サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

量子力学と神の意思

2017-10-12 16:00:30 | 日記
最近、科学者たちは一つの小宇宙的な力が全宇宙に浸透していると主張して、複雑な実験をしています。
世界には物質とエネルギーという二つの構成要素しかありません。
ひとつが欠ければもう一つは存在出来ません。
科学は、この物質とエネルギーの相互作用、感官が理解できる物質世界を研究しています。
霊性は一人ひとりのうちに存在する力は、同一のアートマであることを教えています。
科学者はこの発見をするのに、何千年も要しました。
ヴェーダンダは、「ああ、愚かな科学者よ!すべては、汝の手の中にあるのだ!」と宣言しています。30/5/95

ポニョ:以前、このブログでバイオフォトンの紹介をしたけれど、現代物理学ってだんだん宇宙創造の神秘に近付いているよな。

ヨシオ:そうか?俺はまだまだやと思うけれど。量子力学という学問があるやろ。俺たちは学校で物質の最小単位は、原子核とその周りを回っている電子で出来ている原子からなっているって習ったやろ。
でも今では、その原子は素粒子という、もっと小さなものから出来ていると証明されているんや。その素粒子が集まったものを量子と呼んで、その量子を研究するのが量子力学なんや。

ポニョ:スイスの地下で、直径十キロ近くもあるドーナツ型の実験装置に陽子を放り込み、それらをそれぞれの陽子を逆回転させて、光速に近いスピードまで加速させて衝突させ、陽子がバラバラになったところを写真に撮ったりして、素粒子などの検出するという実験を新聞で読んだことがあるぜよ。確か大型ハドロン衝突型加速器とか何とかという名前やったぜよ。
また、岐阜県の神岡鉱山跡の地下何百メートルの地底湖の中に、神岡カンデと呼ぶ感光器をたくさん設置して、宇宙から飛んでくるニュートロンを検出する試みもしているやろ。

ヨシオ:それだけではなく、雑学博士のポニョやったら聞いたことがあると思うけれど、二重スリットの実験によって人の意思が物質に作用をするというのが分かってきたんや。

ポニョ:二重スリットの実験は有名やぜよ。素粒子を細く縦長に切った二つのスリットに当て、そのスリットを、スリッと抜けた素粒子が壁に当たって、二本の細い縦の線になるっていう話やろ。でも、もし光が粒(物質)であるならば、壁に浮かぶ縞模様は二本になるはずなんやけれど、なぜか波つまり、エネルギーの状態でしか現れるはずがない縞模様になってしまうんや。
それで、なんでそうなるのかと人が意識的に観測すると、その縞模様は二本の線になってしまうんや。
つまり、素粒子は人間が意識していない時は波(エネルギー)の状態で、人間が意識(観測)した時だけ粒(物質)になっている、ということになるから、これを「観測問題」と呼んでいるんや。

ヨシオ:この現象によって科学者は、人の意思がどうして物質に影響を与えれるか研究しようとしているんや。そういう意味では、一歩霊性に近付いているよな。まあ、後で指摘するけれど、真理に対するアプローチが逆やから、彼らがやっている事はキリがないけどな。
それに、さっきポニョが言ったように、スイスの地下で莫大な金をかけて実験装置を作ったりして、とてもたくさんの資金やエネルギーを使って素粒子の秘密を探っているんやろ。こういう事は俺に言わせたら時間と金の無駄使いやな。

ポニョ:無駄使いは言い過ぎやぜよ。科学者達も、膨大な資料と、労力、時間を使ってこの宇宙の秘密を暴こうとしているのに。

ヨシオ:科学者達の一番の問題点は、この世界は当初、ビッグバーンで始まり、物質が冷えて惑星になり、そこに原始的な生き物が発生して、だんだんそれが進化し、やがて人になって自分の意思を持ち考えれるようになった、と信じているやろ。それって根本から間違っているやないか。

ポニョ:何でですか?どこがおかしいのかな。

ヨシオ:最初に、空間に充満している宇宙を創造しようとする意思があったんや。最初に物質が発生して、人が現れ、脳が発達して意識が出来たのではなく、最初にすでに意思があったんや。
その意思は愛そのもので、全ての物質を構成し、全てに充満していて、至福に満ちているんや。だから俺はさっき、科学者達の真理に対するアプローチは逆やと言ったんや。
それにさっき、ポニョが二重スリットの観測問題の話をしたけれど、意思って光より速いスピードを持っているんや。と言うか、全てに充満していて、全ての空間を埋め尽くしているので、ポニョが今、ここで体験したことが、白鳥座の惑星の上に転がっている石も同じように体験しているんや。逆に、地球の反対側のパレスティナ人の子供がイスラエル兵に虐待されている体験は、同時にポニョの霊体も体験しているんや。サット、チット、アーナンダつまり、純粋意識(サット)が全てに充満し(チット)、至福に浸っている(アーナンダ)のが神なんや。

