頑固爺の言いたい放題

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儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇

2017-04-16 17:47:55 | メモ帳

4月10日投稿の「日本人は国際感覚なんてゴミ箱に捨てろ!」に続いて、ケント・ギルバート氏(以下G氏)の論考「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」を取り上げる。

辞書によれば「儒教」はConfucianismとある。つまり、儒教とは「孔子(Confucius)の教え」である。私(頑固爺)は高校の漢文の授業で孔子の教義である論語を学び、「論語の基本的価値観は仁・義・礼・智・信」と理解した。だから、論語の思想を基本的価値観とする以上、中国人・韓国人は真っ当な考えを持つ人々であるはずだが、そうではない。したがって、本書のタイトルを見たときは、儒教を現代の中国人・韓国人に結びつけるのは的外れではないのか...と思ったが、読んでみるとそうではなかった。

G氏は「儒教は家族愛を最上位に置くが、それが行き過ぎて変質し、『公(おおやけ)』よりも『私』を重んじるようになって、自己中心主義になった」と説明する。中華思想はこの延長線上にあるということだろう。それならば、儒教を「…の悲劇」と否定的にとらえることに論理性がある。

【中華思想】

多くの論者が述べていることだが、G氏の論旨の根幹となっている点を整理しておく。

(1)漢民族は、自分たちを周辺国より絶対優位にある民族と位置づけ、周辺国は文明化していない野蛮人ときめつける。そして、世界のすべては中国皇帝のものと考える。

(2)朝鮮民族は中国皇帝に服従し、中華思想と儒教を丸ごと取り入れることで小中華となり、他の周辺国よりは優位にあると考える。だから、日本が過去に韓国を支配したことを許せない。そして、日本が韓国よりも経済的・文化的に上であることに我慢できない。したがって、ことあるごとに日本を貶めようとする。

 G氏は上記(1)(2)に該当する事案を延々と説明するが、そのいくつかを簡単に述べる。

【(1)中国の場合】

中国(人)は、自己中心で傲慢な言動は、それで当然だと認識している。その結果として:

●自分の非を認めず、相手に責任があると強弁する(これは韓国も同じ)。

●面子(メンツ)を重んじるから、都合が悪い歴史を隠蔽する(文化大革命)。

●相手を貶めるために歴史を捏造する(南京大虐殺)。

●南シナ海は中国の支配下と主張する。尖閣諸島はもちろん、沖縄さえもわが物にする野心を隠さない。

 

 【(2)韓国の場合】

日本を見下したい願いと妬み、恨みが入り混じる。その結果として:

●米国議会における安倍首相の演説を阻止しようとしたが、果たさなかった。

2020年の東京オリンピック開催を妨害したが、果たさなかった。

●朴槿恵元大統領は世界各国も要人とメディアに日本の悪口を言いふらした。

●日本の伝統文化を韓国オリジナルと主張する(歌舞伎、茶道、折り紙、寿司、)

 

【読後感】

中国(人)・韓国(人)の行動原理を儒教に求めた点はユニークだと評価する。

中韓の理不尽ぶりをこれでもか、これでもかと並べられるとゲンナリして、両国とはできるだけ距離を置くことが最善の策のように思えてくる。一方、日本の外交の性善説に立脚するお人好しぶりが、腹立たしく情けなく感じられる。

蛇足だが、韓国は慰安婦問題合意を破棄するというが、それは結局日本を謝らせることで自分が優位に立ちたいということだと思う。つまり、韓国の要求はとどまることなく、永遠に続くと理解する。