りりあんのめーぷるしろっぷ

季節感あふれる身辺雑記。

あわわわ・・・の幕開け

2014-01-02 | Weblog
新年早々、あせあせ・・・です。
昨年を振り返らないうちに、新年が幕を開けてしまいました。
元旦は、年末に買っておいた年越しのワイン――今年もイタリアのワイン「ロミオとジュリエット」――を
少しばかり飲んだあと、明かりはつけっ放し、PCも開いたままで爆睡。
なんだかなぁ、で4時過ぎに目覚めて、つらつらと思ったことから書いてみます。

元旦の昼間はSWITCHインタビューの再放送を見て、
藤原竜也という人は演劇と出会ってから、真摯に自分と向き合いながら歩んできたんだなあと
つくづく思いました。そこは見事なまでに「ぶれ」がない。
番組の最後、「今の仕事についていなかったら?」の質問に、
いつもどおり、地元で云々と、これもぶれない答えのあとに
この世界に入ってよかった・・・と不図もらした言葉が耳に残りました。
地元で建築関係の仕事をして、仕事帰りにホルモン焼き屋で飲む。
早くに結婚して、子供も3、4人いて・・・たぶん、
それはそれで幸せな人生だったのだろうけれど、
その人生では見られなかったであろう景色、
表現を仕事にしているからこそ見られる景色、
ごく一部の人にしか見ることができない景色があるんでしょうね。

番組終了後、うとうとしながら、フラメンコダンサーの長嶺さんが
福島の母校の後輩にダンスを教える様子を見ていて、
最後に彼女が子供たちを外に誘い、空に向かって自分たちの思いを表現しようと呼びかけられたこと、
その後の番組では染色家の志村ふくみさん(お名前は後で調べました)の
縦糸は地上、横糸は天上に見立てて織る・・・と語られた言葉が印象に残りました。

踊りや演劇を含む芸能という表現する行為は神に捧げるものとして
始まったことを思うと、人は表現することや創造することを介して、
天上(神)に近づくことをめざし、自分を高めることを追及してきたのではないか・・・
そして、高みに舞い上がることができた人ほど、
挫折し、地に堕ちたときの落差は大きく、そのぶん苦悩も大きいだろう。
そこからまた立ち上がり、這い上がることができるかどうかは、
やはり心の強さに懸っているのか・・・。

私は基本的にプレッシャーに弱くて、へたれなので、
極度の緊張を強いられる状況でも自分に打ち克ち、結果を出している人のことはひたすら感心し、尊敬します。
昨年のシンガポール公演、大成功のうちに終えられたようで、よかったです。
(暮れにフィギュアスケート選手たちの熾烈な戦いを見ていても、同じようなことを感じました。)

去年、完成度の高いムサシ、一段と深みをましたムサシを観られたのは幸せでした。
再再演かぁ・・・と正直あまり期待していなかったのですが、今は長崎公演がとっても楽しみです。
ムサシは私にとっては、いつでも戻っていきたいと思える舞台空間になっています。
振り返りたいこともいろいろあるのですが、そのうち気が向いたら2013年回顧するかもしれません。
今年公開の4本の映画の公開日も決まり、スケジュールが!と嬉しい悲鳴(笑)。
おまけにテレビの冠番組まで!! こちらは現在の視聴環境で観られるので、
放送が始まったら、ぼつぼつと報告できたらいいなと思っています。

御挨拶が遅くなってしまいましたし、昨年後半は更新もままならず、
懲りずにこのブログを訪問してくださっている皆様には申し訳ありませんでした。
今年は心をいれかえて・・・と言いたいところですが、どうなりますか。
ともかく、このブログを始めたときの趣旨をつらぬき、
今後もぼちぼち細々と続けていこうと思っていますので、よろしくお願いします。