ポニョ:という事は、意思って光より速いスピードで伝わるのではなく、この宇宙だけではなく、三界の世界全てが、全ての出来事を同時に体験する事なんか。だから光より速く伝わっているように見えるんやな。だからサイババさんは、世界で起きるどんな小さな出来事も知っておられるんやな。それって面白い。

ヨシオ:つまり光より速く意思の力がA地点からB地点に伝わるのではなく、A地点で起こった事を、三界の宇宙全てに同時に体験するんや。サイババさんは、「私の事を理解しようと全人類が総力をあげても理解出来ないだろう」と言われた事があるんや。
全知、全能、全在の神さんは、素粒子よりも小さなチットになって全宇宙に充満し、全宇宙よりも大きな姿で人々の前に現れているんや。
だから、俺たちが注意しなければいけない事は、人や生きとし生けるものを傷つける行為をしたり、心に浮かんだほんの少しのネガティヴな想念でさえ、霊界も含めた宇宙全体にマイナスの影響を与えるので、サイババさんがいつも言われているように、常に良いものを見て、良い事を思い、良い事をしなければいけないんや。
もちろん、さっき言ったようにパレスティナの子供達が虐待されたりして、世界では大変酷い状況が続いているけれど、サイババさんはそれらを全て御存知なんや。ある帰依者が、サイババさんに「あなたは、ここプッタパルティのアシュラムでダルシャンを与えたり、インタビューを与えたりして毎日を過ごしておられますが、世界ではどんな酷い事が起こっているのか御存知なんでしょうか?」と言うと、サイババさんは「私に、そういう事を一切告げなくても良いのです。私は世界で起こっている全ての事を知っています」と答えられたんや。
地球の女神さんの嘆きも、人が食するために罪なき生き物達に苦痛を与えて殺している事も、その一瞬一瞬の動物達の痛みや、その心の中の叫びでさえ全て御存知なんや。そして、全知、全能、全在の神さんは、それらの酷い状況を取り除くために、こうして人の姿を取って来られたんや。

ポニョ:でも、今は中休みを取られて、なかなか帰って来られないぜよ。もう気が変わられたのかな。ひょっとしたら地球の出来事には興味が無くなられたのかもしれないぜよ。サイババさんって子供みたいやから。
山脈を持ち上げるって事も、大空を歩くって事も、世界をダルマの世界に変えるって事も、全て、気が変わったので、プレマサイババの時にやりますなんて言って。

ヨシオ:もう少し忍耐強く待って下さいね。今言ったように、神は全てに充満して、過去、現在、未来の全てに渡って同時に存在しているから、神の化身が「将来こうなります」とか、「このようにします」と言われた事は全て実現するし、もう神さんの中の未来の世界では、とっくの昔に実現している事なんや。だからサイババさんの言葉は全て実現するし、全て真理なんや。
サイババさんは、その事を説明するのに、次のように言われた事がある。「私の手の指に花輪が掛かっていますね。そして今、この花輪の上の一部分だけが私の指の上に乗っていますよね。そこが現在です。君たちは、その現在の部分しか見れませんが、でも私には、花輪の指に接触していない部分、つまりそれは過去であり、未来であるわけですが、花輪全体を見る事ができるわけです。」と言われたんや。

ポニョ: 花輪全体を見れるのが神さんなんやな。つまり、純粋意識(サット)が全てに充満し(チット)、至福に浸っている(アーナンダ)のが神なんや。そういう事をサット分かれば、チットも解けなかった謎が、アーナンダ、そーなんだ、とすぐに分かるぜよ。

ヨシオ:そのアーナンダ、そーなんだのダジャレはもう聞き飽きた。

ポニョ:今、神は宇宙の全てに充満していると言ったけれど、最近、科学者もブラックマターという、人の目には見えない暗黒の物質で宇宙は満たされているって最近言い出しているぜよ。

ヨシオ:宇宙に充満しているのは、ブラックマターではなく、光り輝く、神聖な愛の意識なんや。人は、その神聖な霊的な光を肉体の目では見ることが出来ないだけなんや。実はこの宇宙は、その神聖な光で満たされているんや。何が暗黒物質や。自分たちには、その光が見えないだけやないか。

現代の科学者は数多くのことを成し遂げています。
しかし、科学者は人間の中に存在している神の力に気づくことができずにいます。
一例をあげましょう。
大地は一つです。
レモンの種を植えれば、その木になる実は酸っぱい味がします。
マンゴーの種を植え、その種から木が生えると、その実はとても甘い味がします。
ニームの種を植えれば、その木になる実は苦い味がします。
土壌は同じでも、違う木になる実はそれぞれ違う味がします。
それと同じように、人間は皆、同じ元素である水素、酸素、窒素、炭素でできていますが、個々人の心の性質や他の性質はさまざまです。
こうした無数の違いがある理由は何でしょう?
こういった遺伝上の違いの背後にある力とは何なのでしょう?
科学者はそれをどう説明するのでしょうか?
もしこうした大きな違いが存在する理由を理解できれば、科学者は知識における完全性に到達することでしょう。
神の力の大きさや域を測ることのできる者は誰もいない、というのが真実です。31/8/88

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