帰依者たちが私の孤独を和らげてくれるのを望んだのですが無駄でした。彼らは私に祈り、私の慈悲や病の癒しや出世などのとるに足りないこの世的なものを欲しがるばかりで、純粋に帰依する人は百万人に一人しかいません。その数少ない人の中にさえ、私に親しく話しかけてくれる人は一体何人いるでしょう?また、最高の友達に接するように私に親しく接する人が一体何人いるでしょう?

誰もいないのです!

純粋に私を愛する人でさえ、私を~の崇拝と憧れの心で両手を合わせるだけです。私には共に遊び楽しむ相手がいません。仲間がいないのです。私はずっと昔から仲間になれる人を探し続けてきたのですが、そういう人は滅多にあらわれません。そういう人は出てきません。あなたはどうして私の求める人間になれないのですか?どうしてあなたはその祝福された状態を望まないのですか?それは不可能ではありません。あなたが手を伸ばせば届くのです。努力しなさい。そうすることによってあなたは私を大変喜ばせ、私の恩寵を勝ち得るでしょう。あなたがその恩寵を手にすることができるように私はあなたを祝福します。

あなた方が私を愛する以上に私はあなた方を愛している。

Baba
Re:ババの孤独 (ヨシオ)
2014-04-26 15:33:41
Mさん
いつもコメントに投稿していただいてありがとうございます。ご紹介して頂いたメッセージはちょっと寂しくて甘いメッセージだったですね。さて、お尋ねの出典の件ですが私が見たところ、多分ルーカスさんの本か、Baba the breath of SaiかSathya Sai the Avatar of love.ぐらいに載っているかもしれませんね。以上の本は何れも、瞑想中にババから受けたメッセージを集めた本です。もしよかったら当たって見て下さいね。出典元を特定出来なくてすみませんでした。ありがとうございました。
ありがとうございます。 (M)
2014-04-26 17:32:55
早速、ありがとうございます!
ルーカス ラリ著「あなたと私へのサイのメッセージ」を頼んでみようと思います。
よし!俺が友達に! (よしだくん)
2015-02-03 23:51:13
神様、サイババ様も寂しかったんですね。
コメント読んで涙がでました。
サイババ様、自分と友達になろう!
見てますよね、今書いてるコメントも。
神様、友達なろう!
Re:よし!俺が友達に! (ポニョ)
2015-02-07 16:20:20
吉田くんお久しぶりです。ババは一番の霊性修行は何かと聞かれた時に、僕の事をいつも思ってくれること。と言われたことがあります。吉田くんがババのことを友達だと思えば、ババもとても喜ばれているでしょうね。